第39話
俺が引き当てたスキル効果は…
「いや、まさか泥をかけるだけの性能なんて思わないし…」
そう、泥をかけるだけである。
その場に数秒の気まずい空気が流れる…
「俺を馬鹿にしてるのか!!」
「うわあ!!【ショット】!!」
__キンッ
「ふっ、馬鹿の一つおb…」
『スキルの発動条件を満たしました。』
「なんでだよ!!」
「
__カーン…
「痛っ」
…………たらい落とし…
「もう一回!!【ショット】!!」
「分かったぞ!スキルの発動条件が!!」
「なんだと!!」
「撃ち返すのではなく、避け…」
『スキルの発動条件が満たされました。』
「クソがあ!!」
「今度こそ!!
…………。
ついに何も起きなくなった。
「ここまでよくもまあ俺をおちょくってくれたな。殺してやる。俺が、魔法ではなく、直接斬ってな!!」
__ツルッ…
「は?」
「は?」
こんなところにバナナの皮なんて…
あー、バナナの皮が罠なのか。
こんな強いやつでもバナナの皮で滑って転ぶんだな…
「………へッ。」
「てめえぶっ殺す!!」
「【ショット】」
__ドシュッ…
「おいおいまじかよ…」
「スキル発動の条件、分かったぞ。銃弾を避ける行為が発動条件なんだろ。ならこうやって直に受けてやるよ!!死しても敵を倒す。これが武士道だ!!」
あ……これやばい。
罠スキル、運が乗らないとここまでヤバイスキルなのか…
完全にこいつの逆鱗に触れた。
「〈斬撃の嵐〉」
まずい!!広範囲にわたる斬撃魔法で生成された針の雨、気絶してるジェナに直撃でもしたら…
ジェナには生きてもらわないといけない。
ジェナの体はこいつを倒した後にどこかに隠しておこうと思ってた。
ああ、なんでいつも俺は…
__ドドドドドス!!
「ほう、そのゴミ女を庇って避けずに刺さりに行ったか。幸い致命傷にはなっていないようだな。だが、その出血ではもう体を動かすことはできまい。ここで俺がとどめを刺してやる。」
なんでいつも俺は…
「じゃあな。」
__ザクッ…
柄にもないことを…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます