文章の幅を増やすつもりで学ぼう!『どうして?』『なんで?』

 彼女は笑顔になった。相方は不満そうだ。先方は頷く。お母さんは握り締める。じいちゃんはボケをかます。お前らは何だこれと、浮かべる。


 さて、この発言の問題って何なんでしょうね?と煽ってみましたが、勝手に人の作品を評価してきた人間としても、八割方そんな言い方をしている人が見立つ。中には、「これの何が悪い?ちゃんと意味は伝わるよ」と相手の事を考えない後から自分が読んだ時に「どうしてこんな文章を書いたのかな?」となる『文、文章を書いてないだろうか?』というのがここでの本題だ。


 そのため、結構内容解説が細かく多岐に分かれると思う。


 とりあえず、この場では『どうして?』『なんで?』という『描写が足りない』という側面で話を通す。


例1 彼女は笑顔になった→(どうして追加)彼女は好きな貴方からプレゼントをもらって笑顔になった。


 という、文字数は増えますが納得感は出てくることは間違いないです。なろうサイトの方では上記の情報のないものが非常に多く、毎度読み手としては「おいおい、分かるんだけど、何が起きた?どうしてそうなった⁉」と戸惑って話が頭に入って来ないという現象が起きます。


「そこが面白いんじゃないか」と、なろう読者のプロたちに言われるかもしれません。もちろんそこの理解も見識も持ってるし、そのくらい緩いからこそ現代のサブカルと言われていたものが、日本代表みたいな地位にまで上がってきたことは充分どころか、身に沁みて分かっています。


 ですが、それは『根本的なルールや原則、その他の律がしっかりしている』からであって、それが元からない人にそのようなものを与えると、サッカーしようというのに、ボーリングの球持ってきたり、それがダメならとバスケットボールを用意して来るアホにも成りかねません。


 それはそれで面白いですが、やはりサッカーをやりたいのですからサッカーボールが良いわけです。細かいところを詰めると『ルールと原則』に基づき、このボールが良いよねで開発されたのがサッカーボールなので、根本がバスケットボールじゃないとダメと言われたら、そうなります。


 これは余談ですが、サッカーのボールは元々倒した人間の首だった説がありますし、優勝カップのモデルとなったのも生首説がありますから、絶対ダメ!とまでは縛るともりはありません。ただ、余計なケンカをしないために『ルール原則』があることをお忘れなく。そこでケンカするのは本末転倒です。


 それは分かりました。では常に『どうして?』『なんで?』といったところを必ず描けばよいのですね。


「うん、良かったな法律がなかったら、後日、君を両陣営のターゲットにされるサッカーをさせるところだったよ」と前提情報がない人には何いってんだコイツをかましたところで、まさにそういうルールことを考えてなかった人の末路ですが――。


 話を戻して、その気持ちは分からない。初期が冒頭のようなレベルの書き方をしていた人ほど、つまずくことは必須だ。それにくわえて、最初に良い文章は何かと検索をかけると『短くて、メッセージはひとつ!』『まずは結論から!』『箇条書きしましょう』などと、間違いではないものの、ベースがビジネス文章なので小説には向いてません。しかし、その単純なことが書けるスキルにも実用性があるのも確かです。


 そのシンプルさが、《プロット》という設計図を描くのには必要な技術です。(自分はそれをやると、つまらないものができるのでやってない。


 そこら辺は人にもよりますが、だからと言って原律主義を貫いて、生首サッカーをすることは遊び過ぎの領域だとは思います。けれど、情報整理としては上記の単発書きは良いものです。


 ここはあくまで、小説家を目指す人向けの話。事細かくしつこく書くと状況によっては甘すぎるお菓子、満腹時に食べる焼肉くらいキツくなるので、やり過ぎには注意ですね。(後からも同じようなことを言います)


 次の方ではもっと工夫を加えた解説をしますので、続けて読んでいただけると助かります。

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