配信#15-1 久しぶりの雑談配信だよっ!:上
【《らいばーほーむ三期生》久しぶりの雑談配信だよっ!】
神薙みたま/Kannagi Mitama
チャンネル登録者105万人
715,913人が視聴中
#みたまの社 #らいばーほーむ
「みたまの民のみんなー、こんたま~~~っ!」
栞お姉ちゃんたちとお出かけしてから翌日の夜。
いつも通りに学園に登校して、いつも通りに授業を受けて、柊君たちと一緒に下校して、夜ご飯を食べた後、僕は久しぶりの配信を行っていました。
¥10,000
【こんたまぁ!】
【こんたま!】
¥2,000
【こんたまァ!】
【こんたま!】
【久しぶりのみたまちゃんだァっ……!】
【あぁっ、やっぱこの声よ……】
¥20,000
【100万人突破おめでとう! こちら、お祝い金です!】
「こんたまとスパチャありがとう! けど、いつも言ってるように、そんなに高額スパチャはしなくてもいいからね!?」
配信をするたびに高額のスパチャが来て、怖いんだよぉ~~~……。
もっと大事にしてほしいのに、こうなっちゃうし……あぅぅ。
¥50,000
【雪ふゆり:くっ、なぜ5万円までしか送れないのかッ……! 制限さえなければ、100万出しましたのにぃ~~~!】
¥50,000
【猫夜はつき:ふゆりさん、気持ちわかるけど、100万はやりすぎだぞ。あ、みたまちゃん100万人おめでとうだぞ!】
¥50,000
【深海いるか:ん、お祝い。けど、もっと投げたい】
【三期生……】
【はつきっちだけやんけ、まともなこと言ってるの!】
【※まともなことを言ってる人も限度額ぶん投げてます】
¥50,000
【デレーナ・ツァンストラ:お祝い金よ、みたまママ! あと、100万人おめでとうなんて、思ってないんだからねっ!】
¥50,000
【狼神いくま:おめでとー! やー、まさかこんなに早く100万達成するとは思わなかったっしょ。あと、久々にデレーナっちのみたまっちへのツンデレを見た気がする】
¥50,000
【詩与太暁:おめでとー。すごいねぇ、これで大物の仲間入りだねー! あ、これで好きな物でも食べるといいよー】
¥50,000
【御月美うさぎ:こ、こここれっ、お、お祝金ですぅっ~~~~! あ、あの、えと、せ、先週はありがとうございましたぁっ!】
【二期生も全員上限、だとっ……!?】
【ここまで上限額が続くと、なんかもう、見えて来るよね……】
¥50,000
【天空ひかり:みたまちゃん100万人おめでとうっ! いやぁ、これで姉妹揃って100万の大台だよ! やったね! これからは姉妹の時代だーーー!】
¥50,000
【春風たつな:さすがにそれはないと思うが……まったく。あぁ、これはお祝いだよ。受け取ってほしい】
¥50,000
【魔乃闇リリス:祝いじゃぞ、みたまよ! この金で美味いえんがわでも食うといいのじゃ!】
¥50,000
【宮剣刀:おう! 姉妹揃っておめでとうだぜ! 俺からもお祝い金だ! 美味いもんでも食ってくれ!】
【デスヨネー!】
【こっわ!? この事務所こっわ!? 全ライバーが上限額ぶん投げてるんだけど!?】
【金銭感覚が狂ってやがるっ……!】
「ひぅぅぅ!? そ、そんなに投げないでぇ!? あ、あの、すっごく大金なんだから、自分のことに使ってぇ~~~~っ!」
怖いよぉっ!
いくら知ってる人たちでも、その全員から5万円も投げられるのは怖いよぉ~~~~~っ!
というか、はつきおねぇたまやリリスおねぇたま、暁おにぃたまは大学生さんなんだよね!? どうしてポンって出せるの~~~~~!?
【なんというか、普通の配信者なら喜ぶはずなんだよなぁ、この状況】
¥10,000
【わかる。それでも心配してこんな反応するんだからマジで可愛い】
¥2,000
【さすがみたまちゃんだぜ】
¥25,000
【いやー、やっぱらいばーほーむには負けるねぇ】
¥30,000
【くっ、俺には家賃と同額までしか出せないんだッ……!(光熱費は別です)】
「ふあぁ!? だ、だから高額のスパチャはやめて~~~~~~~~!?」
¥10,000
【よっしゃお前ら祝い金を投げろ投げろ!】
¥11,000
【みたまちゃん俺の今月の小遣いを受け取ってくれェェェ!】
¥9,000
【もう少し余裕があればっ、もっと投げられたのにっ……!】
¥8,900
【ゲーム買おうと思ってたけど、みたまちゃんの可愛い姿が見れるのなら問題はねぇ! 俺はゲーム代をつぎ込むぜ!!】
「ひあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
配信が始まって早々、すごいことになりました……。
◇
「はぁっ、ふぅっ……や、やっと落ち着いたぁ……」
あれから視聴者さんたちが悪ノリをし始めちゃって、結果的にコメント欄が赤だらけになるという状況になっちゃいました……。
あぅぅ、このお金で視聴者さんたちが喜ぶようなことをしないと、申し訳ないよぉ~~~~……。
「と、とりあえず、あの、はい……まずは宣伝? をさせてもらいますね」
【メッチャ疲れとる】
【草】
【可愛いなぁ】
【初見だけど、マジですごく可愛い声してるぅ……】
【みたまちゃんはいいぞぉ……】
「えっと、みなさんも知っての通り、僕とお姉ちゃんの登録者数が100万人を超えたので、今週の金曜日の21時から、二人で記念配信をします!」
【おぉ! 姉妹コラボか!】
【あの時以来の姉妹コラボ……え、絶対やらかすじゃん、シスコンが】
【あれは伝説だからな……】
【おいお前ら、今のうちに覚悟しとけ! 絶対あのシスコンがやらかすから!】
【確かに】
【精神安定剤が手に入ればなぁ……】
【天空ひかり:そこまでするぅ!?】
「あ、あははは……」
お姉ちゃん、酷い言われよう……。
「え、えっと、と、とりあえず、そこで何をするのかは特に決まってないんだけど、是非見に来てくれると嬉しいなっ!」
【絶対見る】
【金曜の21時ってのがありがたいわー】
【俺も。その日夜勤仕事だけど、その時間帯バチクソ暇だから助かるー】
【翌日の部活とか知らん! 俺はみたまちゃんたちの配信を見るんだい!】
「そう言ってもらえると嬉しいです。……それから、これはわたしのチャンネル今後と言いますか、わたしのチャンネルで所謂看板と呼ばれる配信を今後はやっていくよっ!」
【ほほう! 看板!】
【まあ、みたまちゃんって雑談だけだもんね、今の所】
【ゲーム配信も一回だけだっけか】
【狼神いくま:んで、なにするんー?】
【雪ふゆり:気になりますぅ~】
「えへへ、えっと、全員コラボの時に、多分家事出張サービスみたいなことを話していたと思うんだけど、憶えてるかな?」
【え、あれマジなの!?】
【他のライバーたちの家に行ってみたまちゃんが家事するってあれ? やるん!?】
【うわぁ! すんごい面白そうなのに、同時に心配が出て来るなぁ!?】
「はい、あの時のことを今後は企画にしちゃおうかなって思います! あ、刀おにぃたまと暁おにぃたまも対象だよっ! もちろん、全部コラボ配信になっちゃうので、みなさんの了承が必要だけど……」
【春風たつな:いつでも大丈夫だよ】
【宮剣刀:お、マジかよ。俺もいいの? やー、みたまちゃんの料理、バグはともかくとして、味はメッチャ美味かったから嬉しいぜ!】
【魔乃闇リリス:ふぉぉ! 楽しみじゃのう! いやぁ、言ってみるものじゃな! 楽しみで仕方ないわい! 我もいつでもOKじゃぞ!】
【狼神いくま:マジー!? やー、うち生活能力が無いわけじゃないけど、得意なみたまっちにやってもらえるとか神過ぎない!?】
【詩与太暁:いやー、男性陣の僕たちも対象なのは大きいねー。まあ、みたまちゃん自身が元男の娘というのもあるわけだけど】
【御月美うさぎ:ふぁぁあっ! お、お世話!? お世話してもらえる、んですかぁっ!? ぜ、是非、是非お願いしますぅ~~~~!】
【デレーナ・ツァンストラ:み、みたまママがお世話を……!? え、ちょっと待って!? 普通に楽しみだわ!】
【猫夜はつき:いつでもいいぞ! またみたまちゃんの料理が食べたいので!】
【深海いるか:ん、いつでもウェルカム】
【雪ふゆり:ふぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~! な、なんと言う福音の如き企画ですかぁ~~~!? ぜ、絶対にお願いしますぅ~~~~!」
【天空ひかり:いやぁ、みんなテンション上がってるねぇ~】
【全員了承済みで草】
「ふあ!? え、えと、みんなOKということでいい、んだよね?」
【天空ひかり:どう見てもOKだよ☆】
「そ、そっか! それじゃあ、あの、ルーレットで決めるので、決まったらその人に連絡しますねっ!」
【雪ふゆり:天よ! 私に味方をぉぉぉ~~~!】
【春風たつな:ふゆり君……】
【狼神いくま:でもこれ、ルーレットで決まるってーことは、被る場合もあるんじゃないの?】
「あ、そこは大丈夫! ちゃんと当てた人はルーレットから除外していくので!」
【御月美うさぎ:それなら、安心です、ねっ! な、仲間外れに、さ、されませんし……】
【深海いるか:ん、さすがにみたまが仲間外れはない】
「もちろんです! ちゃんとみんなの所に行くからねっ!」
そう言うところはちゃんと平等にしないといけないもん。
それにしても、みさなん乗り気なのがちょっと嬉しいです……。
【……人によってはとんでもないことになりそうな予感】
【主に、ギャルゲー組かなぁ……】
【宮剣刀:さすがにそう言った類のもんは隠すぜ】
【詩与太暁:だねー。純粋なみたまちゃんに見せて殺されるとか、うん、ちょっと】
【狼神いくま:問題ナーシ!】
「あ、一応見られたくないものがあったらちゃんと隠してもらえると嬉しいです! それから、出張家事サービスなんだけど、コースを選んでもらうからね! Aコース、Bコース、Cコースがあります!」
【コースが用意されてて草】
【みたまちゃん結構ノリノリじゃね?w】
【可愛い】
【可愛い】
【猫夜はつき:ちなみに、中身はなになに?】
「ふふふー、Aコースは希望する時間帯のご飯一食とお掃除! Bコースは半日のお世話! Cコースは……んと、マネージャーさんからの提案とお姉ちゃんからの提案で、Bコースに+して、耳掃除とマッサージが付きます!」
【ざわっ!】
【は!?】
【え、何その素敵情報!? 羨まし過ぎないか!?】
【雪ふゆり:なんっ、だとっ……?】
【デレーナ・ツァンストラ:ちょっと待って!? Cコースが強くない!? え、いいのそれ!? 大丈夫!?】
【御月美うさぎ:うえへへぇ……す、素晴らしいですぅ~~~!】
【詩与太暁:うわー、刀先輩、これボクたちがCなんてことになったら殺害予告が届きそうじゃないですかねー】
【宮剣刀:だなぁ。んまぁ、俺としちゃ、Aコースで十分すぎるぜ】
【おう、お前ら潔いな……】
【まあ、うん、正直こいつらがCコースだったら、殺意が芽生える】
【というか、えらいことになると思う】
【燃えそうだなー。さすがに、らいばーほーむもファンが増えたし、変な奴もいるだろうし……】
「ふぇ? 燃える? え、燃えちゃうの……?」
【天空ひかり:んまぁ、場合によっては? けど、炎上させようものなら、私がどうにかするので☆】
【どうにかしそうで怖い】
【春風たつな:穏便にね。まあ、うちの事務所は男女間でのコラボなんて普通にするし、問題はないんじゃないかな。というか、みたまちゃん的に、同性に何かしてあげる程度の考えだと思う】
「えっと、二人とも男の人だし、わたしも大丈夫だと思うんだけど……あれ? もしかして、問題……?」
そ、そういえば、女性のVTuberさんと男性のVTuberさんがコラボすると、炎上するって前何かで見た気が……。
あっ、もしかしてそれのこと、だよね?
【んまぁ、大丈夫じゃね? ってか、みたまちゃんって高校生だし……そもそも、手を出したら捕まるじゃん?】
【たしかにww】
【あぁ、それはそうだなぁ】
【宮剣刀:まあ、俺たちはさっきも言ったが、Aコースで十分ってもんだぜ!】
【詩与太暁:だねー。いやぁ、個人的にはご飯が楽しみかなー。あ、リクエストってできるの?】
「もちろん! リクエストしてくれれば、作れるよ!」
【天空ひかり:みたまちゃんの料理はいいぞぉ……それはもう、素晴らしい味でねぇ……しかも、レパートリーも豊富だし……ふへへ】
【くっ、やっぱシスコンがずるいわ……】
【というか、今後はある程度みたまちゃんの料理が食えるらいばーほーむ全員が羨ましすぎるゥゥゥゥ!】
【クソッ、どうして俺はらいばーほーむじゃないんだっ……!】
「あ、あははは……」
そ、そんなにいいものじゃないと思うんだけどなぁ……。
「え、えーっと、ともあれ! 今後はそう言う配信もしていくね! あと、これはお知らせというか、事前に言うんだけど……その、実は来週学校で旅行がありまして……なので、またお祭り前みたいに、頻度が減っちゃいそうで……」
【既に減ってるが、まあ、しゃーないしゃーない!】
【だなー。というか、高校生なんだし、学生生活を優先してもええんやで?】
【そうそう。一生に一度の高校生だぜ? 楽しまなきゃ損ってもん!】
【本音を言えばもっと配信が見たくはあるが、これで毎日配信でもされたら……みたまニウムの過剰摂取で死ぬ!】
【確かに】
【わかりみが深い】
「どういうこと!?」
【デレーナ・ツァンストラ:気にしたら負けよ、みたまママ】
【うん、みんなこんな感じだから……】
「えぇぇ……」
【ガチ困惑で草】
【まあ、みたまの民はみんなこんな感じだし】
それはそれでどうなんだろう……。
「え、えーっと、とにかく、その、少し配信が減っちゃうけど、許してね! はい! じゃあ、いつも通りましゅまろを読んでいくよ! ……なんだろう、すごく久しぶりな気が……」
【んまあ、先週は配信しなかったし、その前は全員コラボで、その前も配信は平日だったしなー】
【確かに久しぶりか……】
【それに、みたまちゃんってコラボ頻度クソ高い上に、ましゅまろを読んでも各方面に話題が飛び火するから結果的に少ないわけで……まあ、それが面白いんだけどね!】
「あ、あははは……」
たしかに、一つの話題からいろんな方向に飛び火しちゃってるよね……だけど、気が付いたらああなっちゃうわけで。
うーん、どうなんだろうって思っちゃうけど、視聴者さんたちの反応を見てると、好意的に受け取られてるみたいだし……いいのかも?
「じゃ、じゃあ、早速行くね! えーっと『みたまちゃん、こんたま! 先週、配信予定だったのに、色々あってできなかったとシスコンから報告がありましたけど、何があったんですか? 可能な範囲で教えてください!』とのことです……あ、あー、えーっと、これは、なんと言いますか……」
少なくとも、来るかもしれないなぁとは思ってたけど……早速来るのは予想外。
ど、どう説明しよう……?
「え、えーっと、あの、その……じ、実は、と言いますか、い、色々あって、その……お姉ちゃんとたつなおねぇたまと、リリスおねぇたま、デレーナおねぇたまに、うさぎおねぇたまとはつきおねぇたま、いるかおねぇたまをその、お、襲っちゃいまして……」
【春風たつな:ちょっ!?】
【天空ひかり:みたまちゃんそれは!】
【ん? 襲う? ……襲う!?】
【は、はははは、それって、あれだろ? みたまちゃんじゃなくて、シスコンたちが襲う的な……】
「そ、そう、じゃなくて、その、わ、わたしが襲っちゃって……はぅぅ~~~~っ! い、今思い出しても恥ずかしいよぉ~~~~~っ!」
【!?】
【な、何ィィィィ!?】
【み、みたまちゃんが襲った!!? え、はぁ!? な、何があったんだよ!?】
【というか、みたまちゃんが襲うような状況って何!? 襲う!? 襲うって!?】
【猫夜はつき:み、みたまちゃん! それは誤解を招く言い方だぞ!?】
【深海いるか:ん、急いで事情説明をしないと!】
「あぅっ! あ、あの、ね? えと、じ、実は……ほ、ほっぺにちゅーしちゃったり……ほ、ほっぺとか、お、お腹を、ぺ、ぺろぺろしちゃったり……あ、あとはり、リリスおねぇたまには、も、もっととんでもないことをし、しちゃってぇ~~~っ……!」
あぅぅぅっ! 言っててすっごく恥ずかしいよぉ……顔が熱いし、心臓もバクバクだし……うぅ、思い出すだけでも頭が沸騰しちゃいそう……。
【????】
【え、何そのエッチな状況!?】
【ちょっと待って? それ、本当にみたまちゃんが? シスコンたちではなく!?】
「は、はぃぃぃ~~~~……す、すごく変態さんみたいに……」
【春風たつな:みたまちゃん! それはもう、色々と変な誤解が出るから! あ、いや、実際にそれらの行動はあったが!】
【あったんかい!】
【デレーナ・ツァンストラ:たつなさん、全然誤魔化せてないですからね!? い、いやまぁ、すっごい天国だったけどっ!?】
【御月美うさぎ:し、死んじゃいそう、でした、よねっ……!】
【天空ひかり:まあ、私も本気で死を覚悟したしね……】
【シスコンが死を覚悟するレベル!? 本当に何があったらそうなる!?】
【ち、ちなみに、当事者たちはどんなことに……?】
【天空ひかり:鼻血と吐血が止まらなくて死にかけた】
【春風たつな:吐血と鼻血で死にかけた】
【デレーナ・ツァンストラ:みたまママに胸元で頭をぎゅってされておぎゃって鼻血が噴き出し、吐血して死にかけた】
【猫夜はつき:吐血と鼻血が止まらなかったぞ……】
【深海いるか:ん、お腹ぺろぺろは死ねる。鼻血出して吐血したけど、幸福だった】
【魔乃闇リリス:我は……うん、まぁ……なんじゃ。我の記憶の中だけに留めておくのじゃ……】
【リリス陛下以外全員鼻血と吐血で死にかけてるんだけどwww】
【本当に何があったらそうなる!?】
【ってか、陛下は何があったんだよ! 一人だけ毛色が違うんだが!?】
「ふぇっ! あ、あの、えと、り、りりすおねぇたまとは、その……す、すごく、は、恥ずかしいことが……」
【エッ!】
【エッチッ!】
【魔乃闇リリス:終わりじゃー! この話は終わりなのじゃーーーー! わ、我も恥ずかしかったのじゃ! すごかったのじゃーーー!】
【陛下それ、なんか間違ってね?】
あぅぅぅ~~、リリスおねぇたまとのことが一番恥ずかしいよぉ~~~~っ……今思い出すだけで顔は真っ赤になるし、心臓はバクバクするし、今すぐにでもお布団に潜り込みたいもん……!
【雪ふゆり:くっ、なぜその時私には用事があったのかぁ~っ……! おのれ仕事ぉ~! おのれ本職ぅ~!】
【宮剣刀:いやそれ、グループLINNでも全員から総ツッコミくらってたよな? 絶対死んでたぞ?】
【狼神いくま:だね。ってか、ひかりんパイセンがガチで死にかけるレベルっしょ? どう考えても、ふゆりっちが生きてるとは思えないし】
【雪ふゆり:くっ、やはり、私ではまだみたまちゃんの全てを受け止めることはできないと言うのですかぁ~~~っ!】
【天空ひかり:ふははは! まだまだ甘いのだよ小娘ぇ!】
【春風たつな:いや君、ふゆり君とは歳の差は一つだよね? 小娘とは言えない気がするんだが?】
【冷静なツッコミだなぁw】
【ふゆりん、やっぱ行きたかったのか……】
【ちなみになんだけど、どういう状況になったの? あ、部屋とか】
「え、えーっと、その……わたしのお家のリビングが、猟奇殺人が起きた現場みたいになったと言うか、ホラーゲームで出て来るような殺人現場みたいな、そんな感じに血だらけの空間になったと言いますか……はい……」
【草】
【草】
【怖くて草】
【ただのホラーやんけwww】
【しかもそれ、全部らいばーほーむの女性陣の鼻血と吐血が原因と言うのがなんかもう、酷いw】
【というか、シスコンが死にかけるレベルってヤバくね? いや、いつも死んでるけど】
【どれくらいヤバかったんだ……】
「お姉ちゃんが真っ青な顔で、ほとんど動けなくなって、ベッドで安静にしてないといけないくらいです……」
【え、ガチじゃん】
【シスコン、よく死ななかったな……】
【天空ひかり:いやぁ、みたまちゃんのレバニラ定食を食べて回復したくらいだしねぇ。それまでは本当にこう、体が血を求めてたよね☆】
【詩与太暁:そう言えば、ひかり先輩って、どんなに血が足りなくなって失血死しかけても、みたまちゃんが作ったレバニラ定食を食べたら復活するって聞いたんだけど、それって本当なんですかー?】
【天空ひかり:本当だが? むしろ、一瞬で血液が増産されるが?】
【え、化け物……?】
【みたまちゃんのレバニラ定食は回復アイテムだった……?】
【ねぇ、本当にシスコンって人類なの?】
【春風たつな:正直、疑わしい所はある……】
「あ、あの、一応お姉ちゃんも人間なので……」
【一応扱いで草】
【みたまちゃんも地味にギリ人判定なのかwww】
ちゃ、ちゃんとお姉ちゃんは人間です……大丈夫です……だよね?
「と、ともあれ、この話題は終わり、でいいのかな?」
【いや待ってくれ。結局何が原因で、常識人であるたつな様が死にかけるダメージを負ったんだ? いやまぁ、何をされたかはさっき説明あったけども。原因は一体?】
「……………………ぁ、ぇ、ぁの…………ぉ、ぉもぃ日、だった、ので……」
蚊の鳴くような、そんな言葉がぴったりなくらい、原因を言った僕の声はすごく小さなものとなっていました。
もしかしたら聴こえてなかったかも、と思った僕だったけど、この場には僕しかいないし、リビングにいるお姉ちゃんの声とか動きの音とかは入らないので……しっかりマイクに音声が入ってしまっていました……。
【あっ――(察し)】
【あー……】
【な、なる、ほどね……】
【あかん、メッチャ恥ずかしそうにするみたまちゃんが可愛すぎて死ぬ】
【わかる、わかるが……いやこれはダメじゃねぇ……?】
【天空ひかり:今質問した奴……まずはお前から血祭りにあげてやる!】
【おい、なんかヤバい奴がいるぞww】
【まあ、うんこれはしゃーないと言うか……うん、質問した奴が悪い】
【ちょっ、不可抗力じゃね!? 誰か助けてえぇ!?】
【天空ひかり:お前だけは簡単には死なさんぞ……】
【春風たつな:いや、今のは仕方ないと言えるが……とりあえず、ひかり。君はまず、白目向いた筋肉ムキムキのキャラみたいなことを言うのはやめようか】
【草】
【草】
【けどそっかー。みたまちゃん、結構重いのかー……あ、辛いときはお腹を温めるといいよ】
【あとは入浴とかいいよ! 軽い運動もね!】
「あ、そ、そうなの……?」
ふと、コメント欄に、生理が辛い時の対処法を書き込んでくれる人が現れました。
な、なるほど、温めるのって有効なんだ……あとは、入浴や運動も……なるほど~。
「ありがとうっ! 次はそうしてみますっ! そうすれば、あんなことにはならないと思うし……」
【魔乃闇リリス:じゃなぁ……というか、みたまはまず病院に行った方がいいと思うのじゃ】
【狼神いくま:だねー。というか、きついようなら病院に行って薬を貰うのが一番っしょ】
【深海いるか:ん、本当にそう。私も結構きつい】
【デレーナ・ツァンストラ:そう、ね。むしろ、薬を飲めばかなりやわらぐわよ?】
「な、なるほど、病院……うぅ、ちょっと恥ずかしいけど、行ってみます……! すごく辛かったし、学校にも行けなかったから……」
【うへぇ、そんなに重いんだ……可哀そうに】
【まあ、重いとねぇ……私は軽い方だしまだいいけど】
【あたしは重いから気持ちがわかるわー】
【というか、みたまちゃんって元男の娘だから、余計にきつそう】
【うん、とりあえず、シスコンとか周りに先輩もいるんだし、色々と聞いた方がいいよ! そうすれば、自分に合った対処法も見つけられるし!】
「みなさん、ありがとうございますっ!」
うぅ、色々教えてくれる人たちがいてありがたい限りだよぉ……。
【……なぁ、すっごいこう、入りにくい話じゃね?】
【まあ、みたまちゃんってTSっ娘っていう超特殊状況だからなぁ……】
【宮剣刀:はっはっは! とりあえず、俺たちは混ざらないこれ大事だぜ! 特に、女性が多い環境はな!】
【詩与太暁:そうそう。こういう時は、女性に任せるのが一番だしねー】
【……強いわー、らいばーほーむ男性陣】
【とりあえず、生理の話が生々しいのが、な……】
======================================
長いので、次回に続きます!
えー、軽い補足。現在、らいばーほーむのライバーたちのグッズが製作中ですが、その中でも、いくつかちょっとアレな感じの奴があり、みたまにもあります。主に二種類。尚、姉が悩みに悩んで許可しました。本音は自分も使いたいから、とのこと。
それから、出張家事サービスのCコースですが、これは姉も受けられるから提案、許可したところはあります。それでも、苦渋の決断だったそうですが……。
とはいえ、Cコースを受けるには色々と条件があるんですがね。
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