食べ物が持つ力。タンパク質とカフェイン

 糖質制限、バナナダイエット、16時間断食、ナッツ類を食べばましょう。ミネラルも摂りましょう。ビタミンサプリも摂りましょうね。野菜もしっかり食べましょう。――――無数に食べ物についての健康法や栄養学が世間には溢れてはいますが、そこまでの事は望んでいない。


 毎日カロリーメイト食べていても別にいいし、毎日コーラを飲んでいても文句は言わない。食べ合わせが悪いよとか、効果が半減とかなんとか言われても気にするなとはいえる。(無責任ではあるが)


 しかし、責任をもってこれは伝えなければならない。


 とりあえず、『タンパク質』を摂る食事をしているば、大概大丈夫だ。それに、単体で食べるのに飽きてくるから勝手に、つけ合わせで健康になっていくから、健康オタクにならなくとも栄養も知識も事足りる。


 まず『適正摂取量は、体重(kg)×タンパク質1~2(g)』となっている。


 そこは分かった。「なんで『タンパク質』を摂ることが大切か教えてください」と早計な質問を投げかけられた気がするが、そんな君に訊くが『タンパク質を英語でなんて言うか知っているか?』――――そうだな『プロテイン』だ。


 じゃあ、プロテインの語源は?――――おお、ギリシア語で『プロテイオス』『最も大切な物』だな意外と物知りだな。


 ではもう一問、体内にのタンパク質(アミノ酸も含む)何%?――――さすがだ。答えは『大体30%』『水分の次に多い成分』だ。


 もしそれが不足したらどうなると思う?何個かは出てくるとは予想がつく。


 一般的には『血や筋肉の身体を作る』と言われているが、そんなレベルの話ではない。お肌の材料も必然としてタンパク質だし、免疫細胞もタンパク質で構成されていて、内臓も消化酵素もタンパク質だ。


 そして、創作活動に直結する『感性』や『記憶力』『幸福度』『頭の回転の速さ』『運動してできるあの物質』も『脳内麻薬』も『集中力』も『神経に信号送る』のも全部、タンパク質が関わっている。


 もちろん体形維持にもタンパク質が関わっている。足りないと身体がボロボロになるし、筋肉の材料に組み込めなかった余計な脂も腹肉として付く。


 これほど重要なものを取らないという事は、自分でデスマーチを勝手に選んでいるのと変わりない。とはいえ、肉ばかり食べているとお通じがタール状になるから、植物性との組み合わせも考えないといけない。水分も摂る事を欠かせるな。


 そうすることで多くの身体の機能は正常に働く。よりスムーズに動かしたければ、その先の健康について考えて、勉強すると良い。それで軽い医学の知識は手に入る。


――――


 あともう一つみんなの味方だと思い込んでいる『カフェイン』についてだが、これもまた奥深い化学物質だ。口から入れる物質代表として選出しました。


 『カフェイン』と聞いて、「いつも眠気覚ましにお世話になってます」とか「集中力をあげるために役立ててます」とカフェインを神様として崇めている節を持つ人が多いが、あれは『アルコールと風邪薬と同じ『薬物』』であることを忘れてないだろうか?忘れててないだろうか?え?初めて聞いた?そうか。じゃあ効能について話す。


 一般的な効能としては、交感神経を優勢状態にして、痛み止めや眠気、集中力を上げる作用があるのだが、他の薬物でも似たようなものがある。そこは個人で調べてもらうとして、『カフェイン』がなぜこれほどにも崇拝対象になるかを深堀していく。


 結論から言うと『副作用が少なく、摂取が安価で、疲労センサーを騙す効能』があるからである。気になる点が最後にあるが先に前の二つについて触れておく。


『副作用が少ない』つまりは『副作用が存在』するわけですと、小泉構文になりましたが、その内容は『依存する可能性が比較的高く』『薬品的心拍数の上昇による動機』『不眠症になる』などなど、摂り過ぎると日常生活がダメになる副作用があります。


『摂取が安価』という点。一番大きいワンコインを出すだけで、お釣りまで返ってくるレベルの安さと、水分補給代わりにでも飲める飲料が多いため、おのずとして摂取量も増える。しかも『利尿作用』があるため、水分も出て行きやすいためさらに増えるリスクもある。だから、普通の水とか電解質が必要になる場合がある。


 水分不足は『思考力も鈍らせる』症状が出るから水分は絶対取ること。


 一番気になっている最後の『疲労センサーを騙す』ということについてだが、少し脳がどうやって疲れを感じるか、解説をする。


 脳内の細胞の一部に、『疲労を感知する細胞』(鍵穴)があってそこに『疲労を知らせる物質』(鍵)が存在しまして、それが鍵穴に刺さることで疲労を感知します。それで、余計なエネルギーを使うことを疲労という症状で抑制し、休憩を取ることを呼びかける身体の機能です。


 その鍵物質は睡眠とか休憩により、外れたり洗い流されたりして、消費されます。(厳密には違うけど)


 ここで出てくるが今回の主役『カフェイン』ですが、コイツその『鍵』と形が似ているため『鍵穴』に刺さることができるんですね。そうなると『本来の鍵』は刺すことができず、溜まります。


『カフェインに寝取られたんですね』しかも、『センサー反応させず』に刺さることができるため『催眠・寝取られ』という危ない同人誌の構図になるわけですよ。(飛んだ欲張りセットが――)


 そんなヤリチン野郎『カフェイン君』は飽きたら、利尿と共に排出されるんですが、そうなったら、ずっと溜まっていた『鍵物質くん』が取り返すように鍵穴細胞にに刺さりに行って、機能を働かす結果、世間が言う『元気の前借り』『カフェインの副作用症状として、クソ眠くなる』んですね。


 この一度なら良いが、身体の御主人はアホなので「カフェインマシマシ」と更なる寝取られ男優を投入し、また夫である『鍵物質くん』から催眠寝取られをして、疲労センサーを働かせないようにします。


 でも流石に、身体も気付くわけですよ。「あれ?鍵物質くん、まだやってないの早く休憩のチャイム鳴らせよ」とキレるわけで、でも鍵くんは「すみません、先客がいるんで」と律儀に待つんですよ。


 で、鍵穴細胞も「何で?鍵くん来ないの?」となって、どうするか――――優しいですね「穴増やします」『穴増やします』。へ?となるんですが、これが『カフェインの効果が薄れる』理由です。


 もちろん、鍵物質くんは喜んでやりに行くんですよ。結果、ご主人は「疲れた」となって寝るか休めばいいが、もうお分かりですね。


 ご主人『男優追加(カフェイン)~!!」しちゃって二の舞へ。


 それを繰り返した結果、ご主人は『カフェイン中毒者になって、廃人化』すると、愚かですね~。


 ここで一度まとめるが、『カフェイン飲みすぎると疲労センサーがぶっ壊れ』て、脳がカフェインと鍵物質くんに焼かれるという。リアル脳に焼かれてしまうシャレにならない事態になるんですね。


 じゃあ摂らなきゃいいじゃんとなるが、甘い。依存症になった者が、そう簡単に抜けれる訳ねえだろ。世間のアルコール依存症の奴ら見たら分るだろそんなもん。強気にいうが、マジでなんでもそうだが依存症は悪魔だ。


 自分も一時期アイス依存症になって、腹壊してでも食べていたからね。自慢じゃなくて、教訓だ。そのくらい、依存症はヤバい。


 皆さんも変な依存症にならないよう気お付けましょう。自分からはこれしか言えない。どうせ、治せって言っても聞かねんだから。

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