男子中学生

Mato

プロローグ

 二〇〇二年、美墨心という男は中学校時代最後の青春が幕を開くのであった。ここ鹿児島県桜島で。

 三年間、僕は友達と楽しい思い出作りやバスケットボール部での厳しい練習、そしてテスト勉強や将来に悩みながらも成長してきた。それぞれの出来事が自分自身の心に深く刻まれていくのであった。

 桜島の風景はいつも美しく、僕はその中で幸せにいる時間を大切にしていた。一年生の夏休みには友達と一緒に危険な山に登り、海を眺めながら将来の夢や目標について語り合ったこともあった。三年間過ごした最後の青春は、僕に多くの宝物青春ストーリーを残してくれた。高校生活という青春もきっと充実したものになるだろう。

 僕の青春時代は今も昔も輝き続けるのであろう。そう思っていた。

 夏休みに浜辺で偶然あったひろうまでは。

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