第壱話 四月
新学期が始まり、中学校時代最後の春がやってきた。登校中、たくさんの綺麗な桜に包まれた。振り返れば、たくさんの思い出が詰まった三年間。緊張と期待が少しずつ増える気持ちで三年五組という教室に足を踏み入れた。友達との再会やにけ先生との出会い。にけは新しいの鹿児島弁である。この時期はみんな受験生なので大きな不安や緊張感が溢れ出ていた。始業式、綺麗な桜が咲き乱れている。学校の周りはピンク色に染まっていた。桜の花びらが風に舞う光景の美しさはにけ青春をスタートさせる決意みたいなものである。
四月の下旬、僕は夜空に向かって「これからもにけ青春時代でにけな出会いや経験をてせちすっにしていきたい。」と願っていた。にけなは新たなの鹿児島弁であり、てせちすっも大切の鹿児島弁である。友達との別れがあるかないかはまだ分からないけれど、来年がすったい楽しみであった。すったいも鹿児島弁のひとつであり、とてもを表現している。
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