第23話
弁当屋で購入したお弁当を昼食として食べてから俺はミニデビの進化を始めた。
「エッセンスを渡していくぞ。」
「デビデビィ!」
早くちょうだいと仕草するミニデビの姿に可愛いと思いながら、俺はエッセンス販売店で購入したダークエッセンスを1つずつミニデビへと渡していく。
渡される度にダークエッセンスを吸収するミニデビは最後に1番値段が高かったダークエッセンスを取り込んだ。
「じゃあ次はこれだよ。」
「デビ!!」
最後にエネルギーキューブをミニデビに渡した。このエネルギーキューブから進化の為のエネルギーをミニデビは吸収していく。
エネルギーキューブの内部のエネルギーが完全にミニデビに吸収された。すると、ミニデビの全身が光り出した。
ミニデビから溢れた光がミニデビを包み込んでいく。包み込むエネルギーはどんどんと大きさを変えて既にミニデビが余裕で入る大きさを超えている。
それでもまだ包み込むエネルギーは増大を止めずに大きくなり、そうして子供が1人丸々入る大きさになると大きくなっていた包み込むエネルギーも止まった。
そして包み込んでいたエネルギーが縮小していくと、エネルギーは子供サイズの人型に変わっていく。
エネルギーから光が消えて現れたのは俺よりも若干背の高い角と翼の生えた女の子だった。
「幸太!私、進化したよ!!」
「ミニデビなの?」
「うんそうだよ!今はデビルガールだけどね!」
見惚れるくらいの美少女の姿にドキドキと心臓が鳴り惚けてしまうが、目の前のエネモンはこれまで過ごしてきたミニデビだと思うとそれも収まってくる。
「これからも頼むぞ、デビルガール。」
「うん!任せてよ、幸太!!」
むふーと胸を張るデビルガールの姿にやっぱりさっきまでのドキドキしたのは勘違いだなと思い直す。
デビルガールはまだエネルギーデヴァイスのエネモン図鑑で確認したことがないからと確認した。
デビルガール
成熟期 本質ダーク 属性闇
少女へと憧れたミニデビが進化した少女型のエネモン
必殺技
ダークネイルクロー
闇で作られた爪で相手を切り裂く闇属性斬撃技
「なるほどな。物理攻撃になったのか。」
必殺技が遠距離攻撃の特殊技から近距離攻撃の物理技へと変わったようだ。これは戦い方をこれまでとは変えないといけないな。
俺はエネルギーデヴァイスを操作してミニデビからどれくらい強くなったのか、それをステータスを確認して調べることにした。
種族:ミニデビ
世代:成長期 本質:ダーク
属性:闇
レベル:10/10
攻撃力:12
防御力:13
特殊攻撃力:20
特殊防御力:17
素早さ:16
特性
闇属性攻撃威力アップ(微) 闇属性攻撃耐性(微) 飛行(小)
必殺技
【ミニダーク】
使用可能回数20 特殊攻撃 単体小攻撃 闇属性
技
【体当たり】
使用可能回数∞ 物理攻撃 単体小攻撃 無属性
これがミニデビの進化前の最後のステータスだ。
種族:デビルガール
世代:成熟期 本質:ダーク
属性:闇
レベル:1/30
攻撃力:20
防御力:18
特殊攻撃力:23
特殊防御力:20
素早さ:20
特性
闇属性攻撃威力アップ(微) 闇属性攻撃耐性(微) 飛行(小)
必殺技
【ダークネイルクロー】
使用可能回数15 物理攻撃 単体中攻撃 闇属性
技
【ミニダーク】
使用可能回数20 特殊攻撃 単体小攻撃 闇属性
【体当たり】
使用可能回数∞ 物理攻撃 単体小攻撃 無属性
【ネイルクロー】
使用可能回数20 物理攻撃 単体小攻撃 無属性
次にこれがデビルガールのステータスであるが、どうやら近接の物理攻撃の必殺技を持つからか、特殊攻撃や特殊防御もそれなりに成長しているが、それよりも物理攻撃と物理防御の能力値が育っているようだ。
それでも能力値的には特殊攻撃力と特殊防御力が勝っているから、これからの戦いでも【ミニダーク】は活躍しそうではある。
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