#91 頑張ったわたもちママ、人気者椎菜
「なんと言うか……ごめんね?」
「ううん、いいの……なんだかんだで、楽しかったから」
配信が終わった後、僕はどこか遠い目をしていました。
「いやあの、椎菜ちゃん? すっごくその……遠い目をしてるよ? 透き通ってるよ? 透けるような笑みだよ? 大丈夫? 本当に?」
「……大丈夫です……うん、大丈夫……」
「そ、そっか。あ、そろそろ時間だし、帰るよね?」
「うん……」
あの戦いは、すごかったです……思わず僕が、殺す、なんて言葉を使ってしまうほどに……それと、自分でもびっくりするくらいの殺意が湧いてきたことに。
僕はなんであんなことに……。
「いやもう、本当にごめんね」
「あ、ううん、いいのいいの。楽しかったのは事実だから! それに、寧々お姉ちゃんと配信出来てよかったよっ!」
「椎菜ちゃんっ……! うぅ、椎菜ちゃんがいい娘過ぎて泣きそうっ!」
「あはは、大袈裟だよ。……それじゃあ、僕はそろそろ帰るね!」
「うん! あ、クッキーありがとうね! ありがたく、いただきます!」
「感想を訊かせてくれると嬉しいかな!」
「もちろん! じゃあ、またね!」
「また!」
お話もそこそこに、僕はお家に帰りました。
◇
翌日。
昨日お家に帰ると、お姉ちゃんがすごいことになっていたけど、なんとか元に戻しました。
それからは、なんてことない一日を過ごしていたんだけど、次の日のお昼頃、不意に事務所の方から電話がかかってきました。
「もしもし?」
『あ、桜木さんですか? 廿楽です。今お時間よろしいですか?』
「大丈夫ですけど、何か問題が起こったんですか?」
『いえいえ! むしろ逆です逆!』
「ふぇ? 逆?」
『はい! 実は昨日の配信が大きな反響を見せていまして』
「あ、あれが、ですか……?」
『あれが、です!』
「ちなみに、どんな感じで……?」
あの配信、そんなに反響があったの……?
普段の僕が言わないようなことをいっぱい言ったのに、そんなに反響があったの……? え? なんで?
どういう感じで反響があったのかな……?
ちょっと怖い……。いいことではあるみたいだけど……。
『簡単に言えば……昨日の黒い神薙みたまが物凄い受けてます』
「黒い……? え、僕、普通に白いと思うんですけど……」
『あ、いえ、外見ではなく、性格とか口調とか、そう言う方向です』
「黒いってそう言う……でも、どうして?」
『それがですね? 昨日のこと……じゃないですね。実は少し前にあの口調や性格に合わせたデザインをわたもちさんがこちらに送ってくれまして』
「ふぇ!? え、あれ!? 昨日のことですよね!? 早くないですか!?」
『いやー、さすがわたもちさんですよねぇ。私、あそこまでの速筆を見たことがないです』
「それはそうですよ!?」
むしろ、昨日の今日でなんでそんなことができるのか不思議だよ!?
『で、これなんですが、あまりにも完成度が高すぎたので、私たち運営スタッフは考えました』
「一体何を……?」
『そうだ。これを、みたまちゃんオルタとして本格的に配信で使おう。と』
「なんでですか!?」
『ちなみに、既にLive2Dに加工してくれる人には依頼済みで、明日には完成するそうです』
「早すぎません!? あれって、もっと時間がかかるんじゃないんですか!?」
少なくとも、もっとかかるよね!? 一日そこらでどうにかなるようなものじゃなかった気がするよ!?
『どうやら、あまりにも魅力的過ぎて、やりたくなったとか。なので、明後日のハロウィン配信では、是非とも神薙みたまオルタで配信してくださいね! あと、できればあの時の話し方でお願いします!』
「ふぇ!? あ、で、でも、あの時は僕でもよくわかってないんですけど!?」
『大丈夫です! 桜木さんならできます! データは完成次第、桜木さんの方にお送りしますので、よろしくお願いいたします! それでは!』
「え!? あ、あの、廿楽さん!? ……切れちゃった」
え、えー……どうしよう。
なんだかよくわからない内に、すごいことになっちゃったよぉ……。
というより……。
「神薙みたまオルタって何……?」
僕にはよくわからないよ……。
◇
と、そんなことが日曜日にあって、翌朝の月曜日にはメールで送られてきていました。
動作確認は夜にやるつもりだけど……らいばーほーむのことだから、かなり完成度が高いんだろうなぁ……なんて。
ともあれ、それらは一旦後回しにして、今日からみまちゃんは小学校に通うことに。
「みまちゃん、途中までは一緒に行こうね」
「うんっ!」
みまちゃんはまだ転校したばかりということもあって、登校班が決まっていません。
なので、決まるまでの間は、僕と一緒に小学校へ登校することになりました。
まあ、方向は同じだし、姫月学園の通学路の途中にあるからね。
あと……やっぱり心配なので、安心できるまではこうしていたい、っていうのも本音だったりします。みまちゃん可愛いからね。
そんなみまちゃんは、可愛らしい狐さんのイラストがプリントされたシャツと、膝丈くらいのスカートを穿いた、どこにでもいる女の子、みたいな恰好をしています。
すごく可愛い。
ただやっぱり、白い髪と蒼い瞳はかなり目立つけど。
「じゃあ、行ってきます」
「いってきますっ」
「いってらっしゃい、二人とも。車や誘拐犯には気を付けてね?」
「車はわかるけど、誘拐犯!? さすがに朝からはないと思うよ!?」
さすがに、朝からはないと思うし……。
「あ、椎菜ちゃんにみまちゃん! あ、もう時間だよね。って、何か話してたの?」
「えっと、お母さんが車と誘拐犯に気を付けてって言って来たので……」
「なーんだ、そんなことか。お母さん、誘拐犯なら、少なくとも私が事前に叩き潰してるから大丈夫だよ?」
「あら、そうなの? じゃあ安心ね」
「待って!? 今、すごいことを言わなかった!? え、叩き潰したって何!」
「え? 何って……私、椎菜ちゃんに邪な視線とか感情を向けてる人を見つけ次第、処す――こほんっ! O☆HA☆NA☆SHI☆ してたから。だから、この辺りはそんな人いないから安心てね!」
「いろんな意味で安心できないよ!? え、お姉ちゃんそんなことしてたの!?」
ある意味不安だよ!? すごく物騒なことをしていたお姉ちゃんが不安だよ!?
「まあいいじゃない。不安が取り除けたわけだし?」
「……その不安を取りのぞいたお姉ちゃんのことが心配だよ、僕……」
こう、復讐されないかなぁ、みたいな。
何をしたのかはわからないけど、なんと言うか……変に恨みを買ってないかなぁとか……。
「まあまあ、心配しなくてもいいじゃない。安心なのはいいことじゃない?」
「それはそうだけど……」
お姉ちゃんはよくわからないよぉ……。
「あ、そうだった。椎菜、一昨日渡しそびれてたんだけど……はいこれ」
「雑誌? ……あっ」
そう言えば雑誌を送ってくれるって言ってたっけ……え、もしかしてもう発売されてる!?
「ポストに椎菜宛に入っていたんだけど、何々? 女の子になって、女の子のお洒落に目覚めちゃった?」
「あっ、い、いや、これはその…………」
にまにまとした表情と一緒に、生暖かい目で僕を見てくるお母さんに、僕はどういえばいいのか言いよどむ。
というかこれ、どう見ても僕が栞お姉ちゃんと一緒にやったモデルの撮影だよね?
雑誌が出るの、早くない……?
「おかーさん、どーしたの?」
「あ、う、ううんっ! なんでもないよっ! 学校、行こっか!」
「うんっ!」
「じゃ、じゃあ、僕は行って来るね!」
「あっ、椎菜!? もう……ところで愛菜、あの雑誌、どういうことかわかる?」
「椎菜ちゃんがモデルしたから送られてきた奴じゃない? くっ、私まだ見てないのにっ……!」
「へぇ~……って、今なんて言った!?」
◇
逃げるように僕はお家を出てみまちゃんと一緒に登校。
ランドセルをしょったみまちゃんはこう、どこからどう見ても小学生だし、何より手を繋ぎながら嬉しそうににこにこと笑みを浮かべているのがとても可愛いです。
あと、ちょうど登校時間に被っているので、美月小学校の生徒さんともよくすれ違います。
ただ、登校班じゃなくて、高校生(見えないとは思うけどね……)の僕と一緒に登校している姿が不思議に映るようで、ちらちらと視線を貰っていました。
けど、みまちゃんは学校に通えることが嬉しいみたいで、その視線に気づいていないみたいだけど。
「みまちゃん、ご機嫌だね?」
「たのしみ、だから」
「お友達が出来たんだもんね」
「うんっ、はやく、あいたい」
微笑ましい……。
こうして無邪気な姿を見ると、本当に神様なのか疑っちゃうよね。
本物の神様に会ったことはないけど、色々と不思議なことはあったから、なんとなく信じてるしね。
それに、僕のことをすっごく慕ってくれてるんだもん。神様でも、神様じゃなくても、愛せると言うものです。
みまちゃんはどういう大人になるのか、ちょっと楽しみだなぁ。
……でも、恋人が出来たらどうしよう? 僕、正気でいられるかな?
少なくとも、性格がいいことは前提……あとは、みまちゃんをちゃんと守ってあげられるような人がいいなぁ。
守れる人のイメージとしては、お姉ちゃんみたいな……。
「あ、みまちゃんだー!」
と、僕が未来のことをあれこれ考えていると、不意にみまちゃんの名前を呼ぶ声が聞こえてきました。
「ゆなちゃん」
「みまちゃん、きょーからだよね! よろしくっ!」
「うんっ、よろしく」
話しかけてきたのは、笑顔が可愛らしい明るい茶髪の女の子でした。
この子がみまちゃんが言ってたお友達かな?
うんうん、既に仲が良さそうで何よりです。
「えーっと、みまちゃんのおねーさんですか?」
「んーん、おかーさん」
「え!?」
「あ、あはは、ちょっと色々あってね。えーっと、初めまして。桜木椎菜です。みまちゃんのお母さん、かな」
「そ、そーなんですね! え、えっと、わかいですね!」
若いって……いやまあ、若いけどね、高校生だし。
「あはは。とりあえず、ゆなちゃん、かな? みまちゃんのこと、よろしくね? 知らないこともいっぱいあるし、まだまだ慣れてないと思うから、助けてあげて欲しいの」
「はいっ! まかせてください!」
ゆなちゃんはびしっ! と敬礼みたいなことをしながら、任せてほしいと言ってくれました。
うんうん、いい子そうで何よりです。
みまちゃんには是非とも、いっぱいのお友達を作ってほしいからね。
「っと、そろそろ学校が見えて来たね。それじゃあみまちゃん、僕は学校に行くからね。お勉強頑張って、あとは目いっぱい楽しんできてね?」
「うんっ! おかーさんもいってらっしゃいっ」
「はい、いってきます。それじゃあ、ゆなちゃん、みまちゃんのこと、よろしくね?」
「はい!」
小さく笑ってから、僕はみまちゃんをゆなちゃんに任せて、学園へ向かいました。
◇
それから学園へ向かっていた僕だけど……。
「あ、あれ? なんだか視線が……」
学園へ近づくにつれて、視線がやたらと集まっていることに気付きました。
特に、女の人からが多いような……?
うーん? なんだろう?
別に悪意の籠った視線ってわけでもないし……。
それならいい、かな?
色々と気にはなりつつも、学園に到着した僕は上履きに履き替えて教室へ。
「おはよー」
と、挨拶をしながら教室に入ると、
「「「椎菜ちゃんっ!」」」
「ふゃあ!? な、なな、なに!?」
突然、クラスの女の子に詰め寄られて、変な声が出ちゃいました。
そんな僕を見てもお構いなしとばかりに、一人の子がとある雑誌を手に持って、それを僕の目の前に持って来ていました。
「これ! ねぇこれ、椎菜ちゃんだよね?!」
そこに映っていたのは、僕がモデルをした時の姿が映っていた雑誌でした。
「ふぇ? ……あっ! これ、もう発売してたの!?」
「やっぱり! 椎菜ちゃんいつからモデルさんになってたの!? 読モ? 読モってやつ!?」
「配信もしてるのに、モデルもやってるとか、すごすぎない!? 椎菜ちゃんマジすごい!」
「あとあと、こっちの一緒にいる人って、よく視たら修学旅行で私たちの案内をしてくれた従業員さんだよね!? 知り合いなの!?」
「リアルロリコンビの写真が尊過ぎてヤバいんですけど! もう尊い! 最高! というかこれ、ファッション誌だけど、普通に観賞用としてもレベルが高すぎぃ!」
「ふ、ふあっ! あ、あのあの、え、えっと……!」
一気に詰め寄られてまとめて話しかけられて、僕はあわあわする。
ど、どこから返せばいいの!?
と、僕が困っていると、
「おはよー!」
「おはよう」
麗奈ちゃんと柊君の二人が登校してきました。
「あっ! 柊君! 麗奈ちゃん! た、助けてっ!」
「どしたのー? って、おぉ!? 椎菜ちゃんが女の子に詰め寄られてる!? 高宮君! 出番だ!」
「どうしてそうなる!? というか、他の男子は何してるんだ……って、なんで全員血溜まりに沈んでるんだ!?」
え!? あ、ほんとだ!?
女の子が壁になってて見えなかったけど、よく見たら、みんなすごくいい顔で血溜まりに沈んでるよ!?
何があったの!?
「へ、へへ……や、やはり、ロリは、尊い、ぜ……」
「ロリは最高……」
「お前ら、それが遺言でいいのか……?」
「「「本望」」」
「……うちのクラスの男子は強いなー」
あぁっ! 柊君が遠い目を!?
「それで、みんなはどしたのー? あ、それって『C×C』? そっかー、そう言えばもう発売だよね。あたし、まだ見てないけど……って、え!?」
「気付いたか、麗奈ちー」
「え、こ、ここっ、これって、し、椎菜ちゃん!? なんで椎菜ちゃんが!? え、かわよっ!? あと、こっちの可愛い女の子は……修学旅行の従業員さん!? えぇ!? なにこの尊いページはぁ!? これがっ、ファッション誌で見れていい光景なの!?」
「麗奈ちゃん!?」
「……驚いたな。椎菜、いつからモデルにもなったんだ?」
「あっ、い、いや、その……そ、そこに映ってる人と東京にお出かけしていたら、その、スカウト? をされまして……それで、成り行きでちょっと……」
「スカウト!? そう言うのってリアルにあるんだ!」
「椎菜ちゃんすごい……!」
「まあ、椎菜さんクラスに可愛い娘をほっとく方がないわよね。むしろ、スカウトされて当然というか……けど、どうしてこんな大きい雑誌に? いくらスカウトでも、いきなり出る物なの?」
と、瑠璃ちゃんにそう訊かれた僕は苦笑いを浮かべながら事の経緯を説明。
「簡単に言えば、その、このページのファッションブランドの専属モデルさんが出られなくなっちゃったとかで……ギリギリまで人を探してたんだけど、見つからなくて当日になっちゃって、途方に暮れていた時に、僕とそこの女の人を見つけて、僕たちに、って言う感じで……」
「何その物語みたいな展開! さすが椎菜ちー……!」
「あ、あははは……」
今思い返してみても、すっごい偶然だったけどね……。
まあ、大森さんの方が偶然としてのレベルが高かったと思うけど。
だって、たまたま理想に合う人を二人もみつけられたと思ったら、その二人がVTuberをしていたわけだからね……。
「大人気VTuberってだけでも驚きなのに、モデルもやるって……椎菜ちゃんってこう、すごいよね? いつか、それ以外の芸能活動もし始めそう」
「さ、さすがにしないと思うけど……」
「でも椎菜さんって、身体能力がすごく高いし、何かと適正高そうよね?」
「わかる。それに、配信でも思ったけど、椎菜ちゃんって演技も結構上手だし……あれ? 実は椎菜ちゃんって、女優もできるのでは?」
「ふぇ!? さ、さすがに無理だと思うよ!? ぼ、僕より可愛い人や綺麗な人だっているとおも――」
「「「それはない」」」
「ふぇぇぇ!? なんで!? というか今、柊君も混じってなかった!?」
すごく息ぴったりに否定されたけど、その声の中に柊君の物もあって驚く。
「……正直、椎菜はおかしいくらいに可愛いからな」
「おかしい!?」
なんだかすごく酷いことを言われた気がするんだけど!?
あれ、僕っておかしいの!?
「あー、わかる。TS病で女の子になったのもそうだけど、実際問題、男の娘時代からやたら可愛かったし」
「去年のナース服は最高でした」
「今でもスマホの背景にしてる」
「あれはねー、可愛すぎたよね……って、ちょっと待って? 今おかしな人がいなかった?」
「というか、椎菜ちゃんの可愛い所って、その容姿もそうだけど、一番は性格だよね」
「「「わかる」」」
「ふぇ!?」
性格!?
「まー、椎菜ちゃんってこう、愛嬌がありまくる性格してるし……」
「純粋っ娘だし」
「むしろ、天然で可愛いし」
「笑顔が一番可愛いし」
「あと、リアクションがいちいち可愛い」
「というか、実は恥ずかしがり屋で世話焼きな所もすごく可愛い」
「「「わかる~」」」
「あの、なんでそんなに共感してるの……?」
共感するのはいいことだとは思うんだけど、その中心にいるのが僕なのはなんと言うか……恥ずかしいんだけど……。
「あ、可愛いと言えば。昨日の椎菜ちゃんの配信、すごかったよ?」
「あぅっ!」
「普段の椎菜ちゃんからは100%出ないであろうあのセリフの数々……なんかもう、新しい扉を開きそうだった」
「あんた、メスガキセリフで既に開いてなかった?」
「それはそれ」
「まあでも、何をやっても可愛いは本当にすごい才能だよね。なんかもう、なるべくしてなった、みたいな感じが強い」
「あぅぅ~~……一昨日のことはその、今思うとちょっと後悔してて……」
だって、あんな暴言を吐くんだよ……?
人としてどうかと思うし、普段絶対に言わないようにしてるのに……。
けど、明日の配信ではやらなくちゃいけないわけで……うぅ、明日は四人で配信するのに、大丈夫かなぁ……。
「いやいや、普段じゃ見られない姿が見れて大満足ってもんです! 最高でしたッ!」
「うんうん、自信もって! というか、もっと見たい」
「そう言えば、トワッターや掲示板でも、あの姿をもっと見たいなんて言ってる人が多かったわね」
「そ、そうなの!?」
「うん」
「どこがいいんだろう……?」
僕はよくわからないです……。
でも、そっか……求められてるんだ……一昨日のあれ。
うぅ……それなら頑張らないと、だよね……。
なんて、そんなことを思いながら朝の時間は過ぎていきました。
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しれっと、みまの彼氏になるなら、愛菜レベルの戦闘力が必要とか考えてる子煩悩な高校生(母)です。
尚、椎菜的には、「お姉ちゃんは強いけど、それでも銃を持った人とか、プロの格闘家の人には勝てないよね?」と思っていますが、あいつは妹(弟)への愛だけで、強くなったヤバイ人です。当然努力はした。あと、愛菜はまあ、ちょっと人としておかしいので、多分銃を持った人にも勝てる。あと、格闘家にも勝てる。椎菜の応援があった場合は完封。椎菜に危機が及びそうになった場合は……秒で半殺しにすると思います。
あと余談。多分次回で再度神側の話をやるんですが、現在神界はちょっとバタバタしています。理由はまあ……うん。天照大御神がちょっとやらかしてくれやがりまして。それと別件でやべぇよ!? このままじゃまずいぞ!? ってなってます。まあ、間違っても世界の危機、ってことにはならないですが、いろんな意味でとんでもないことにはなってる模様。
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