☆2000省略☆ みたまちゃんとファンタジーな世界:5
なんか、冒頭がちょっと文章的というか、前回の繋がり的に気持ち悪いけど……許して☆
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あの後、二人はすっごく意気投合しちゃいました。
僕の方は、回復魔法について少し教えてもらったんだけど……
「蘇生一歩手前までなら回復できるよ」
どうやら、超級の回復魔法と言うのは、蘇生の一歩手前まで行けるみたいでして……おかしくないかなぁ……。
一応、死ななければ大丈夫! らしいけど……。
魔法って何でもありなんだ、と強く実感させられました。
まあ、元の世界に帰っても魔法が使えるかどうかなんてわからないけど……。
こっちの世界で少しでも魔法を使いたいなぁ、なんて思いました。
◇
そうして、僕とお姉ちゃんはアムリアお姉さんに言われた宿屋さんに来たんだけど……。
「「ひ、広い……!」」
その広さに驚いてました。
というより、入る前から明らかに高そうな宿屋さんだったし、入ってみたらすっごく丁寧に接客をされたし、先に案内された食堂ではすっごく美味しい不思議なお料理を出してもらったりで、本当に至れり尽くせりといいますか……すごいことになっていました。
そうして案内された宿泊部屋はモダンな雰囲気の内装になっているのに、どこか高級感を感じさせました。
こ、ここで一週間も寝泊まりを……!?
と思うと、すっごく委縮しちゃうけど……
「ふわっ! お、お姉ちゃん、このベッド、すっごくふかふかだよ!」
「ほんとだ! わーすごい! なにこれ絶対寝心地がいいって!」
お部屋に設置されていたベッドがふかふかで、そんな気持ちはすぐに吹き飛んじゃいました。
「いいねいいね、これはもうすぐに眠っちゃいそう!」
「うん! というより、僕もう眠くて……んっ、ふあぁ~~~……んんぅ……眠気が……」
ベッドに寝転んだら、じんわりとした眠気が僕を襲って、思わず欠伸が出てしまいました。
「あ、着替える? みたまちゃん」
「き、着替えたいんだけど、この巫女服? をどうやって脱ぐのかわからなくて……」
「そう言えば今はみたまちゃんの姿だもんね。……あれ? それにしてはみたまちゃん、全然汚れてないよね?」
「あ、そ、そう言えば……汗臭さもないような……?」
「うん、それは保証する。みたまちゃんって汗をかくと花の香りに交じって、どこか甘酸っぱい香りになるから」
「何で知ってるの……?」
「お姉ちゃんですから」
お姉ちゃんって、妹の汗の匂いも細かく把握してるんだ……。
すごいような、怖いような……。
「んー……もしかすると、こう、ファンタジー的なあれこれで汚れなくなってるんじゃないかな? みたまちゃん、何か心当たりは?」
「こ、心当たりって言われても…………あ。そう言えば、無限活動って言う能力があるけど……」
「ほほう! なんだかすごそうな能力! どんな感じ?」
「んっと……どんな環境でも活動できる、って言う能力だったかな。水中でも呼吸を必要としなくなるの」
「何それすごい! いやぁ、みたまちゃんがファンタジーしちゃってるねぇ……」
「あ、あははは」
だけど、あの能力のおかげですぐに問題が解決したわけだもんね。
うん……。
「さて! 明日からはデートだし! もう寝よっか!」
「で、デートって……」
「え? デートでしょ? だって、みたまちゃんは女の子してるとはいえ、元男の娘! なら、血の繋がりのない私と一緒にお出かけをしても、それはデートと言えるんだよ!」
「そ、そう、かなぁ……?」
なんだか暴論なような気もするけど……でも。
「……お姉ちゃんと一緒にお出かけできるのはすごく嬉しい、かな」
「んごほふぅ!?」
照れ照れと、頬を掻きながらはにかむと、お姉ちゃんが鼻血を吹き出して倒れ込みました。
「お姉ちゃん!?」
「あ、あかん……り、リアルみたまちゃんは、あか、ん…………ガクッ」
「お、お姉ちゃーーーーーーーん!?」
異世界に来ても、お姉ちゃんはお姉ちゃんでした……。
◇
翌日。
僕とお姉ちゃんは美味しい朝ご飯を食べてから、早速街を見て回りました。
とは言っても、この街はそこまで発展しているわけじゃなくて、基本的には街一つで完結してしまっているとか。
それによって、娯楽物はあまり発展していないそう。
そうは言っても、僕たちからすれば異世界であることかわりはないので、かなり楽しく歩けています。
「それにしても……みたまちゃん、随分と人気者だねぇ?」
「あぅぅ~~……」
二人並んで(手を繋いでます)歩いていると、ニマニマとした笑みを浮かべながらお姉ちゃんが僕に向かってそう言って来て、僕は空いている方の腕の袖で顔を覆っていました。
というのも、湖の問題を解決した僕のことが、既に街中に広まってしまっているみたいで、すれ違うたびに食べ物を貰ってしまって……あと、撫でられます。女の人たちから。
その間、お姉ちゃんはうんうんとどこか満足気に頷いているのが気になったけど……。
けど、不特定多数の人たちに構われるのは何と言いますか……すごく、恥ずかしい……。
「いやぁ、なんだかこう、こうして歩いてみると、ここが異世界なんだー、って思い知らされるねぇ」
「うん、そうだね~」
お姉ちゃんの言葉を肯定しながら、僕は周囲を見る。
エルフさんやドワーフさんといった、代表的なファンタジー世界の住人さんがいるし、それに魔女という言葉がぴったりな女の人もいたりして、かなり多種多様。
剣や斧、槍と言った武器を持っている人たちだっているし、ちょっとお店を見てみれば、見たことがない不思議な物でいっぱい。
「ねね、どこ行こっか?」
「う~ん、歩いているだけでも楽しいけど……そう言えば街の外ってどうなってるんだろう?」
「あ、いいね! ちょっと見てみる?」
「うん! 街もいいけど、ちょっとだけ街の外も見てみたい!」
「よーし決まり! じゃあ行こ!」
「うんっ!」
というわけで、まずはとばかりに、僕とお姉ちゃんは一度街の外を見てみることにしました。
一週間もあるんだし、この街の宿屋さんに泊まっているので、どうせなら先に見ておきたいから。
僕とお姉ちゃんはちょっとうきうき気分で街の外へ向かっていたんだけど……。
「あれ? なんか、人が多いね?」
「うん……どうしたんだろう?」
ふと、街の外に近づけば近づくほど人が増えていました。
見れば、武器を持っていない人、多分一般の人たちの方が多くて……なんだろう、野次馬なのかな?
何かあったのかなぁ、なんて二人で思いながら先へ進んで行くと……
「うっ……」
そこにいたのは、血まみれになって地面に寝かせられている男女入り混じった人たちでした。
見れば、体に大きな爪のようなもので抉られたような傷があって、そこからはどくどくと血が流れているようでした。
「椎菜ちゃん、見ない方がいいよ」
大量の血を流している光景を見てしまった僕は、あまりにもショッキングな状況に、思わず口元を押さえてしまいました。
そんな僕を心配してか、お姉ちゃんが優しくそう言ってきたけど……。
「あ、あの、す、すみません。あの人たちはその、一体何が……」
けど、一度見てしまった光景が気になった僕は、近くにいた男の人にあの状況について尋ねていました。
「あぁ、なんでもこの近くに現れたデスベアーって強力な魔物と戦いになったみてぇでな? んで、倒したらしいんだが、見ての通りかなりのダメージを受けちまったらしいんだ。今、軽傷で済んだパーティーメンバーがポーションを買いに行ってるが……間に合うかどうかってとこだし、何より……助かるかどうか」
そう言う男の人は気の毒そうな顔を浮かべました。
異世界……すごく綺麗な場所だと思ったけど、やっぱりこういう危険なこともあるんだ……。
「あ、あの、回復魔法を使える人って、いないんですか……?」
「回復魔法? 嬢ちゃん、ありゃぁまともに覚えられる奴は少ないんだよ」
「そ、そうなんですか……?」
「あぁ。できて、ちょっとした傷を治す程度だ。あそこまで重症な物を治すってんなら、それこそ上級以上じゃなきゃぁ……」
「な、治せるんですね!?」
「お、おう!? ま、まあな。上級以上だったらな」
上級以上なら治せると聞いて、僕は思わず大きな声を出してしまいました。
「みたまちゃん、もしかして……」
そんな様子を見ていたお姉ちゃんは、もしやと声をかけてきました。
「うんっ……! 一度見ちゃったんだもん。助けないと!」
「だ、大丈夫? は、吐かない? ほ、ほら、血まみれだし……」
「ちょ、ちょっと辛いかもしれないけど……で、でも、見殺しにしちゃう方が辛い、かな」
もちろん、話したことも無ければ、別の世界の人だから、僕に関わりがないといえばそうなんだけど……あんなに辛そうで、苦しそうな顔を見てしまった以上、元の世界に帰った後、僕は間違いなく後悔すると思うし……時折思い出しちゃうと思う。
だから、治せるなら、治さないと……!
「す、すみませんっ! ちょっと、通してくださいっ!」
と、僕は周囲の人たちにそう言いながら、人ごみをかき分けるように、怪我人の人たちの所へ向かいました。
近くで見ると、思わず吐き気が出てしまったけど、目の前の人たちに比べたらなんてことない、そう思って込み上げ来るものを押し戻して、僕はすぐ傍へ。
「じょ、嬢ちゃん……な、なんだ、い、いきなり……」
と、20代後半くらいのカッコいい男の人が、震える声で僕に声をかけてきました。
いきなり見知らぬ人がいたら驚くと思うし、ましてや死ぬかもしれない状況で僕みたいな、変な人が来たら怖いよね……でも。
「絶対に、助けますから!」
僕はなるべく笑顔でそう言いました。
問いかけに対するお返事になってないと思うけど、やっぱり苦しい時ほど笑顔でいてあげた方が、相手の人の心もやわらぐと思うんです。
だから僕はにこっと笑顔を浮かべる。
それから、深呼吸を一つ。
魔法の使い方自体は、神様の所でちゃんと覚えたし、大丈夫……きっと上手く行くはずっ!
それに、魔導書を使ったからか、なんとなく魔法の使い方もわかる。
頭の中に浮かぶ使い方に沿って、僕はまず魔力を自分の体の外へ放出して、それを怪我人の人たちに纏わせました。
その魔力を使って、僕は治したいと、強く願った。
水を出したい、そう思った時のように……ううん、その時以上の強さで、僕はこの人たちを治したいと、強く願いました。
すると、纏わせた魔力が若葉のような鮮やかで、優しい緑色に光り出しました。
突然のことに、周囲からは驚くような声や気配を感じたけど、僕は周囲を気にする余裕が無くて、ずっと集中していました。
そうして、魔法を使い続けていると、変化が訪れました。
あれだけ深くて、痛そうなんて言葉じゃ言い表せないくらいの、大きな怪我がみるみるうちに塞がり始めて行き……気が付くと、綺麗に怪我が消えていました。
「ふぅ……あ、あの、みなさん、大丈夫ですか……?」
傷が無くなったことを確認した後、僕は倒れている人たちの安否を確かめていました。
傷は治したけど、これで死んでました、なんてことになったら、すごく嫌だもん……。
と、そんな心配をよそに、みなさんはハッとしたような顔をして、勢いよく起き上がりました。
「なっ、お、俺、生きてる……?」
「オイオイ、デスベアーの野郎の傷が、綺麗さっぱり消えちまってんぞ……!?」
「う、うそっ、た、助かった、の……?」
「き、傷もない! 運よく生き残っても、一生残ると思ってたのに……!」
起き上がるなり、みなさんは驚いたり喜んだり、かと思えば泣きそうになったりと、様々な反応をしました。
「どいてくれっ! おいみんなっ、ありったけのポーションを買って――って、は!?」
そんな時、ふと後ろから切羽詰まったような声で近寄って来る人がいて、抱えるように緑色の液体が入った瓶を持った男の人が現れて、目の前の光景を見るなり、どこか間の抜けた様なそんな顔を浮かべました。
「お、おいおい……おいおいおいおい!? な、治ってんじゃん!? え、は、なんで!? お、お前ら、死にかけてたんじゃ……!」
「あぁ! 俺たちももうだめだと思ったんだが、この少女が回復魔法で俺たちを助けてくれたんだ!」
「おうよ! おかげで傷痕もねぇ! それに、力も漲ってんぜ!」
「ほらほら! すごくない!? あんなに深かった傷がなにもないの!」
「本当にすごかったんだよ!」
「は、はは……そうか……そうかぁ……!」
男の人は、無事を嬉しそうに教えて来る人たちに、酷く安堵したような表情を浮かべて、目端から涙を流していました。
すると、
『『『うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』』』
「ひゃぁ!?」
突然歓声が上がって、いきなりの大音声にびっくりしてしまいました。
な、なになに!?
「嬢ちゃんすげぇ!」
「おいおい、あの傷を一瞬で治しちまったぞ!?」
「ってことは、あの嬢ちゃんは上級以上の回復魔法を使えるってことか!?」
「しかも、治りがとんでもなく速ぇ上に、体力も戻してるみてぇだぞ!?」
「おい、よく見ろ! あの嬢ちゃん、もしや湖の問題を解決してくれた、例の異世界人じゃねぇか!?」
「ほ、ほんとだ!? 問題解決だけじゃなくて、見ず知らずの冒険者の傷を治してくれるなんて……! まるで聖女だ!」
「ふあ!? せ、聖女!?」
今、僕に似合わなさそうな単語が聞こえて来たよ!?
聖女って何!?
「あぁ、そうだ。君にお礼を。回復魔法を使用してくれて、ありがとう。少ないが、受け取ってくれると嬉しい」
僕が笑いかけた男の人が優し気な笑みと共に、何かがぎっしりと詰まった袋を差し出してきました。
これってもしかしなくても……あっ! やっぱりお金!?
「い、いい、いらないですいらないです!? そ、そう言う目的で助けたんじゃないですからぁ!?」
「いや、受け取ってくれないと、困るんだが」
「ほ、本当にいらないんですっ! だ、だって僕、い、一週間しかこっちにいませんから! そ、それに、冒険者ギルドさんからもカードを貰ってるんです!? お、お金を貰っても困っちゃいます!?」
一週間経ったらすぐに帰ろうと思ってるし、お金を貰っても困っちゃうもん!
そ、それに……。
「そ、それに、あの、み、みなさんの武器? だって、その、壊れちゃってたり、ボロボロだったりですし……だ、だから、僕にお金を使うんじゃなくて、みなさんでちゃんとお金を使って、それで、えと、い、いろんな人を助けてくれたら、い、いいかなぁ、って……あの……はぃ……」
自分でも何を言いたいのかわからなくなってきて、最後は尻すぼみになっちゃったけど……でも、ちゃんと僕が思ってることを言った……と思います。
「お、驚いた……あのレベルの回復魔法を行使しておきながら、タダでいいと言うのかい?」
「ふえ……? えと、それはどういう……」
「いやよ、回復魔法ってーのは、覚える奴が少ねぇんだよ。しかも、よくて中級。これでも十分商売になんだが、上級以上ってなると、とんでもねぇ値段になるんだ。ましてや、嬢ちゃんが行使したような、一瞬で重傷を治すような魔法とくりゃぁ、そうさなぁ……まあ、数百万はかかるだろうな」
「すうひゃっ――!?」
この世界の物価がどれくらいなのかはわからないけど、それでも数百万はするの!?
回復魔法なのに!?
「いや、それでも適正価格なの。回復魔法って貴重だから……まあ、上級以上の物を覚える人はみんな人助けが好きな人ばかりで、それくらいとらないとまずいからって、協力者が色々やるの。それでも、連日人が詰めかけるくらいには人が来るけど」
「そ、そんなに……」
でも、そっか……だ、だから、お金を渡そうと……。
「ですが、やっぱり僕にはお金はいりません。さっきも言いましたけど、一週間だけの滞在なので、お金を貰ってもその、困ると言いますか……」
「しかし……」
「さ、さっきも言いましたが、そのお金で誰かのために頑張ってくれると、その、僕は嬉しいです。代金は、それでいいですから!」
「「「「「うぐふっ!?」」」」」
にこっと微笑みながらそう言うと、目の前の冒険者さんたちが、胸を抑えだしました。
え、なに!?
「あ、あなたが女神かっ……!」
「女神様じゃないですよ!? ぼ、僕は普通の……あ、そう言えば今は神子でした……」
考えてみれば、あながち神様と言うのも間違いないんじゃ……で、でも、神子ってたしか、神職の補助の役職だったような……?
「神子……!? ま、まさか、本当に女神様だというのか!?」
「あっ! ち、違いますよ!? み、神子という職業なだけで、ぼ、僕本人は大した――」
「め、女神様だ! やっぱり女神さまだ――!」
「だ、だからちがっ!」
「みたまちゃんは世界一に女神さまだぞ――――!」
「「「うおおおおおおおおおおお!」」」
「違いま――って、お、お姉ちゃーーーーん!?」
もう一度否定しようとした僕は、その声がすごーく聞き覚えるのある人であることに気付いた。
そう、お姉ちゃんでした……。
「みんなー! ここにいるみたまちゃんは! 人の心を癒し、怪我を癒し、そして常に笑顔で明るく接してくれる、とっても可愛らしい女神さまだよーーー!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」」
お姉ちゃんが何かを言う度に、なぜか歓声が上がる。
僕は羞恥が強くなります……。
「お姉ちゃん!? 本当に何してるのっ!? ねぇっ、何をしてるのーーー!?」
「そしてぇ! そんなみたまちゃんが可愛いということは……つまり最強ってことだ―――――!」
「「「Yeahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!!」」」
「「「め・が・み! め・が・み!!」」」
「みたま様最高!」
「超可愛い!」
「私も癒してーーーー!」
「いいぞいいぞ! みんなでみたま教にレッツ入信☆」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」」
「もうやめてぇ!? 僕のライフはもう0だよーーーーーーーーーーーーー!」
異世界生活二日目。
お姉ちゃんの扇動によって、異世界にみたま教ができて、僕の羞恥で染まり切った声が蒼い水の都と、青い空に響き渡りました――……。
お姉ちゃんのバカーーーーーっ!
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【本日のおまけと言う名の余談】
この日を境に誕生したみたま教は、後世にて、クソほど信者を増やして、世界一の大きさの教団になったそうです。
尚、ご神体はみたまの姿を完璧にもした彫像で、製作者は不明だが、ある日アクアフィールの湖から現れたとか。
ちなみに、教義としては至ってシンプルであり、簡潔に言ってしまえば『人のために、優しくなろう。まあ、人助けをしましょう、みたいな感じだと思っていただければOK!
尚、教祖はどっかの姉だが、あれは一週間でみたまと帰還してしまったので、二代目はみたまが助けた冒険者パーティーにいたリーダーっぽい男……ではなく、アクアフィール出身の蒼い髪に白いワンピースを着た女性。なぜか姿かたちが変わらないため、まさか本当にみたま様の加護を!? と思われているが、正体はお察しである(神が神祀ってどうすんだよ)。
さらに、みたまの姿が獣人(実際はちょっと違うが)ということもあって、この世界では地位の低かった獣人の立場が向上しまくり、獣人たちほぼ全員、みたま教の信者になったそうな。
一週間でやべぇな、あの癒し系美少女。
そして、信仰されまくったみたまは実は……と、まあ、色々ありますが、本編には関係ないのでね! このおまけはここまでぇ! まあ、まだ話は続くんですがね。あと2話くらいで収めたいけど……多分無理。けど、三連休なので、もしかすると複数話投稿できるかも! あと、本編も投稿しようと思いますんで、まあ、うん、お待ちくだせぇ!
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