#70 お風呂、先輩兼友達の母親

 とりあえず、麗奈ちゃんに手を引かれて、一番端の方の椅子に座らされると、耳元で、


「……もう、たしかにお風呂には入って来たけど、上からは予想外だよ? あと、みたまちゃんモードで。何かあったの?」

「その……お外に出た後、この体になって屋根の上に登って……それで、お部屋に戻ろうとしたら、小さな白い狐さんがいて……なぜか僕の袖を咥えて引っ張って来て……それでやんわり振りほどいてからちょっとだけ追いかけっこになっちゃって、それで、その……温泉に落っこちちゃいました……」

「なるほどねぇ……いや、なんで狐? え? 本当に?」

「う、うん、屋根の上に白い狐さんがいて……」

「はぇ~、屋根のどの辺?」

「ふぇ? んっと…………そう言えば、僕たちのお部屋の近くだった気がする、かな?」


 思い返してみると、あの狐さん、僕たちが泊まっているお部屋の屋根付近だった気がするし……。

 そう言えば、狐さんは無事、なのかな……?


「へぇ~。でもここ、三階建てだよね? どうやって来たんだろう?」

「う、うーん、それはわからないけど……けど、不思議な狐さんだったなぁ……」

「そうなの?」

「うん……なんだろう、今思うと、甘えようとしてた……のかも?」

「ふーん? その姿だと動物の気持ちがわかるのかな?」

「あ、あはは、さすがにそれはない……と思う、けど……」

「煮え切らないねぇ」


 未だにこの状態って謎が多いから……。

 麗奈ちゃんの言う通り、本当にそう言う能力があるのかもしれないけど……。


「じゃ、椎菜ちゃん……じゃないね、えーっと、何て呼べばいい? さすがに、みたまちゃんはちょっと……」

「そう、だね……んーと……みこでいい、かな」

「みこちゃん? うん、了解! まあ、巫女さんみたいな服装だもんね」

「あ、あははは……」

「それじゃ、みこちゃん頭流してくよ~」

「うん」


 ざばぁ、と頭からお湯をかけられてから、麗奈ちゃんが頭を洗ってくれました。


「あ、椎菜ちゃん、耳の中に泡が入らないようにしてね?」

「そ、そうでしたっ! じゃあ、えと……ぺたんっ」


 ちょっとだけ迷ってから耳を手でぺたんと閉じました。


「可愛いっ……!」

「ふぇ?」

「あっ、な、なんでもないよぉ~~~?」

「そ、そう?」


 大丈夫ならいい、けど……。


「耳ペタンは可愛すぎない……?」

「くっ、鼻血がっ、鼻血が止まらないっ……!」

「ちょっ、あんたすごいよ!?」

「いやそういうあなたも」

「そっちだって」



 それから髪を洗い終えたら体を洗う。

 とはいっても、こっちは自分で、だけど……。

 麗奈ちゃんはやりたそうにしてたけど、さすがに体を同年代の女の子に洗ってもらうのは恥ずかしすぎるので……。


「ん、ん~……尻尾もちゃんと洗わないと……」


 変身した直後とは言っても、一応湯舟に浸かることになるわけで……って、そういえばこれって大丈夫なのかな!?

 動物の毛とかで汚れない? 大丈夫!?


「あ、みこちゃん、ここの温泉ってたまに動物が入りに来るみたいで、心配しなくてもいいみたいだよ?」

「そ、そうなの?」

「うん。昔からそうなんだって」

「そうなんだ……よかったぁ……」


 それなら安心です……。

 ……もしかしてあの狐さんって、温泉に入ろうとしてた、のかな?

 でも、それにしては温泉の方には行こうとしなかったし……うーん。


「……うん、尻尾も大丈夫……じゃ、じゃあ、僕はこの辺りで……」


 体や尻尾についた泡を綺麗に流して椅子から立ち上がると、僕は流れるような動きで温泉から上がろうとして……。


「おーっと、逃げようったってそうはいかないよ!」


 麗奈ちゃんに後ろから抱きしめられました。


「ふぇぇ~~~っ!? れ、れれれっ、麗奈ちゃん、む、むむっ、胸がぁっ……!」

「ふっふっふー! この程度どうってことありません! というか、みこちゃん相手なら全然大丈夫! あ、もしかして気持ちよくない?」

「ふぁ!? あぅ、あ、え、えと…………き、きもちいれふ……」

「おごうぅ!」

「麗奈ちゃん!?」

「へ、へへ、みこちゃんの破壊力はすさまじい、ね……」

「だ、大丈夫……?」

「大丈夫大丈夫……じゃ、麗奈お姉ちゃんと一緒にお風呂に入ろう!」

「ふぇ~~~ん!」


 後ろから抱きしめられたまま抱っこされて、そのまま温泉の方に連れていかれました……。

 でも、僕も心は男っ……だから目は閉じてますっ! 見ちゃいけませんっ……!


「よいしょ、っと……ふぃ~~~~~、あぁ、ここの温泉、すごく気もちぃ~~~」

「はふぅ~~……」

「お、みこちゃん気持ちよさそうだね?」

「うん……ぽかぽかして、すごく気持ちぃ……」


 温泉に浸かると、頭の中が気持ちいいだけになりました。

 あったかくてぽかぽかで、疲れが溶けだしていくようです……。


「あ、麗奈だけずるーい! 抱っことか羨ましい!」

「ふふふー、羨ましいでしょー」

「ぐぬぬぅ……ねね、お名前はなんて言うの?」

「ふぁ!? あ、え、えと、み、みこ、です……」


 気持ちよかったのが一瞬で飛んで、目の前に裸の女の子が視界に映ってびっくりしたけど、すぐに目を閉じてみこと名乗りました。


「みこちゃんか! うん、いいお名前だね!」

「ねえねえ、その尻尾と耳はどうなってるの? 本物?」

「い、一応本物、です……」

「そうなんだ! ところで、どうしてぎゅって目を瞑ってるの?」

「だ、だってっ、あ、あの、す、すごくその、は、恥ずかしくて……それに、その、すごく申し訳なくてっ……!」


 それ以外に理由はないよぉっ……!

 あぅぅ、すごく気持ちがいいし、ずっと浸かっていたいけど、すごく上がりたいっ……!


「そうなの? でも女の子同士なんだし、ね?」

「ねぇ、麗奈、ちょっとだけみこちゃん貸してー! 抱っこしたーい!」

「私も私もー!」

「はいはい、順番ですよー」

「麗奈ちゃん!?」


 麗奈ちゃんに売られちゃったよぉ!?

 じたばたと暴れようとしてもむしろ可愛がられるだけで……。


「お、お~! 抱き心地がいい!」

「はぅぅ~~~……」

「あー、恥ずかしがってる~、かっわいい!」

「というか、本当におっきいんだね、お胸……羨ましい……」

「ちっちゃいのに大きいって言うアンバランスさが素晴らしいです! うん、眼福!」

「何言ってんのよ……」

「あぅぅ~~~~……」


 なんて色々と他の人たちの会話が弾みつつ、僕はたらい回しのように抱っこされ続けました……。

 恥ずかしいよぉ……罪悪感がすごいよぉ~~……なんでこんなに見られちゃうのぉ……?

 うぅ、TS病にならなければ、男湯だったのに……柊君と普通にお話してるだけだったのに……どうしてこんなことに……。


「あっと、そろそろ上がらないと。みこちゃんちっちゃいから多分のぼせちゃうかもだし」

「たしかに。むぅ、名残惜しいけどここまでかー」

「麗奈、ちゃんと拭いてあげてね」

「もちろん。じゃあ、行こ? みこちゃん」

「ぅん……」


 やっと、解放されるよぉ……。



 それから脱衣所に上がって来て、人のいない場所で麗奈ちゃんに体を拭いてもらってからさっき回収しておいた巫女服を『転神』と唱えることで身に付けます。


「本当に便利だね、それ」

「……そうだけど……うぅ、罪悪感がすごいよぉ……」

「まあまあ、そのうち慣れるから。ね?」

「慣れちゃいけない気がするんだけど……」

「気のせい気のせい。ほら、みこちゃんは先にお部屋に戻って、椎菜ちゃんの姿に戻らないと」

「あ、う、うん、そう、だね……じゃあ、先に戻ってるね?」

「はいはい。あ、バレないようにね?」

「うん」


 麗奈ちゃんに言われて僕は人目に付かないようにこそこそと隠れながらお部屋に戻りました。

 道中、柊君に見つかったけど、色々と察してくれたのか、苦笑いしながら一緒にいた男子のみんなの注意を引いてくれました。

 ありがとう、柊君……さっきは酷いこと言っちゃってごめんね……。

 そうこうしている内にお部屋に到着。


「はふぅ……解除解除……」


 お部屋に着いてほっと一息。

 組み紐を外して元の姿に。


「……そう言えば、温泉に落っこちちゃったのに、組み紐は取れなかったんだよね……?」


 やっぱり、謎のパワーか何かでくっついてるのかな、これ。


「……それにしても、逃げた時と同じ服ってちょっとまずい、よね? と、とりあえず、着替えよう……あ、浴衣がある。僕基本的に寝る時は着ないし……こっちの方が良さそう!」


 一応パジャマは持って来てるけど、浴衣の方が寝やすそう。

 というわけで、早速浴衣を身につけました。

 幸いにも、丁度いいサイズの浴衣があって助かりました。


「……胸はちょっと出ちゃってるけど……」


 うぅ、大きさなんていらないのに……。


「でも……うん、すっごく着やすい、かも」


 圧迫感もないし、むしろすごく過ごしやすいです。

 それに……。


「やっぱり下着がないと楽でいいねぇ……」


 なんて呟く。

 インターネットで調べたら、浴衣って下着を着ないのが普通らしいです。

 ちょっと恥ずかしいけど、うん、見えない……と思います。


 あ、さすがにパンツは穿いてます!


「んーと時間は……あ、もうすぐ栞お姉ちゃんとの約束の時間だ」


 ちらりと時計を見てみると、もうすぐ20時半になろうとしていました。

 鬼ごっこもそこそこしてたし、なんだかんだですごく抱っこされてたから……結構時間が経っていたみたいです。


「じゃあ、そろそろ行かないと」


 テーブルの上に、


『ちょっとお友達の所に行ってきます!』


 と書いてから僕はお部屋を出て、エントランスの方へ。

 エントランスではおしゃべりをしている人とか、だらーっとしている人とか、思い思いに過ごしている人がいて、その中に栞お姉ちゃんもいて、椅子に座って寛いでいました。


「あ、栞お姉ちゃん!」

「あぁ、来たか……って、椎菜さん、浴衣やん。なんや、パジャマは忘れたん?」

「ううん、ほら、僕着ないから!」


 ざわっ……!


「お、おう、そうか。あと、椎菜さん、そんなんはこないなところで言わへんほうがええと思うで?」

「ふぇ? 何か変だった? 僕お家だと着ないけど……」

「そ、そうか。……これはあれやなぁ。何を言うても無駄やな……まあ、ええか。なら、早速行こか。ほら、こっちやわぁ。向こうの喫茶店に美味しいものがあってな?」

「うん!」


 と、僕たちはさも喫茶店に行きますよー、みたいな感じでお話しているけど、これは事前に決めていた会話です。

 少なくとも生徒はいるからね。

 だから、変に疑われないように、喫茶店に行く風を装っています。

 そう言えば、どこで配信をするんだろう?


「……桜木、裸族なのか」

「……すげぇな、あれで裸族、なのか」

「……椎菜ちゃんと同室の三人大丈夫かな? 色んな意味で」

「……死んでそう」



「ここがうちの部屋や」

「旅館内にあるんだね?」

「ん~、まあ、一部居住スペースやからな」

「なるほど~」


 栞お姉ちゃんに連れてこられたお部屋に行くと、そこにはシンプルだけど、どこか上品さを感じる和室がありました。

 かなり綺麗だし、それに結構広い……。

 和室ってすごく落ち着くよね。

 なんでだろう?


「さて、配信の準備をしてしまおか」

「うん!」


 僕がご飯を食べたり、お風呂に入っている間に栞お姉ちゃんがお姉ちゃんに連絡してくれてたみたいで、何でも、


『何!? 椎菜ちゃんが配信を!? しかも、リリスちゃんとのゲリラコラボ!? くっ! し、知りたくなかったけどっ……だ、だがしかし! 椎菜ちゃんが私の力を必要としているのであれば! そんなことはしらーん! 3Dモデルと2D、両方送っとくぜ!』


 ってお話したみたい。

 お姉ちゃん……。


 と、二人で準備をしていると……


 コンコン


 と襖? がノックされました。


「失礼します」


 と、そう言って今日僕たちの前に現れた東雲さんが入ってきました。


「ん? お母さん? どうしたん?」

「いえいえ、今日は栞さんのお友達? 後輩さん? が来てるとか。折角ですので、お顔を見ておこうかと」

「そないな理由なん? まあええよ。この人がうちの後輩で、友達の桜木椎菜さんや」

「あ、えと、桜木椎菜ですっ! 栞お姉ちゃんとはすごく仲良くさせてもらってます!」

「これはご丁寧に。私はこちらの旅館の女将、そして栞さんの母親の、東雲菫と申します」


 すごく丁寧でふんわりとした物腰で挨拶をしてくる菫さん。

 身長はボクとほとんど変わらないけど……雰囲気とか物腰ですごく大人に見える……実際は大人なんだけど、やっぱりちっちゃいと実年齢とか低く見られちゃうし……。


「あらあらぁ、お姉ちゃん呼びなのですね。ふふ、良かったですね? 栞さん?」

「そうやなぁ」

「ところで、椎菜さんも栞さんと同じようにVTuberをやられているとか。どのような方なのですか?」

「ふぇ!? あ、え、えと、か、神薙みたまというキャラクターでやらせてもらってます」


 そう言えば、栞お姉ちゃんって家族の人にバレてるんだっけ。


「あらあら、あのとても愛らしい娘なのですね。ふふ、たしかに似合いますね。雰囲気とか、性格とか」

「そ、そう、ですか?」

「はい。今日は私共の『推し』と言うべき栞さんとみたまさんのコラボということで、楽しみにしているのですよ?」

「そ、そうなんですか?」

「はい」

「ふふふ! 今日は楽しみにしとってええよ!」

「そうですか。それは楽しみです」


 くすくすと袖で口元を隠しながら笑う菫さん。

 上品な人だなぁ……。


「さて、あまりお邪魔してもあれですので、私はそろそろ……」

「あっ! す、すみません、あの、一つだけ謝らないといけないことがありまして……」


 お部屋を出ようとした菫さんを引き留める。

 あのことを謝らないと……!


「謝罪、ですか? 一体何かありましたか?」

「椎菜さん、何したん?」

「あ、え、えと、実はその……色々あって旅館の屋根に登っちゃいまして……その、すみませんでしたっ!」

「え、っと……」


 バッ! と勢いよく頭を下げてか謝ると、菫さんはすごく困惑していました。


「んー、椎菜さん。一応事情、聴かせてくれん?」

「う、うん。実は――」


 と僕は二人にことの経緯をお話しました。

 お風呂が嫌で逃げていたこと、逃げるために変身して屋根の上に登っていたこと、白い狐さんに追いかけられてお風呂に落っこちちゃったこと、全部です。


「――というわけでして……」

「なるほど……椎菜さんはその『TS病』? というものが原因で、男性から女性に変わってしまっているのですね。……それでしたら納得です。二ヶ月ほどで慣れるかどうかは人に寄りはしますが、不可能でしょう。それに……ふふ、白い狐さん、ですか」

「ふぇ……?」

「あぁ、椎菜さんは知りませんよね。そうですね……この辺りには、白い狐が姿を見せた場所は商売繫盛する、と言われているのです。椎菜さんのお話が本当なら、私どもとしてはとても幸運なことです」

「そう、なんですか?」

「そうやなぁ。うちも聞いたことがあるんやけど、実例があるみたいやな」

「へ、へぇ~……」


 やっぱり京都って結構ファンタジー、なのかな……?

 う、うーん……。


「ともあれ、わかりました。こちらとしましては特に怒ったりはしません」

「え、ど、どうしてですか……?」

「そのような幸運を見つけてくれたこともありますが、事情が事情です。仕方ないでしょう。それに、栞さんの大事な後輩さんでお友達な椎菜さんですから。きっと心がとても清らかな方なのでしょう。現に、言わなければバレない物を正直に言ってくださいましたから」

「す、菫さん……」


 うぅ、すごく優しい人だよぉ……。


「ところで、変身、と言っていましたがそれは一体……?」

「あ、え、えと、その、すごく変なお話なんですけど……栞お姉ちゃん、菫さんに見せても問題はない、のかな?」

「んー、まあ大丈夫やなぁ。お母さん、一応言いふらさんと貰えると助かるんやけど」

「それはもちろんです」

「じゃ、じゃあ、その……『転神』!」


 事情説明には必要だと思ったから見せることに決めた僕は、一度栞お姉ちゃんに大丈夫かどうか判断してもらってから、変身姿を見せました。


「えっと、これがその、変身した姿でして……」

「あら……あらあらあらぁ~~~! とても可愛らしいですね! それに、神薙みたまさんの姿、ですか? あらあら、このようなことがあるのですね!」


 と、菫さんは無邪気な笑顔を見せると、どこか興奮したようにふんふんと僕をいろんな角度から見てきました。

 な、なんだか気恥ずかしい……。


「なるほど……本当に尻尾や耳が生えているのですね。……ふふ、いい物をみさせてもらいました。もう戻っていただいて大丈夫ですよ」

「あ、はい」


 すぐに満足したらしくて戻っていいと言われた僕は、組み紐を外して元の姿に。


「なるほど、その組み紐が媒体のようなものというわけですね?」

「は、はい。その、神様? から貰った物で……」

「あら、神様にお会いしたことが?」

「い、いえ、実際に会ってはいない、んですけど……お手紙と一緒にこれを貰いまして」

「あらあら。そうだったのですね」


 そう言いながら微笑む菫さんは、別に信じていないわけでもないように見えました。

 もっとこう、疑われるかなぁと思ったんだけど……。


「さて、それでは私はこれで失礼致します。お二人とも、頑張ってくださいね」

「もちろんや」

「はい!」

「それでは」


 そう言って、菫さんがお部屋から出て行きました。


「……すごく優しくて綺麗な人でした」

「まあ、お母さんは綺麗やからなぁ」

「あと、神様のお話、信じてもらえてた、の?」

「んー……まあ、お母さんはその辺は信じてんねん。小さい頃に神様に会うたことある、って言うとったんや」

「へぇ~! そうなんだ!」


 やっぱり神様っているのかも……!

 ……もしいたら、お礼は言いたい、かなぁ。

 これを貰ったこともそうだし、やっぱり小さい頃に遭難して助けてもらったのは、きっとあの神社の神様だと思うし……。


「さて、最後の準備、しよか」

「うん!」


 と、それよりも、今は配信の方に目を向けないとね!

 ……ちょっと恥ずかしいけど。


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 ケモロリが耳を手でぺたんってして髪を洗ってもらう光景って尊くない?

 というより、ケモロリがヒロインに甲斐甲斐しくお世話される光景とかすごくいいよね。

 なんて思っております。異論は認める。

 次回は配信回!

 あ、それから前話で登場した狐は、美月とは一切関係がないですが、今回の修学旅行のオチになる予定の存在ではあります。

 あの狐さんはなんなんでしょうねぇ……!

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