第3話、癒しを求める。

朝起きて、


昨日と同様に、スクランブルエッグにウィンナーを作って食べた。


そして、今日のやることを朝ご飯を食べながら考えてみた。




色々と考えた末結論、


今日は、昨日の疲れを癒すために少し歩いたり電車に乗ってどこかに出かけようと考えた。




まず、始めに、秋葉原へ行って自分の推しの水瀬天香ちゃんのグッズを必ず見に行き、


色々なストリーマーの人のグッズやvtuber系やアニメのグッズなどを見て、


今後の自分のための一つのアイディアとしての勉強をするということにした。


本当は純粋にグッズを見に行きたいという理由だった。




その次に、スターバックスコーヒー アトレ秋葉原1店に入店し、


今日の成果の確認や今後の活動の方針を考えたりしながら昼食を摂る。




そして、ゆっくり昼食を摂ったら秋葉原駅へ行き、


JR総武線に乗り、代々木駅でJR山手線に乗り換えて、


渋谷駅へと向かい、渋谷のTUTAYAに行き、今後のために起業についての本を買い、


ついでに、漫画からラノベの本を見て、家に帰ろうと計画を立てた。




そして、秋葉原へ出かける準備をし始め、


身支度を整え、大学の時から使っている小さいショルダーバッグに


財布や、家の鍵、お茶や、モバイルバッテリーを持って、


朝10時の新宿駅へと向かった。




新宿駅の改札前で立ち止まりデビットカードでSuicaに2,000円ほどチャージして


改札にタッチして改札を通った。




総武線の13番線のホームに行き、5分ほど電車を待ち、


もう通勤ラッシュは過ぎていて平日なので


すっかり東京の電車とは思えないほど空いていて、


座席にも座れた。


JR総武線に20分ほど電車に揺られながら


スマホで秋葉原の行きたいお店などを調べて気づいた時には秋葉原に着いていた。




Suicaでタッチをして改札を出て、


秋葉原に着いてまず初めに駅の名前が書かれた看板を背景に


スマホのカメラの前に手を出してグッジョブとやっているのを一枚写真を撮り


Twitterで


(秋葉原なう。)


とツイートした。




すると視聴者たちが


(私も行きたい!)


(一緒に巡りたい!)


(羨ましい限りです!)


(ぜひ楽しんでね!)




といったコメントが寄せられ、


補足で自分のツイートのリプ欄に


(なにかいいものがあったら報告します!)


と書き込み、秋葉原を巡り始めた。




まずは、色々な店を巡り、アニメやvtuber系のグッズを片っ端から見ていき


推しの水瀬天香ちゃんのグッズを探している矢先




普段配信で、そこそこの視聴者が来ていてるのだが、いつもサングラスと黒マスクなので


身バレはしていないと思うので、普段の配信の時と似た感じの服装で来てしまった。




たぶん大丈夫だと思ったのだが、




たまたま同じ店にいた小太りの髪がぼさぼさで小汚いチェックのシャツをズボンにインしている


オタクの二人組の男たちが話しているのを聞こえてきた。


その二人は、


「ねぇ、vtuberもいいけどこの人知っている?


最近YouTubeの配信で見ていたんだけど


なんかおもしろくはないんだけどなんか沼るんよなぁ。」


といいもう一人の方にスマホを傾けた。


「あ、知ってる!自称20億の借金ある人だろ?」


とこの言葉を聞いた時俺は、


「やばい身バレする」


と知ってくれている嬉しさより、身バレするという恐怖が勝ってしまった。




少し冷や汗を掻いてドキドキしていた。




まぁたぶん身バレしないだろうと思い普通に買い物の続きをしようとしているのだが


やっぱあの二人の会話が気になってしまう。




と少しあの二人の会話を耳を傾けていると


「なんだかんだこの人応援したくなるから見てみなよ!」


と最初にスマホを傾けて布教していた人が言っているのが聞こえてきた。




するともう一人の人が、


「まぁ配信のアーカイブ見てみるよ」


と言うの聞いた時嬉しくてたまらなかった。


喜んでいると気づいたときにはその二人の会話はvtuberの話で盛り上がっていた。




結局その二人はTwitterで自分が秋葉原にいることが知っているのか知らなかったのか


わからないまま、ほとぼりが過ぎ去った。




そして、再びアニメやvtuber、ストリーマーのグッズを見ていると、


目の前に物凄い光景が広がる


それは、自分の推しの水瀬天香ちゃんのアクリルスタンドや缶バッチ、キーホルダーやぬいぐるみといった各種のグッズがちょうど揃っていた。




どれも喉から手が出るほど欲しかったが、


まだYouTubeの収益化出来ていないニートである身なので平均的な大きさのアクリルスタンドを一個だけ買い満足した。




最後に水瀬天香ちゃんのカードが売られているカードショップだけ見に行こうと思い、


人生で初めてのカードショップに足を踏み入れた。




やはり、そこには水瀬天香ちゃんの最高に可愛い絵にサインの入ったカードが


置いてあり、値段が58,000円と表示されていた。




俺は、とてつもなく欲しかったが、収益化したら絶対買うんだという目標を立てて


カードショップを後にした。




そして来た道を戻り、予定にしていたスターバックスコーヒー アトレ秋葉原1店に入店した。


そこで自分の大好きなバニラクリームフラペチーノのグランデサイズとクッキー&クリームドーナツを一つ注文をした。作ってくれるのを待っている間に、一人用の座席を確保して席に着いて待っていた。




3分くらいが経ち自分の番号が呼ばれて商品を取りに行き席に着いた。


まず今回の昼食と天香ちゃんのアクリルスタンドの写真を撮って


(今日の昼食&天香ちゃん。)


とツイートして今日の成果の確認や今後の活動の方針を考えたりしながら昼食を摂る。


という予定通りにフラペチーノを飲みながらスマホにメモをし始めた。




(今日の成果→水瀬天香ちゃんのアクリルスタンド一つと天香ちゃんのカードの値段の確認。


そして、おそらくフォロワーが10万人以下でも人気であればグッズを置いてくれる。


今後の目標→配信以外にもラノベや漫画を描くのもあり、さらに曲を作るのもあり。みんなが見てくれるなら)


とスマホにメモをした。


メモも取っている最中に自分のツイートに対して、たくさんのいいねとリプをもらった。


(天香ちゃん好きなんですね!それに昼食美味そう!)


(いい趣味してますね!)


(これが飯テロかぁ。しかも天香ちゃん可愛い!)


(秋葉原散策した後のスタバは贅沢だなぁ~)


と言ったリプをもらった。


そのリプの中に一つ妙な返信があった。


(自分も秋葉原にいました!


今日、友達と二人で秋葉原に行ったんですけどその友達に布教しておきました!)


というものがあり、あの人かなと想像をしたのだが、


変に変身すると身バレするかもしれないのでいいねだけ返した。






今回の秋葉原の散策で自分は配信者のことをよく知る予定だったのだがそれらのグッズ以外にも


あまり人気のないラノベや漫画を描いている人の作品がたくさんあったのでこれらを描いてみたいという気持ちが芽生えてしまったので、それに関しては、帰ってから考えることにした。




そして、秋葉原の駅に向かいSuicaをタッチしてホームへと向かい再びJR総武線に乗り、


来た道を戻った。今回は自分のマンションのある新宿から一つ手前の代々木駅で降り、


JR山手線に乗り換えて、渋谷駅を目指した。




渋谷駅に着くとハチ公とスクランブル交差点の写真を撮り


再びTwitterに


(渋谷なう。)とツイートした。




そこでも、たくさんのリプがきたが、


後で確認をしようと思って一旦Twitterを閉じた。




TSUTAYAに入り、起業についての本を探し始めた。




そこには、某ホ〇エモン、D〇社長、令〇の虎などといった有名な人の本がたくさんあったが、


やはり自分には、起業には何が必要かを知る必要があるので


(初心者が学ぶ起業)という参考書的なものを買うことにした。




そして、買いたい本を買い、まだ、しばらく時間があるので、


ラノベや漫画のコーナーに足を踏み入れてみた。




そして、色々な本を立ち読みをしていた。


とてもおもしろい漫画があった。これで帰ろうかなと思っていたら気づいた時には


ラブコメを2冊買ってしまっていた。




「うわぁやってしまった。」


と20秒ほど絶望していた。


まぁ買ってしまったのは仕方ないので両親に申し訳なく思い、


もう再び無駄遣いをしないことを心に決めて、今日は帰路に着いた。




そして、家に着いてまず服を洗濯機に入れ、


秋葉原で買ったアクリルスタンドと渋谷で買ったラブコメを仕舞い、


今日秋葉原であまり人気のないラノベや漫画を描いている人の作品がたくさんあったことを


初めて知った。




もしかしたら自分もそれらを描いて人気になれば配信以外にもこの界隈からもひとが集まるし、


配信が見るのが好きな人が自分の作品を見てくれるのはいいことでは?と思った。




まず何から始めるべきかわからなかったのでGoogleで調べたそこには、


WEB小説を書いている人がいたり、


Twitterに一部を投稿して続きをまた投稿する人がいて様々な人がいることを知った。




まず、自分は絵が描けないので絵の練習をしつつ、配信をして、切り抜きやショート動画を作って


さらにWEB小説を書こうと思った。




自分の中である程度目標が決まったのでスーパーでから揚げやきんぴらごぼうなどのお惣菜を買い


それを食べた。いくら親が家賃を払ってくれたとはいえ、


そろそろ収益化しないといつかお金が底を尽きると感じた。そして、お風呂に入り、


悩みの種も消えずにゆっくり湯舟につかることなく


すぐに上がり、今日ツイートしたことのリプを見て、


癒しを経て寝た。今日一日ゆっくりできたような出来ていないようなよくわからないまま終わった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る