成長の心構え

成長の過程を理解しよう

 人生には壁がある。なんてカッコつけて見ましたが、ここで話したいのは『成長』という『過程』の話がしたいんですね。


「成長の仕方なんて人それぞれだし個人差がるだろ!」と言いたいのは分かる。


 はじめたての人間ほど、「自分の想像は凄い」とか、どこぞの最近の書籍事情を訊いて「俺は毎月一冊読んでいるから最強」などと思い上がり、書き始めて難しさを識り、撃沈されていくところを何度も見たことがある。もちろん、それに気づかずに突っ走る人もいることは言う必要もないはずだ。


 そんな一見、上記の通り『人それぞれだろう』と思うわけなんですが、残念ながらそれは勘違いです。道順は違えど当たる壁は皆同じです。


 どう同じかというと、『小説家を目指す』=『書籍を出す』という目的がある以上、その道のりには壁や泥沼、裂け目、時に人の手を借りなければ攻略ができない局面も存在します。


 よく偉そうに『作家は個人戦だ!」「孤独の戦いだ」と語る人を、実録として腐るほど見てきた。このような内容を書いる自分もその一人だった。


 試行錯誤を繰り返し何度もネタを没にしては書き直し。自分の作品星願いのアサンブルにおいても、ミザ(キュヲ)が『本が好きじゃなくて、物語が好きなんだろ』(要約)というセリフを言ってるわけですが、元を辿れば『読書が嫌いな人間の極上の言い分』なワケなので、どれだけ著者(自分)が『読書が嫌いだった』かは推し量れるとは思う。


 そんな自分ですら、とりあえず二巻分の内容を制作(24年7月段階)までに成長できたのだから、ある程度の実証がある。


 一部では「まだまだだろう!」と怒られそうなラインではありますが、このあとの話を知ったら、自分たちもあの憧れたクリエーターたちと同じスタートラインに立っているのでは?と希望と絶望の憧憬が浮かぶことになるだろう。


 さて、これから進む道は一見、花道にも思えるものの、裏を返せば、多くの花々を潰して生まれた道だ。その脇に咲く花に成れるか、その花畑に埋まるかのせめぎ合いの成長のたびへとご案内しましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る