エピローグ

 僕は人生に初めて棒を振ってしまった。あの木箱を開けたせいで、思わず声を出してしまったせいで卒業式は悲劇な状態で幕を閉じてしまった。

 僕は起きた。起きるとそこはアパートのような部屋だった。僕は『なんだ夢か。』と右に四十五度向いた先には、鏡があった。僕は鏡を見て後悔した。あの時、箱を隠しておけばこのような状態にはならなかった。そう、僕は今、十年後の東京のアパートにいるのだった。あの時、浜辺に行かなかったら、あの時、卒業式当日に持って来なければ良かった。僕の頭の中にあるのは後悔と苦しみがずーっと残っていた。僕の青春はダークファンタジー化され、僕の生活は全部変わり果ててしまった。僕が犯した青春ダークファンタジーが幕を開けたのだった。

 僕はどうやって青春ダークファンタジーを乗り越えられるのだろうと思い込んだ。

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男子中学生 Mato @matoyotubasa20086875

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