第5章:覇王決定戦大陸西部選抜戦
最強の男による力とパワーの修行
第21話
「来週行われる全世界覇王決定戦の大陸西部選抜戦についてだが…」
あの事件から1日…
学校が休校になることはなく、普通に朝のホームルームをしていた。
「実行委員を各クラスから男女1人ずつ選出することになった。お前ら実行委員にふさわしいと思うやつを…」
いつも通り学校へ行き、いつも通り席に座り、いつも通り担任が話をする。こんないつも通りの1日が…
「よし、話し合いの結果、実行委員はリンタローとジェナに決定。異論はないな?」
ん?
「え、え?ま、待てって、何で…」
「だってお前、クラスの奴らに指されて何も意見しないんだもん。これは賛成ということだもんな?」
「い、いや、俺はそんな話…」
「聞いてなかったのが悪い!よし、リンタローとジェナは昼休みに実行委員会の集まりがあるから生徒会室に行け。いいな?」
「わ、分かりました。」
「どうしてこんなことに…」
そしてあっという間に午前の授業は終わり、昼休みになった。
「えーと、生徒会室は…」
「おいジェナ、なんで反論しなかったんだよ。」
「できなかったんですよ。ビルトさんとヴァンさんに押されて、断れなかったんですよ。えーっと、階段を上がって…」
あいつらか…
「あ、おーい、君たち2組の実行委員の人?こっちだよ~。」
その時、奥の教室の扉が開き、生徒会長と思しき男が手招きをしてきた。
「よし、全員集合。いいね!じゃあ早速自己紹介から、僕の名前はシーズセン・スルクルス、シーズと呼んでください。クラスは3年1組、一応生徒会長です。」
「俺は副会長のセード・スロイタです。会長と同じく3年1組です。」
生徒会室には全クラスの実行委員が集まり、その場には生徒会も集まっていたのだが…
なんか、生徒会の人数少なくね?
「えぇっと、まず、2年生の副会長は普通にサボり、書記2人はどちらも体調不良で欠席、会計2人は現在別の用事で席を外しております。」
………た、大変なんだな~生徒会って……
会議の内容は、選抜戦のルールの確認、プリーストは何人必要か、観戦形式はどうするかなど、まあすぐに決まるような内容であった。
「いやぁ、思ってたよりも早く決まりました。では、今日の集まりは終わり!明日から放課後に選抜戦の準備を進めるから授業が終わり次第、この生徒会室に集まってください。じゃ、解散!!」
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