王国の転生者
僕の名前はクルス・ウィン・ヴァーロット。
前世では
前世の俺は29歳の彼女無しのグレーな会社のサラリーマンで、たまに会社に寝泊まりしていた。働いて、食って、寝る。そんでたまにビールを飲む。それだけだった。
仕事で共同作業をした時を境に会社に新しく入ってきた新人とよく会社の愚痴とかを話すようになった。誰かと一緒に作業をして、楽しく話ができる。だが、気づいた時には、彼女は居なかった。どこか別の会社に行ったのか、と思った。退職するならそこそこ中も良かったし声をかけてくれてもいいんじゃないかと思った。
翌日、テレビを点けたら彼女の名前がニュースで報道されていた。そして俺は彼女を追って自殺した。何も彼女が自殺した事だけが俺の心を壊したわけじゃない。今までの会社での生活すべてが俺を壊したんだ。
そんで気づいたら異世界で第一王子に転生していた。この世界でおれは勝ち組。俺の命令に従順なメイドや執事、おいしい食事、ちょっと勉強すればあとはほぼ自由時間。
夢にまで見た自由な生活だ。国王である父は少し厳しいが、所々で俺を大事に思っているのが感じられる、良い親だ。
そんな生まれた瞬間から勝ち組の俺はせっかく異世界に来たという事で、魔法や剣術も習ってみた。もともと王族は習わなければいけない決まりだが、俺の要望により四歳のころから魔法の勉強をしていた。六歳になると剣術の訓練をするようになった。三歳のころから大人と同じように話せる俺は神童と呼ばれた。前世ではこんなにもてはやされた事は無いので、最初はリアクションに困ったが今はもう慣れた。
十歳になった俺は既に基本四属性(土・水・火・風)に加え氷と無属性魔法を少し使えるようになり、三級魔術師になった。だが、剣術はさすがに子供の体では大人には勝てなかった。まぁ、技術的にはそこら変にいる一般的な兵士と変わらないって騎士団長に言われたし良いだろう。前は兵士達と一緒に魔物の討伐に行った。確かD級モンスターを三匹くらい倒しに行った。D級モンスターの強さは一般人の成人男性二十人が剣を持って、ぎりぎり倒せるくらいらしい。めちゃくちゃ危ねぇじゃねぇか!と思ったが兵士たちに王子様なら大丈夫ですよと言われた。ちなみに魔物を殺すと体の中に何かが入ってくる感じがした。
この世界にステータスは存在しないらしぃが、レベルアップ的な概念はあるのかもしれない。
こんな感じで順風満帆な人生を送っていたのだが、二年前に起こった怪魔海氷の大寒波の影響を受けた北側諸国の援助に援助をするらしい。具体的に何をするかは分からないがとりあえず俺は北側諸国に行き何もせずにいるだけでいいらしい。
ちなみにこの任務が終わったら以前から欲しいと願っていた、治癒魔術の講師をつけてもらう予定だ。北側諸国に行くのは初めてなので、実はちょっと興奮している。
楽しみだ。
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最近小説を書き始めた新米なもので文章の入れ間違いをしてしまいした。ごめんなさい。すぐに直しました。初心者なので温かい目で見守ってくれるとうれしいです!
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