第27話 エピローグ それぞれの日々
「やっほー!みんな、今日も配信やってくよー!」
:わぁぁぁ!
:キタ――――!
:楽しみ!
:今日はどこ潜るの?
「今日はSSランクダンジョン東京中央ダンジョンに潜っていくよ!」
:おおー!ついにそこまでいったのか!
:がんばれー!
「がんばるよ!」
私、柊鈴音は相も変わらずダンジョン配信を続けていた。
邪神戦争から約一か月たってあの戦争で壊れた家とかもだいぶ復旧してきて、みんながいつもの日常に戻った。
みんなに癒しをお届けしたいってことで始めた配信だったけど、邪神戦争で活躍したこともあって本格探索チャンネルという側面と癒し配信の二面をもった。配信に様変わりしていた。
けど、そんな配信も楽しいし、みんなも受け入れてくれてるからずっと続けている。輝夜も強くなって恋人を選びたいと言ってたのが現実となり、家の中でもかなりの権力を持てるようになったみたい、それでも一緒に配信も続けているし、私は今が充実してるんだ!
――――――――――――――
コンコンと扉が鳴る。
「どうした」
「会長宛てに書類です。そろそろ住宅などの復旧が終わったので護衛依頼の終了の報告書と邪神戦争の時の報告書がようやくまとめ終わったので持ってきました」
「ああ、ありがとう。下がっていいぞ」
そういうと受付嬢は下がっていった。
さて、結局全政界でどれほどの被害だったのか...おう...これはひどいな...かなり死者が出てる国もあるじゃないか...支援していかないか...
邪神戦争が終わって一息つけるかと思ったんだがまだだいぶ問題が多いな...これからどうなるんだか...まあ滅びの未来がなくなったんだしかなりいい方に進んでいくんだろうな。
さて、今日も仕事をしようか!
――――――――――――――
私は、空を、飛行機すら飛ばないような上空をのんびりと飛んでいた。
邪神戦争が終わってから一か月。邪神を討伐した私は神格化され本格的に目立ち始めたので適度に趣味の配信をしながら普段は山奥の家でのんびり過ごしている。
私の人生はあのスタンピードからかなり激動の人生だったなと感じる。
あのスタンピードを殲滅したことによって助けた探索者の中に配信者がいて拡散されて、Sランクに昇格して、精霊たちと会って試練を受けて、いろんな情報を聞いたり、神層まで攻略して神々を開放したり...ほんとにいろんなことがあった。
それにしてもこのきれいな青空を守れてよかったなぁ。
私はこれからも地球の守護神としてこの世界を永遠に守り続けるぞ!
死神少女のダンジョン攻略 サクラ @kokoa127
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