第3話 銀行から送り込まれた水原ホタルが次々と仲間をリストラ

 サツキの集客努力もむなしく、市原オーシャンランドの資金繰りは悪化。メインバンクから、人事・広報・企画部長として水原ホタルが送り込まれてきた。薄毛の中年男性なのだが、甘いものが好きでいつもアイスなどを口にしている。体形はやせ型。気難しい性格のくせに、身の回りの整理整頓をほとんどしないという厄介な人物であった。

 その水原により、次々と仲間は解雇されていった。しかし、どうやってもオルカだけは守らなくては。オルカを自然放流?考えたくない。サツキに悪夢が付きまとった。

 市川オーシャンランドの飼育しているオルカは、ムラサキ、フジツボ、スエツム、カオルの4頭であった。

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