第3話

「なんで2人がここに居るんだ?」

「お義父様とお義母様に聞いたから来ました」

「なるほど…。

まあ見ての通り、従魔契約中だから入るなよ」

「分かりました…でも…なんで…ベロチュー…してるんですか!」

「まぁ、神獣との従魔契約だからな。

魔獣との従魔契約なら、血液契約だけですむんだがの」


<遅れて従魔契約場に1人の女性が来た>


「ハイルランド様すみません」

「エイミじゃないか」


<ハイルランド·エイミ

 性別 女性 年齢45歳

 ハイラルの仕事を手伝っており、教会でも働いている>


「こら!マイル君が居るからって、急に走っちゃ駄目でしょ!」

「だって、マイル会いに来てくれないんだもん!」

「そうだよ…」


<双子に注意していると、従魔契約が終わったようだ>


 最大でも1時間だったからな。

 まさか30分もたたずに終わるなんて…。

 どれだけ激しくされたんじゃ…。


<従魔契約が終わったマイルとサエルは>


 ランプが光ってる。

 でも…力が出ない…。

 出せたとしても、サエルに負けるから意味が無い。

 ハイルランド様早く来て。


<2人共離れようとしてないので、ハイルランドがサエルをはがした>


「サエル。

もう従魔契約は終わったのじゃ」

「嫌だ!まだマイルとベロチューしたい!」


 はあ…やっと離れてくれた…。

 離れたのに力が出ないよ…。

 寝たい…寝かせてほしい…。


<マイルは目を閉じ、そのまんま寝ていったのであった>


「マイルー!」

「マイル…」


<2人はマイルの名前を呼び、寝ているマイルに近付いたのだ>


「おめえら誰だ!」


<独占欲が出たサエルは、マイルに近付いている双子に怒っている。

 だが、ハイルランドに持たれているため、双子にはなにも出来ない>


 持ったまんまで良かったわい。

 まさかこんなに怒るとはな…。

 持っていなかったら…戦闘が始まっただろうな。


「ハイルランド様離してください!殺ります!

僕のサエルから離れろ人間!」

「何が僕のだ!俺達のサエルだ!殺りあってもいいぞ!」

「そうだ…」

「まあまあ、3人共落ち着くんじゃ。

殺り合うなんて物騒な事は辞めるのじゃ。

1回3人で話しあってみないかい?」

「ハイルランド様が言うなら」

「ハイルランド様が言うなら」

「ハイルランド様…が言うなら…」

「サエルは預かっとくから、3人で話し合っててね」


<マイルを離し、サエルを持って契約場から離れた。

 3人は中央で座り、話し始めた>


「なあ、君の名前なんだ?」

「僕?僕はサエル。

君達は?」

「俺はハマエル」

「僕は…カエサル…。

サエルは…マイルの事…好きなの…?」

「好きなのかな?

でも…1人占めにしたいと思ってるよ?」

「一緒だ!」

「一緒だ…!」

「一緒なんだ…じゃあどうするの?

誰がマイルを1人占めにするの?」

「それなんだけどさ…3人の物にしない?」

「3人?君達はそれでいいの?」

「俺は大丈夫だ」

「僕も…大丈夫…」

「じゃあ、3人の物にしよう」


<マイルが寝ている最中に、マイルにとって嫌な事が決まった。

 そして、数分前に戻る>


「マイル君どうしたんですか?」

「寝てしまったよ。

それだけ、ベロチューが激しかったようじゃ」

「そうなんですね」

「ちなみに、観るか?」

「何をですか?」

「マイルとサエルのベロチューじゃよ。

男の娘と10歳年上のベロチューじゃよ?」

「え…観たいですけど…犯罪になりません?」

「ワシは神じゃぞ?神が許可するのじゃ。

どうだ?観たいだろ?」

「お願いします!」


 ※盗撮や隠し撮りは犯罪になります。

  絶対にしないでください!

  ハイルランドはこの世界の神です。

  この世界の神だから許されます。


 ごめんなさい、マイル君サエル君。

 貴方達の観させてもらうわ!


 すまんなマイルよ。

 神だけに観させるつもりだったが、見せたくなったのじゃ。

 すまんなマイルよ。


<契約中は遠くから観ていたが、2人の近くに透明カメラが置かれていた。

 そこから数分がたち>


「お母様とハイルランド様なにみてるんですか?」

「2人のベロチューを近距離で観ているんじゃよ。

話し合いが終わったみたいだし、このデーターは送るから、王宮に戻るんじゃよ」

「了解…です…」

「え!?いいんすか!?」

「いいぞ」

「ハイルランド様、良いものを観させてもらいました。

ありがとうございます!」

「あとで送るから、王宮でゆっくり観るんじゃよ」

「私にもいいんですか!?」

「いいぞ」

「じゃあ、サエル君も付いてきてくれる?」

「何故ですか?そもそも、貴女は誰ですか?」

「自己紹介がまだだったね。

私は、ハイルランド·エイミ。

ハマエルとカエサルの母親よ」

「分かりました。

じゃあ、付いていきます」


 3人共数分で仲良くなったようじゃな。

 まさか…マイルよ頑張れ!


「あ!マイル持てないだろうから、ワシが持っていこうか?」

「いいんですか!?ありがとうございます!」


<6人は王宮まで向かった。

 エイミは1人で楽しむために、自分の部屋に向かった。

 マイルを持っているハイルランドは、リビングにある地下室に案内された>


「まさか王宮に地下室を作るなんてな。

設備もちゃんとされてるみたいだが、ここは誰の部屋なんだ?」

「ここはマイルの部屋ですよ。

逃げないよう監禁するための」

「監禁は犯罪だからな。

本当にするなよ」

「分かって…ます…」


 うん…なんかしそう。

 絶対に監禁しそうじゃ!

 監禁しないのに、地下室なんて作らないよ!

 ちゃんと、ロックが掛かってるドアだったし!


「じゃあ、そこに寝かせといてください。

マイルが起きても冷蔵庫とかあるんで、安心してください!」


 どこに安心すればいいんじゃ!?

 飯や飲み物が無くなったらどうするんじゃ!?

 一緒にここにいてあげるのか!?


「じゃあ…リビングで…アニメ…観ましょ…」

「OK」


 うーん…一緒に居ないのじゃな!?

 これ…命令聞かないと、衣食あげませんよ?って脅すやつじゃな!

 それも…この2人の命令じゃ…キツイ命令をするはず!

 サエルがSだったら…うん!絶対にSじゃ!

 Sじゃなかったら、あんなに激しくしないはずじゃ!

 まあ、そのシーンを見させて欲しいものじゃな。


「それじゃあ、ワシは帰るとするよ」

「ここまでありがとうございました」

「ここまで…ありがとう…ございました…」


 <ハイルランドは3人の前から消えた>


「そういばアニメってなに?」

「ああ、サエルは知らなかったな。

アニメってのは、地球って星にある娯楽なんだぜ」

「へー」


<この世界の神が、地球で住んでいる人間を観ていて、娯楽等をこの世界で広めた>

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年下の双子王子に求婚されているが、男に興味はありません! かいとも @kaitomo

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