上手いも雑も男女の表現の違いも、応用次第
例1 お母さんは握り締める→(動作、表情追加)お母さんは拳を握り締め、笑顔ではあるが底知れない怒りが透けて見える。→(雑化)お母さんはニコニコしながらも透けて怒っていることが分かる。
何も全部丁寧にやれとは思ってない。読んでも分かるように全部真面目過ぎるのも考えようで読んでると堅苦しくも見えるし、文章としては良いかもしれないが、文の塊になった時に、バツンと切られたような妙な隙が生まれやすくもなる。
確固たる例は以前出した。
川で魚を釣った。
森で薪を集めて、焚火の準備をする。
釣ってきた魚を串に刺す。
火の元の近くに刺して焼く。
みたいな。文章としては良いが、文としてはどうなの?的な物議を交わすことになります。そうはいっても、これを利用して、話すのが苦手な人の思考を啓示したり、子供が必死に何かを伝えようとする描写にも使えるわけで、この雑さが本領発揮するところも多くあります。
それに特徴として、雑な発言ほどサラッと流れやすく(大した情報ないわで流れる)、上手い文章ほど流れが遅く感じる(大概は情報量が多くてそう感じる)作用があります。読みやすさ、という点もそういうところに現れます。
例2 じいちゃんはボケをかます。→(詳細追加)じいちゃんは認知症を患っているのでボケをかまことがあります。→(セリフ付け雑)じいちゃんはオペケペーな人なので布団が吹っ飛んだとかいうボケをかますことがあります。
別にバカにしているわけではありませんが、結構女性に多い表現ですね。男性なら「面白い人」と表現することが多いですが、女性になると「こういうこうこう、あれがこうこうなんだよね」とセリフで文字にするとハッキリしろよと思うが、会話となると、「ホウホウ」と理解してしまうから、怖いか表現ですね。
(男性がやったら、蹴られるのに、相手が女性と判ると仕方ないね~なって逆にチヤホヤ……これ以上は一線超えるからやめる)
このように、現代(これから風の時代)を歩む人間としては違法者扱いされそうですが、蓋開けて自分の批判の真意を知った途端に、そうなるなと理解できるように、蓋開けてみたら、男女で表現全く違う書き方をしているぞと気付くことが多いです。
もちろん、男性でもそのような表現、女性でもはっきりした表現をする人がいますが、これはまた別の要素が絡んでくるので、いつか、そこについて取り扱えられたらいいなと今は考えています。
次に取り扱うのは、『直接表現しなくとも伝える方法がある』ことについて語っていこうと思います。
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