第27話 ヒーホとヒーハ
山もちょうど中腹を過ぎたぐらい、相変わらずの連携で、敵を殲滅してきたパーティーの前にその集団は現れた。
「ヒーホー」「ヒーハー」
雪ダルマに帽子をかぶせた、子供のような悪魔、ヒーホ
ハロウィンから抜け出してきたかのようなカボチャが帽子をかぶり、マントをつけ、ホウキにのっている悪魔、
ヒーハ
それぞれが、「ヒーホー」「ヒーハー」と呟いている
ヒーホ × 3
ヒーハ × 3
こいつらは、見た目通りの属性魔法を使う。レベルの高い個体だと、中級の氷魔法、火魔法を使い、範囲魔法をも使いこなす。
俺たちパーティーは、全員が同じ思考にたどり着いていた。
『こいつらか…』
『ガウアウ』(雪ダルマカワイイ)
『我も思うに…』
『あの子達…』
若干、1名違う思考のようだが、好意的なのは、変わりない。
「よし、全力でスカウトするぞ。できれば、まとめて2体だ。」
「攻撃は控えて、現状維持だ。まずは、カボチャのほうからスカウトする」
そう言うと芹澤は、ホウキで
ぷかぷか浮かんだ、カボチャの前に出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます