配信#13 ふゆりおねぇたまとお泊まり配信だよっ!
【《らいばーほーむ三期生》みたまちゃんとお泊まり配信ですよぉ~《コラボ配信》】
雪ふゆり/Susugi Fuyuri
チャンネル登録者18.60万人
203,991人が視聴中
#天使の見守り部屋 #コラボ #らいばーほーむ
「はい、さっきぶりですよぉ~。復活しましたかねぇ~?」
「こんたまだよ~」
【――ハッ! 俺は今まで何を……】
【気が付いたら別の配信が始まっていたわ……私、死んでた?】
【いや、基本的に全員死んでたと思う】
【天空ひかり:アへへへへうえへへへへへ】
【ほら見ろよ、シスコンがみたまニウムの過剰摂取で頭がぱっぱらぱーになっちまった】
【うわぁ……ああはなりたくないな……】
【春風たつな:あとでひかりは叩いて治しておくよ】
【魔乃闇リリス:うむ、叩けば治るじゃろう】
【え、なに、三人一緒なの?】
【狼神いくま:一期生の女子メンバーはたつなパイセンの家で、ウチらはウチの家で集まってんよー。あ、刀パイセンと暁っちは二人で集まってるらしいよー】
【草】
【なんでそれぞれで集まってんねんw】
【え、三期の二人は?】
【深海いるか:ん、私たちも一緒。酒盛りしながら見てる】
【猫夜はつき:うへへ~、べろんべろんだぞ~】
【何してんだよww】
【草すぎるww】
「あらあらぁ~、みなさんフリーダムですねぇ~」
「あ、あははは……」
お姉ちゃん、あれ大丈夫なのかな……。
ちょっと心配だけど、たつなさんたちが一緒みたいだし、大丈夫だよね?
それにしても、らいばーほーむ人たち、それぞれで集まってるんだ……。
一人でいる人が一人もいないのはすごい。
「さてさてぇ~、この配信では私とみたまちゃんのお泊まり配信ですよぉ~。とはいっても、軽く雑談をするような感じでぇ~……ん~、そのまま寝落ちまで行けたら理想ですよねぇ~」
「そこはちゃんと切った方がいいような……」
【みたまちゃんの寝息とか超聞きたいが!?】
【頼む! 朝まで聞かせてくれぇ!】
【ってことは、枠はかなり長い?】
「そうですねぇ~、可能であれば朝までかとぉ~。多分、寝起きできるんじゃないですかねぇ~。あ、寝起きの凸電、歓迎ですよぉ~」
【猫夜はつき:じゃあ、はつきやるぞ! 面白そう!】
【魔乃闇リリス:そうじゃなぁ! 我、まだはつきのみとしか言葉を交わしてはおらん故、しようかのう!】
【でも陛下、夜の12時には絶対眠くなるじゃん】
【多分無理だな……】
【信用ねぇなぁww】
「というわけで、これからの時間は寝落ちするまでお話できたらなぁ~、と思いますので、何か話題のタネの提供、お願いしますねぇ~」
「お願いしますっ!」
【種かぁ……あー、そういや今ってお泊まり配信なんだよね? みたまちゃんってパジャマとか何着てるの? ロリコンのも聞きたい】
【お前なんていい質問をするんだ!】
【超気になる!】
ふゆりおねぇたまが話題の提供を促す言葉を言うと、最初に今着ている服装についてのお話が出ました。
「そうですねぇ~……私は薄桃色のワンピースですよぉ~。肩と胸が露出してはいますけどねぇ~」
「わたしは…………Tシャツとホットパンツかなぁ」
正直、ふゆりおねぇたまのパジャマ姿は、その……し、刺激が強いのでかなりドキドキしてます……。
あ、このTシャツとホットパンツは、寧々お姉ちゃんが選んだ物だったりします。
【ワンピースか! へぇ、なんかすっごいエロそう】
【わかる】
【だが……みたまちゃんは、ホットパンツマジ?】
【ロリコン! その辺どうなの!?】
「みたまちゃんの眩しい白い太腿が絶景ですよぉ~」
「ふゆりおねぇたま!?」
何を言ってるの!?
【草】
【み、見たいっ、超みたい~~~~っ!】
【猫夜はつき:そう言えば、みたまちゃんの肌は真っ白で綺麗だったぞ】
【深海いるか:ん、色白美少女良き良き】
【そ、そうかっ、この二人も知ってるのかッ……!】
【魔乃闇リリス:我も見たいところじゃがのう……】
「あ、あははは……」
なんでみんな、僕のことを見たがるんだろうね……。
そんなにいいものじゃない、と思うけど。
「そう言えば、みたまちゃんは普段からそちらの格好なんですかぁ~?」
「ふえ? あ、このパジャマ? んーん? 違うよ?」
「そうなんですかぁ~?」
「うん。パジャマはみんな外行き用だから!」
ふゆりおねぇたまの疑問を解消するようにそう言うと、一瞬時が止まったような気がしました。
あれ? ふゆりおねぇたまの表情が……。
【……外、行き?】
【パジャマが外行きって、どゆこと……?】
【わ、わからないっ、けど、なんかこう、知ったら色々戻れない気がするぅ!】
【春風たつな:今はみたまちゃん博士のシスコンが機能していないからね……ふむ、気になるところだが】
【狼神いくま:どゆことなん? みたまっちー】
と、そんな風に僕の発言に関する質問がいっぱい飛んできました。
僕は少しだけ困ったような顔をしながら、その質問に答えることに。
「あ、あー……この辺りは、その、僕の個人的な趣味、と言いますか、性質と言いますか……その、着ないんです、わたし」
「……え!?」
【ん……はい!?】
【き、着ない、着ないってそれってつまり……】
【何ィ!? み、みたまちゃん、裸族なの!?】
「あ、あははは、その、お家だけ、ですよ? もちろん、前にはつきおねぇたまたちがわたしのお家に泊まった時のような場合は、さすがに着ていたけど、寝る時は着ない、かなぁ」
【デレーナ・ツァンストラ:え、それ大丈夫なの!? シスコンに襲われない!?】
【御月美うさぎ:ふ、不安、すぎですぅ~~~!】
【宮剣刀:絶対警備システムを設置した方がいいぜ!?】
【魔乃闇リリス:うむっ! 間違いなく碌なことにならんぞ!?】
【シスコンの扱いよ】
【みたまちゃん、メッチャ可愛いらしいからなぁっ……】
【あのシスコンが襲うか襲わないかで聞かれたら、間違いなく襲うよね】
【あぁ、間違いない】
「襲う? あはは、物騒なことはしないよ~。それに、お姉ちゃんもたまに一緒になって寝るもん」
【草】
【いやそれ絶対寝てる間になんかしてるって】
【信用出来ねぇ……!】
「あ、あの、ちなみにどうして裸族なんですかぁ~?」
「んっと……わたし、体温が高いの。だから、少しでも涼しくしたくて、着なくなったんだぁ」
元々そんなことはなかったんだけど……ちっちゃい時に、40度以上の高熱を出して以降、平熱が高くなっちゃったんだよね。
それが理由で、暑がりになった、と言うのがあります。
【な、なるほどな】
【だとしても裸族……ごくり】
【たしか巨乳疑惑あったから……え、マジ?】
【エッチ! 実にエッチ!】
「ふあ!? え、えっち!? な、なんで!?」
た、ただ、服を脱いで寝てるだけだよ僕!?
あ、あれ? もしかして変? 変かなぁ!?
「あ、危なかった……みたまちゃんがもし、この場でも裸族だったら、私の理性は終わってましたぁ~……っ!」
【おいロリコンww】
【とんでもねぇ呟きが聞こえたんだが?w】
【お前……】
「え、えーっと……あ、そう言えば、先ほどのASMRに関しての感想をまだ聞いてませんでしたねぇ~! 感想タイムと行きましょうかぁ~!」
【デレーナ・ツァンストラ:誤魔化したわね……】
【詩与太暁:誤魔化したねー】
【春風たつな:誤魔化したね】
【まあ、ここは誤魔化されておくか】
【だなー。しっかし、感想かぁ……】
【正直、殺戮兵器、という感想しか出てこねぇ……】
「物騒じゃないかなぁ!?」
「あらあらぁ~、そこはたしかに否定しきれませんねぇ~」
「なんで!?」
どの辺りが殺戮兵器に見えたの!?
【実際、みたまちゃんがASMRするってだけでやばかったんよ……】
【素人だし、さすがに棒読みだろうなぁと少なからず思ってたけどさぁ……】
【まさかガチで上手いとは思わんじゃん……高品質のヘッドホン使って死んだよ? 私】
【途中までギリギリの瀬戸際で耐えたけど、最後の二人がかりのだいすきは死ねた】
【メッチャ可愛かったけど、可愛いって凶器になるんやなって】
【わたもち:血反吐】
【↑血反吐は草】
【三文字で何があったのか察せるくらいには前回のコラボがアレだったんよなぁww】
「わ、わたもちおかぁたま、大丈夫……?」
【わたもち:げはぁっ!】
【あーいけませんお客様!! わたもちママにおかぁたまはいけません!! 死体蹴りになってしまいます! お客様! 困ります困ります! わたもちママが息しなくってしまいます!!】
【草】
【実際そうなってそうなのが酷いww】
わたもちおかぁたま、また床を拭いてるのかなぁ……。
心配なんだけど。
「と、とりあえず、好評だった、ということでいいのかな……?」
「ですねぇ~、反応を見る限りはかなり良かったかと思いますよぉ~。私が聴く側になっていた場合、おそらくひかりさんと同じことになっていたと思いますしねぇ~」
【猫夜はつき:間違いないぞ】
【深海いるか:ん、100%今も死んでると思う】
【同期からの信頼が厚いなぁww】
【信頼って言っていいのかしら、これ】
【いいんじゃないかな】
「そ、そう、なんだ」
それはなんて言えばいいのか……。
「それにしても……わたし、ASMRはあんまり聴いたことがなかったけど、耳をふーってされるのって、そんなにぞわぞわするのかな?」
少なくとも、ふゆりおねぇたまの配信くらいでしか僕見ないし……。
「そうですねぇ~……みたまちゃんは、お耳、強いんですかぁ~?」
「わたし? んっと……どうだろう……あ、でも、前にふゆりおねぇたまの配信を見た時は、囁かれると、その……ちょっとだけ声は出ちゃった、かも?」
あの時は初体験でした……。
「なるほどぉ~……ふふ」
「ふえ?」
【ん? なんか、ロリコンの様子が……】
【何する気だ?】
【止めた方がいいのでは?】
「え、えっと、ふゆりおねぇたま……?」
どこか妖しい笑みを浮かべながら、ふゆりおねぇたまがすすす、と僕に更に近づくと、口元を耳に近づけて……。
「ふぅ~~~……」
「んあぁあぁぁんっ!?」
突然耳を吹きかけられた、ゾクゾクッ! と背中を中心に震えて、同時に変な声が出てしまい、へにゃり、と体の力が抜けてしまいました。
【!?】
【!?】
【!?】
【!?】
【お、おセンシティブな声が聞こえたんだが!?】
【エッ!】
「あらぁ~、かなり弱かったんですねぇ~」
「あっ、うぅ、な、なにぃ~……?」
「つい気になったので耳に息を吹きかけてみたのですけどぉ~……」
「あぅぅぅ~~~っ! い、いきなりは酷いよぉ~~~~っ!」
むぅ~~っ! と頬を膨らませてふゆりおねぇたまに抗議する。
【え、何このみたまちゃん、可愛くね?】
【わかる……むくれてるのが可愛い】
【珍しくちょっと怒ってるっぽいのが良き】
【魔乃闇リリス:ほほう、みたまは耳が弱点なのか……】
【深海いるか:メモメモ……】
【わたもち:( ..)φメモメモ】
【猫夜はつき:メモっておくぞ!】
【狼神いくま:へぇ~~、なんだかいいこと聴いた気分!】
【春風たつな:君たち、悪用しないように】
【デレーナ・ツァンストラ:そうよっ! た、たしかに、今の声はすっごく興奮したけどっ……け、けど、悪用しちゃだめなんだからねっ!】
【ツンデレちゃんそれ注意できてねぇ!】
【興奮したのか……】
【まあ、ツンデレちゃんもらいばーほーむだし……】
【ワンチャンたつな様も興奮してそう】
【春風たつな:してないよ。……少ししか】
【してるんかいっ!】
「あらあらぁ~、ひかりさんがいなくてよかったかもしれませんねぇ~」
「そ、そう言えば、お姉ちゃんはどうなってるの……?」
配信が始まって、最初の変な文章が送られてきた以外は一切出てきてないけど……。
あと、興奮って……一体何に興奮してるんだろう。
【魔乃闇リリス:気色悪――んんっ! 気持ちよさそうな顔で眠っておるぞ】
【春風たつな:当分起きそうにないから、気にしないでいいよ。こちらで面倒を見るから】
【今気色悪いって言いかけなかった?】
【どんな顔してんだよ、シスコン……】
【そういや最近、ひかりんとふゆりんの呼び方、完全にシスコンとロリコンで固定されたよな】
【まあ、呼びやすいし、その方がわかりやすいじゃん?】
【名前の原型がねぇwww】
「そ、そっか、無事ならいいけど……あの、お姉ちゃんをよろしくお願いします」
面倒を見てくれると言った二人に、僕はぺこりと頭を下げてお願いしました。
多分、お姉ちゃんもお泊りするんじゃないかなぁ。
【春風たつな:任されたよ】
【魔乃闇リリス:うむ! 我らに任せよ!】
【まあ、二人なら安心だろ】
【だなー】
「あ、あはは……はぁ……ようやく力が戻ってきました……」
さっきふゆりおねぇたまに息を吹きかけられたことで抜けていた力がようやく戻ってきました。
僕、あんなに耳が弱かったんだなぁ……。
「うふふぅ~、ごめんなさいねぇ~」
「せ、せめて一言言って欲しかったです……」
「それじゃあ、一言言えばよかったのですかぁ~?」
「そ、それは……うん、そう、かなぁ……な、なんだか、その……ちょ、ちょっと、気持ちよかったと言いますか……はぃ……」
自分でもよくわからないけど、耳に息を吹きかけられた時、すっごく気持ちよかった気がした。
【えぇぇ……】
【もしかして、みたまちゃん、隠れM……?】
【いやいやまさか……】
【けど、みたまちゃんがSな所とか想像できなくない?】
【それはわかる】
【間違いなくネコだと思う。異論は認めん】
【そういや、ロリコンとシスコンに消されまくったアレな同人系、受け身が多かったような……】
【なるほど……】
【デレーナ・ツァンストラ:あんたたち、何を話してるのかしらぁ?】
【春風たつな:そうだね、そう言う話は、みたまちゃんがいないところですべきだよ】
【猫夜はつき:ひかりん先輩がいなくてよかったぞ。きっと、殺されてるぞ】
【まあ、ロリコンはいるがな】
「あらあらぁ~、純粋なみたまちゃんがいるのにふさわしくないお話が流れていますねぇ~?」
【しまったぁ!】
【まずい! 逃げなければぁ!】
【御月美うさぎ:じ、自業自得、だと、思い、ますっ……!】
「あ、あの、みなさん一体何のお話を……? そ、それに、わたしはネコじゃなくて、狐だと思うんだけど……」
【うん、そうだね(温かい目)】
【狐さんだね、とっても可愛い】
【そのままでいてくれ】
【狼神いくま:うんうん、みたまっちは狐っしょー】
【猫夜はつき:染まらないでいいぞ!】
なんでだろう、すっごく生暖かく見守られてる感じなんですけど……あれ、もしかして意味が違う、のかなぁ……?
「んっ、ふあぁあぁぁぁ~~~~……んんぅ……」
ふと、欠伸が出て来て、くしくし、とちょっぴりだけ出た涙を拭う。
大分眠くなってきちゃったみたい……。
【欠伸助かる】
【可愛い欠伸だなぁww】
【欠伸いいぞ~~】
【もうおねむ?】
「んんぅ、僕、いつもは10時くらいには寝ちゃうから……もう眠くなってきてるかなぁ……」
大体、九時頃にはある程度眠くなってきてるし……それに、今はもう九時過ぎだもん。
「それに、今日は初めてのASMR配信でドキドキしちゃって、多分その緊張が解けて疲れちゃったのかも……」
「たしかに、初めてとは思えないくらいにすごかったですよねぇ~」
【わかる。というか、みたまちゃんもASMR配信をしてもいいのでは?】
【もしASMRのグッズを出すなら間違いなく買う】
【違いない】
【100%癒しだと思う】
【頼む、ぜひともASMRを!】
「そ、そこは、その、運営さんじゃないとわからない、かなぁ……」
前の配信で、コメント残して行ったけど……。
けど、何のグッズを出すんだろう。
「個人的に寝落ちしたみたまちゃんが見たいので、もう少しお話ししましょうかぁ~」
「それはそれで恥ずかしいけど……うん、いいよ~。もうちょっとだけなら、耐えられると思うし!」
【でも、ちょっと声が眠そうな感じしてるよね】
【まあ、一応高校生だし……】
【……考えてみればみたまちゃんって高校生で元男じゃん? 大して、ロリコンは大人なわけで……よくよく考えれば、大人が高校生を泊めるって、親戚以外じゃ結構まずいのでは?】
「あなたのような勘のいいガキは嫌いですよぉ~」
【それ悪役のセリフやんww】
【ま、まあほら! 手を出さなきゃセーフだから! 健全はセーフセーフ!】
【猫夜はつき:それを言ったら、はつきたちも前にみたまちゃんの家に泊まってるし、人のこと言えない気が……】
【深海いるか:ん、あれは大人数。今回は二人きり……ぬぬぬ、やはりずるい……】
【ずるいてw】
¥1,000
【質問です! 企業参加かはともかく、お二人は冬コミには参加するんですか!】
「あらぁ~、質問が来ましたねぇ~。私は行くつもりですよぉ~」
「わたしは……んと、じ、実はその、コスプレに興味があるので……ちょっと、行ってみたいなぁ、とは思う、かなぁ……」
学園祭でコスプレして楽しかったし、ちょっと行ってみたい気持ちがあるし……。
【意外すぎるww】
【実際見てみたいなぁ】
【わたもち:もういっそのこと、うちと参加する?】
【おいなんかとんでもねぇこと言ってる奴がいんぞww】
【まてわたもちママ! あんたのブースにみたまちゃんが参加しちゃったら、みたまちゃんが身バレしちゃうって!】
【わたもち:ハッ! たしかに! それは本意じゃねぇです。ごめんね、今の話は忘れてー】
「あ、は、はい。けど、もし冬コミに行くってなったら、絶対わたもちおかぁたまのところには行きますねっ!」
わたもちおかぁたまは毎年参加してるってお話だから、行ってみたい!
あと、どんな人なのかも気になるので。
【わたもち:やはりっ、我が娘は天使っ……!】
【けど、みたまちゃんの今の情報って、『小さい』『ロリボイス』『巨乳(疑惑)』の三つがあるし、わたもちママのファンって男性の方が多いから……最悪バレかねないのでは?】
「あぁ~、確かにそうですねぇ~」
「んっと、それだけでバレる、かなぁ……?」
「ん~、どうでしょうかぁ~? 意外と声を変えたり、コスプレをすればわからないと思いますよぉ~。あえて、みたまちゃんの姿になる、というのも一周回って誤魔化せると思いますしぃ~」
【なるほど、熱意が半端ないコスプレヤーって感じで誤魔化す感じか。まあ、でも……みたまちゃんのファンの民度……というか、らいばーほーむの民度はクソ高いからなぁ。多分、気が付いても声を掛けなさそうだし……】
【そもそも、みたまちゃんが行くなら姉も行くだろうし。だってあの人、普通に同人作家してるし?】
【あぁ、そういや今年は夏コミに参加したーって行ってたっけ。なんかすごい人気なんだろ?】
「んっと、わたしはよく知らないけど、お姉ちゃんは大したことないよ~、って言ってたよ?」
「そうなんですかぁ~?」
「うん。んっと、壁サークルはやってるー、って言ってたけど……」
【ゴリゴリの人気サークルじゃねぇか!www】
【それで大したことはない嘘だろw】
【え、じゃあ、なに? 壁サークル探せばワンチャンシスコンいるってこと!?】
【それなら会いた……いや、会うの、普通に怖いな……】
【むしろ、みたまちゃんの布教をされそうというか……】
【ち、ちなみに、美人なん?】
「お姉ちゃん? うん! すっごく綺麗だよ!」
家族贔屓かもしれないけど、お姉ちゃんはかなり美人さんだと思う。
今でもたまに告白される~、ってたまに愚痴を零してるからね。
【春風たつな:まあ、容姿はいいよ、容姿は】
【魔乃闇リリス:う、うむ、容姿は、な……】
【補って余りあるほどに中身がなぁ……】
【恋人にしたいか、と聞かれるとしたくはないよね】
【恋人よりも、妹優先しそうだしなぁ……というか、あの人はみたまちゃんじゃないと制御できんでしょww】
「あ、あははは……と、というより、お姉ちゃんは多分、恋愛しないんじゃないかなぁ……」
【みたまちゃん大好きすぎて、生涯独身を貫きそう】
【わかる。絶対に独り身な気がするなぁw】
【逆に、みたまちゃんは案外二十歳辺りで結婚しそうだよねww】
【あー、そうなったら祝福しないとなぁ】
【けど、みたまちゃんは女の子好きだし……】
「その言い方は語弊があると思うよ!?」
女の子好きだと、僕がちょっとチャラチャラした人みたいだよっ!
ちょっと嫌です!
「ちなみにぃ~、私が配信前に結婚を申し込んだら、顔を真っ赤にして断られましたぁ~」
「ふゆりおねぇたま!?」
【草】
【何してんだよww】
【そういや前にもコメントで言ってたっけw】
【素朴な疑問だけど、みたまちゃんって女性と結婚できるの? そもそもTS病の人たちってその辺どうしてるんだろう】
【そこんとこどうなんでしょうか!】
と、ふゆりおねぇたまの発言をきっかけに、結婚関係についての質問をされちゃいました。
ど、どうしよう……。
い、一応、誰にも知られないようにしないと、って思ってるし……。
「そ、その……の、ノーコメントでお願いしますっ……!」
【あっ(察し】
【へぇ~(察し】
【あっ、ふーん(察し】
【御月美うさぎ:な、なな、なる、ほどですぅっ……!】
【デレーナ・ツァンストラ:みたまママ、それじゃあ隠せてないと思うわよっ!】
【春風たつな:デレーナ君、それは言ってはいけないと思うが……】
ノーコメントと言ったのに、なんだか怪しまれてる……!
というかこれ、絶対にそう思われちゃってるよね!?
「あ、あのっ、え、えとっ……!」
「みたまちゃん、その慌て方は余計に怪しまれちゃいますよぉ~」
「ふああ!? ち、ちちち、違うからねっ!? お、女の人と結婚できるわけじゃないからねっ!? ……あ」
【草】
【草】
【草】
【みたまちゃん、絶対隠し事苦手なタイプだよね、これ】
【なんかもう、微笑ましいけど、心配になる……】
【らいばーほーむ、これ絶対みたまちゃんを全力保護しないとあかんやつや。間違いなく、悪い人に狙われたら、ほいほいついて行っちゃいそうだよ……】
「ですねぇ~。みたまちゃんは、らいばーほーむで手厚く保護した方がいいでしょうねぇ~」
【猫夜はつき:はつきもそう思うぞ! みたまちゃん、すっごい心配だぞ!】
【深海いるか:前も思ったけど、やはり心配。何をするかわからない……!】
【魔乃闇リリス:うむ、間違いない】
【春風たつな:ある意味、うちの事務所で良かったと思うべきか……とはいえ、これは心配になるね。……あ、今ひかりが『み、みたまちゃん……ま、守らねばァ……』って寝言を言ったよ】
【草】
【寝言でもみたまちゃん優先なのかww】
【ここまで来ると恐怖通り越して尊敬を抱くわ】
「あぅぅ~~……」
なんだか色々と失敗だよぉ……。
というか僕、TS病関連の話題はいつもミスをしてる気がします……。
「んん……」
あ、眠気が……。
突然強い眠気が襲って来て、瞼が重くなってきた。
「あらぁ~、みたまちゃん、どうしましたぁ~?」
「んーん、なんでもない……」
ふゆりおねぇたまが心配そうに声をかけたけど、僕はなんでもない、と答えました。
だけど、なんだか浮遊感を感じて、次の瞬間にはぽふっ、と柔らかい何かに倒れ込んで、ぷつり、と意識が落ちました。
◇
「ほわぁ!?」
【どうしたロリコン!?】
【なんか、みたまちゃんがフェードアウトしたぞ!?】
【まさか、寝落ちか!?】
【このタイミングで?ww】
「み、みたまちゃん!?」
「すぅ……すぅ……んんぅ……ぁぅ……」
「……あ、眠っちゃってますねぇ~」
突然倒れ込んできて驚いたふゆりだったが、すぐにみたまが眠っただけだと気付くと、ほっと安堵する。
【あー、耐えられなかったかー】
【寝息が聞こえるぞッ……!】
【まえに気絶した時も思ったけど、みたまちゃん、寝息も可愛いとか、バグってるよね】
【御月美うさぎ:か、可愛さの塊、ですよねっ……!】
【わかる。元男の娘ってのが信じられないくらい】
「うふふぅ~、寝顔がとってもキュートですぅ~……」
【マジか! どんな感じですか教えろください!】
【わたもち:み、みたまちゃんの寝顔っ……! 見たいっ! すっごい見てぇです!】
【わたもちママ……】
【まあ、一番最初の外部のファンって、間違いなくこの人だから……】
【声聞いて今まで受けなかった仕事を受けた女だ、面構えが違う】
【草】
「天使のような寝顔とは、このことですねぇ~……ん~……私もそろそろ眠たくなってきましたしぃ~、このまま寝ましょうかぁ~」
【春風たつな:変なことはしないようにね、ふゆり君】
【猫夜はつき:そうだぞ! みたまちゃんに変なことをしたら、こわ~いお姉さんが飛んでくるぞ!】
【マジで飛んできそうなんだよなぁ……】
【前本人が語ってたけど、みたまちゃんに危機が訪れると気づくらしい】
【バケモンかな?】
「ではではぁ~、そろそろ私も眠りますねぇ~。配信はこのまま流しておきますので、寝息配信と思って聴いて行ってもいいですよぉ~。あ、作業用にいいかもしれないですねぇ~」
【作業用の寝息は草】
【わたもち:ありがとうございますッ! 全力で、みたまちゃんの同人誌を描かせていただきます!】
【草ァ!】
【何してんすかww】
【え、ママ本人の娘の同人誌とか絶対欲しい奴やんけ! それ、冬コミ!?】
【わたもち:ふっ……】
「あらぁ~、それは是が非でも手に入れたいですねぇ~」
【春風たつな:そうだね。是非とも購入したいところだ】
【狼神いくま:ウチも超欲しい! 絶対手に入れるっしょ!】
【深海いるか:ん、なんとしても手に入れる】
【魔乃闇リリス:ほほう、我も冬の祭典には参加するしようかのうっ……!】
【デレーナ・ツァンストラ:絶対手に入れるわ】
【御月美うさぎ:ひ、人ごみはこ、怖いです、けどっ……み、みたまさんの同人誌のため、なら、い、行ける気がしますぅっ……!】
【猫夜はつき:はつきも絶対手に入れるぞ!】
【宮剣刀:俺も欲しくなっちまったな! 暁、一緒に行こうぜ!】
【詩与太暁:いいですよー】
【らいばーほーむ全員買いに行く気満々で草なんよww】
【私も欲しいから今のうちに準備しとかなきゃっ!】
【絶対その日は休み入れる!】
「うふふ~、みなさんの熱意がすごいですねぇ~。それでは、私も寝ますので、おやすみなさぁ~い~。あ、コメント欄で自由にお話してもいいですけど、喧嘩はしないでくださいねぇ~。それでは、また明日ぁ~」
そう言って、ふゆりは画面からフェードアウトし、すやすやと眠るみたまをお姫様抱っこすると、ベッドにちゃんと寝かせて、自分もすぐ傍に横になると、目を閉じた。
【おやすみぃ!】
【おやすみ!】
【良い夢を!】
【バカ野郎! ロリコンがこの状況で良い夢なんて見たら、間違いなくみたまちゃんをアレする夢になるだろうがっ!】
【草】
【違いねぇw】
【いやぁ、なんか、楽しみが増えた気分だぜ……】
【まあ、らいばーほーむは企業として参加しなさそうだしなー。夏コミはともかく】
【冬コミの数日前にイベントやってるもんな、毎年。……なんか怖いな、一人のライバーの同人誌を買うためだけに、冬コミに訪れるらいばーほーむとか】
【しかもそれが、対先月入ったばかりの新人で、みんなの妹枠ってことだな……らいばーほーむ、全員シスコンか……?】
【やめいw】
【ってか、らいばーほーむが冬コミでサプライズイベントをぶちかましても驚かんぞ、俺は】
【やりそうだなぁっ……!】
【らいばーほーむだしな……】
【全員参加でコミケ行くとか……え、こわ】
コメント欄は、まだ見ぬ冬コミの話に盛り上がったそうな。
======================================
寝起きの電凸部分は次回の頭に回します。まあ、配信回ではないけどね!
余談ですが、刀と暁が配信においてあまり出てこないのは、単純に奴らが遠慮してるだけです。自制していると言ってもいい。
まあでも、あいつらとの配信もいつかやりたいところだけど……何するのが一番いいんだ。
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