第15話 装備

「嫌な感じじゃない、むしろ心地よい」


やっぱり、芹澤もそんな感覚があるんだな。そうだよな、そんな感じはしてたんだけど。まさか俺の感覚も伝わってたら、少し恥ずかしいなぁと思いながら、フィルさんは、やっぱり姉さんみたいな感じなんだな。芹澤も弟ポジション受け入れてるし。


まあ、仲が良くていいな。ただの取引相手としてじゃない空気感があって、また胸が熱くなってきて、俺の正体は、中年決定だな。


PK「じゃあ、いいや。嫌な感じしないし」

PK「ところで、これなんだけど…」


「防具?小手?」


PK「そう、四天王シリーズの ね」


なんだか、ココロくすぐるフレーズが出てるんですけど、四天王シリーズって。

他にも精霊シリーズとか、四聖獣シリーズとか、英雄シリーズとか、ゲーム好きには、たまらないものがこの世界には、あるんだろうか。


でも防具と言うか、装備って着けてたのか?芹澤を見てもビシッとスーツを着こなしているイメージしかないが。


「これが」


おねぇは、微笑みながら頷いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る