四歩目『ゆめの月』
私は少しも
やさしい性格ではないのだけれど
いつものスーパーまで歩く最中
ベンチに友達同士
腰掛けるお姉様方や
お年寄りに付き添う
その家族や
小さな子供を抱っこして
通り過ぎる電車を見せる
若いパパなんかを
何気なく見ていると
あたたかい気持ちを
感じてくる
そんな時にふと
昼間の空の
見えない月を思い出すよ
私も少し
あなたのように
やさしくなれたかな。
Fin.
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