第24話 高尾山

芹澤は翌日、早々に高尾山に向かった。現パーティーのレベルアップないし、新しい仲魔のスカウト、場合によっては、合体による新メンバーへの移行も視野にいれつつ、探索を開始する。

高尾山さんは、登り口の途中から完全にダンジョン化しており、一般人は、ほとんどこない場所となっている。


召喚サモン

すると、いつもの3体が姿を現す。

シーサー

アークエンジェル

リャナンシー


この3体とも、結構な時間一緒にいるな。3体それぞれに、芹澤との繋がりがあるため、感情というか心に想っていることは、言葉にするより直接的に伝わっている。


自分たちのマスターが、危うい状況にあること、そして現状の自分たちでは、盾にすらなれないかもしれない不甲斐なさに落ち込むばかりなのだが、泣き言を言っても、何も変わらない。もっと強くなりたい。3体は各々にそんな焦りのような気持ちをもっていた。そんなことは敵には関係なく、ほどなく戦闘がはじまった。


「くるぞ」


しかし芹澤のいつもの声で、いつものパーティーは、いつもの気持ちで、いつも通りの連携をはじめた。


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