成長の4段階

「小説なんか小さい頃から読んでるから、最初の項目は素通りですわ」と余裕しゃくしゃくのそこの君。人はどのように成長していくかご存知かな?


 その話をしているわけだが、改めて考えて欲しい。成長って何をもって成長と呼ぶ?できないことが、できるようになることか?人の心を動かせる確率が増えることか?スピリチュアルに言うなら波動をあげていくことか?


 色々出してみたが、それはすべて多くは末端だ。では、本質は何か?


 ・簡単な話『拡大方向に向かって変化すること』=『成長である』。


 「はて、どういうこと?」頭を傾げた人が多い事だろう。今から解説する。


 少なくとも人間という生き物は、4段階、細かく見ていくと22段階ほどの感情によって成長が確認できる生物である。


 まず、成長の四段階について『無意識的無能』『意識的無能』『意識的有能』『無意識的有能』という段階で上がっていくと言われている。ここでいう『無能』は実際に出来るかどうかを指し、できるなら有能となり、『無意識的』とは考えなくともできる状態、したがって『意識的』は思い出したり考えないとやれない状態ことを指す。


 ビジネスの世界でも有名なこの四段階は言い換えると『何も知らない状態』『知識はあるができない状態』『意識すればできる状態』そして『無意識にこれやってと言われたらできる状態』のことを意味する。


 この話でよくされる話として、最初の『無意識的無能』の状態は、結構気分が良くストレスフリーであると語られ。だって、『何も知らない出でやる理由も認識していない』のですから、かかるストレスが極めて低い、この事を『快感』と表記される状態ともいえます。

 

 次に『意識的無能』は、人から教わたり知識として入れて早速やってみるが、意外と難しいと思う時期です。そりゃ、慣れてないので手元が覚束ないし、何年もやっている人からすれば下手くそなのは間違いありません。そのときは『不快』で思い通りにならないから、放棄(蜂起)しやすい時期なので、教える側としても「そのイラつきは理解するけど、頑張れ」としか言いようがない時期でもあります。


 続いて『意識的有能』の段階。一見、峠を越えた存在だろうとその領域を知らない初心者は多いと思うが、達した者ほど「飽きた」「ずっと続けるのはイヤ!」「上手くなっている気がしない……」「早く結果を出さなきゃ」と世紀末伝説状態かよツッコミたくなると思います。これは次に学ぶ22段階ほうで詳しく学ぶ内容なので掻い摘みますが、非常にこの先やっていけるのかと思うくらいの『焦りや圧迫感』を覚えるようになります。


 俗にいう『プラトー』『マンネリ』『スランプ状態』と形容される状態だ。これを越えられるかどうかで、その先の人生が決まると言っても過言じゃない領域です。


 最後というわけではありませんが『無意識有能』に達したとき、人はマリオのスーパースター獲ったかのような無敵気分になったり、悟りを開いたような唯我独尊!的な心境になって、怖いものなしの状態になってしまいます。(できる領域で)


 しかし、前述した通りそれも長続きせず、またできないことにブチ当ったときに、白目向くことになるんですが、前よりかは希望をもってできますので、そんな気にするところではありません。


―――――


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る