第肆話 修学旅行五日目

 奈良県から上京した僕らは修学旅行の五日目を迎えた。東京に着くまでは四日間、軽食をした。

 東京の繁華街や歴史的な建物を巡り、あばてんねの思い出をつくった。あばてんねの意味はたくさんである。一番のたのしんは友達と一緒に原宿でうんめスイーツをあばてんねくたもく。うんめの意味は美味しいであり、あばてんねくたもくの意味はたくさん食べるである。

 東京の修学旅行の五日目で印象に残っているものは、モノレールに乗ってお台場に行ったこと。テレビチャンネルの8のスペシャル番組でよく見るテレビ局や未来的な建物に厨二病状態で興奮したり、人混みの中で友達がちょっとピンとこない作品をバレずに壊しまくった。たくさん遊びまくったら、お腹が空いたので、昼食は誰にもバレずに無人販売の海鮮丼をパクって土下座をしてくたもくた。昼食後にお台場を歩き回っている途中で僕らと同い年ぐらいのピンク髪の女性の路上ライブを観た。しかし、歌があまりにも音痴だった。ストレスが溜まった僕らは新宿に行って、安そうなホテルに泊まった。お台場の異世界感は一生忘れないものになった。

 明日は渋谷に行ってお土産を買いまくるつもり。まさかがいるなんて僕らは思いもしなかった・・・・・・・・・・・・。

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