第6話
孫が生まれてからはもう大忙しであった
何にでも興味を示して触ろうとしたりしてた
大きくなってからと自我が生まれてきているのか恐怖心が出てきたのか結構わんわんとないといたりしていた
そしてそこのが喋れるようになった瞬間
「桜狐、どーこー、どーーーこーーー」
となぜか懐かれてしまった、まぁお世話してる時は子供の姿になっていた、その方が仲良くできると思ったからであって
まぁその結果がこれである
「桜狐、あーそーぼー、」
といつも言わらる
「私はお仕事してるから遊べないよ」
と言っても
「やーだー、あーそーぶーのー」
と駄々をこねたりしてくる
「はぁ仕方がないわね、お仕事終わって休憩中だったら遊んであげるから、それまで大人しくしてるのですよ」
と私が折れてしまう
「やったー、おとなしくしてまってる」
と椅子に座って足をぷらぷらさせながら待っていた
そしてしばらくして仕事が落ち終わったて坊やの所に向かって行くと
椅子の上でうとうとしていた
「おやおや、おねむなのかい、それだったらベットに行きましょうね」
と私は坊やをおんぶしていた
するとおぶっていた坊やが
「桜狐すきー、ずっと一緒にいるのー」
と寝言を言っていた
それを聞いて私は
「桜狐もそう思ってますよ、坊やの成長を1番身近でみているんだから、でもこの子が女の子連れてくるってなったら少しモヤモヤするわね」
と親心みたいな感じになって来ている
そして寝室に到着してベットに下ろすと
「うーん、うーん、」
とモゾモゾとし始めた
私は頭を撫でて寝息をたてるまで側にいた
そしてそこから数年がたち女の身体が弱り始めて来た
「そろそろ寿命かもしれないね、心残りがあるとしたらひ孫を見ることができないくらいかな」
と少し残念そうにしていた
「でも人間にしたらよく生きた方だよ思うけどね」
と私は言う90歳なのだから平均寿命を超えているだから
するとドアからノックが聞こえて来てドアが開いた
「おばーちゃん元気?」
と小学五年になった坊やがやって来た
「ああ、孫が来てくれて元気にならないわけないだろ」
ととても嬉しそうにしていた
そして次の言葉で私は絶望した
「あれ?桜狐は来てないの?会えると思ったんだけどね」
と言った
わたしはこの病室にいるがもう坊やには私が見えていないらしい
「あー、桜狐は今買い物に行ってもらってそのまま家に帰ってもらってるから今日はもう来ないよ」
と女が言うと
「そっかー残念」
ととても残念そうにしていた
そしてしばらく世間話をして帰って行った
「もうあの子は私のこと見えてなかった」
と私は呟いていた
「私の霊力が弱まって来てるからかもね、あの子がお前に認識してもらえる方法は一つだけある」
と女がいった
「どんな方法?私はまたあの子と楽しく過ごせるならなんだってする」
と言う
すると女は私の髪が入っているペンダントを見せた、
「これをこの子に渡すし、そして桜狐はこのペンダントでしばらく封印をする、そして次に会った時には桜狐お前はこの子の使い魔になるように登録してやるそれで良いか?」
と言われた
私は迷いなんてなかった
「ああ、頼む」
と言うとその女はにっこりしていた
「ってことはお前とそうしていられるのも今日で最後か、本当に世話になったな」
といった
「それはこちらもだ、やんちゃしていた私だが楽しい思い出がいっぱいできたありがとう主」
と最後の挨拶をし私は長い眠りについた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます