第30話 ネクスト ヒーホー

ヒーハは残りの仲間2体に、お願いして、買い物の完遂と、オヤジには命を預けられる主人に巡りあったと伝えてほしいと、帰ってもらった。


その傍らでは、ヒーホとシーサーが見つめあっていた。


ヒーホ「ワンワンだ」

緑「ガウガウ♪」


いや、犬ではないのだが、まあ似たようなものか。雪と犬なら相性はいいのかも。


「待たせて悪かったな、あとちょっといいか?」


ヒーホ「いいよ。ワンワンがいたから」


シーサーに感謝だな。だいぶ待たせたはずだが、逆に遊べて良かったみたいだ。


「なあ、仲魔になってくれないか?」


ヒーホ「ナカマ?ナカマってともだちのこと?」


「まあ、そうだな、俺たちは、ともだちというより、かぞくかな?」


ヒーホ「かぞくって、パパとかママとかの?」


その時、黒の彼女が芹澤に自分の腕を絡ませてきた。いわゆるスカウトアシストだった。


黒「そうよ、ママとパパのコドモになって、かぞくになろう?」


芹澤も少しドキっとしながら、黒い悪魔がしなだれかかってきたのを優しく受けとめた。


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