第25話 阿吽の
敵とエンカウントし、戦闘が始まる
コッパテング × 3
小さなうちわのようなものを振り回し、風の魔法を飛ばしてくる。
芹澤は、後ろのリャナンシーの盾となるように位置取り、手に入れたばかりで試したくてウズウズした気持ちを悟られないように、クールな表情をキープしながら、持国天の小手で風の魔法をはじいた。
「さすがだな」
芹澤は、嬉しくなって呟いてしまったが、この程度の攻撃なら、容易く対処できる。安全面を考えて今回は、はじくことを選択したが、そのまま受けとめることも可能だったろう。
本来なら先制攻撃されることすらなく、退ける敵だが、さすがの仲魔たちなわけで芹澤が小手を試したい気持ちを汲んでの、あえての傍観であった。
満足げな芹澤は、
「GO!」
いつもの合図だ
芹澤と仲魔たちは、お互いの技量や考えも分かりあえている。このパーティーのメインアタッカーの、緑のシーサーは、スキルを温存しつつ、目の前の敵にカミツキ、あっさりと絶命させていく。
一方の赤いほうも、温存しながら槍を放ち、敵を屠っていく。残るもう1匹もシーサーの爪の前にあっさりと片づけられる。
やっぱり連携すげぇな、このパーティー。俺は、腕くみしながら頷いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます