3節
ねえ、私があなたのいるところに返してあげましょうか?
必要ない!僕は天使の力なんか借りない
あらあら〜あなたはいい教育を受けてるのね
でも、ここは無の間よ。あなたみたいな子供が来るところではないわ、だから、よいしょっ
わぁ!?何をするんだHANASE☆
ほら、よくわからないこと言ってないで危ないからしっかり捕まってないと落ちるわよ
お姉さんが家まで送ってあげるわ
ちょ!?はやい!はやい!うわぁぁぁぁぁ!!
さあ、着いたわよレオンくん
あら?どうしたのかしら?
レオンは放心状態になる
それもそうだルミエラは時速300kmの速さで無の間を旋回しながら飛び続けたので気を失う
ルミエラはしがみつくレオンが振り落とされそうなので、途中から抱きかかえ飛んだ
レオンが目を覚ますとそこは魔界の我が家の前だった。何が起こったか途中から記憶がない
やっと目が覚めたかしら?ほら着いたわよ
あなたの家よ
あれ?お姉さんが僕を送ってくれたの?
そうよ、今はあなたの知ってる魔界であなたの目の前よ、わかるかしら?
うん、わかる…って!?なんで天使のお前が魔界に入れるんだ!?
酷いわ〜私は命懸けであなたをここに運んだのよ
少しぐらいお礼してくれたっていいじゃない?
と、とにかくあ、ありがとう天使のお姉さん!
でも、もうここで十分だ!帰っていいよ
あらあら〜あなたの保護者に合わせてくれないのかしら?
母さんは…(レオン帰ってきたの?)
家の中から女性の声が聞こえる
そして扉を開けてレオンを抱きしめる女性
もう!!レオンどこ行ってたの?あなたがいなくなってどれぐらい私が心配したかわかる!?
3日も経ってるのよ!
それでどこまでいってきたの!?
母さん落ち着いて、僕は無事だよ、ちょっと飛んで遊んでたら遠出になっちゃったんだ…あれ?さっき母さんなんて言ったの?
え?どこ行ってたの?
ちがう!その前の言葉!
3日も経ってるって言ったわよ、だってあなたが出かけたのは3日前よレオン
そう!それ!3日も経ってるの!?僕の感覚だと数時間だよ
バカ言わないでちょうだい今は3の月よ
あなたが出かけのは1の月
ちょっとごめんなさいね、2人とも混乱してるから私が説明するわね
っとその前に初めましてレオンのお母様
私は天使ルミエラよ、よろしくね
て、天使!?レオンあなたなんで天使と一緒にいるのよ!?天使は悪魔の敵よ!
待って母さん僕は不本意ながらこの天使のお姉さんに助けられたんだ
そうでーす私があなたの息子を助けました
いやー本当危なかったところですよあなたの息子さん
え?どう言う意味かしら?今はあなたの話を聞くわルミエラさん
実はレオンくんは無の間にいました。
え!?冗談で言ってますか?ルミエラさん?天使も揶揄うんですね
いや、母さんこの天使のお姉さんが言ってるのは事実だよ、飛んでたら綺麗な雲と青空が広がる空間に僕はいたんだ
ま、まさか!?本当に無の間に!?
だから、そう言ってるじゃないの!話は少し聞きなさいな。それで私が声をかけてあなたの息子さんを助けたってわけ!わかったかしら?
そ、そうなのね…それで私はあなたに何を要求されるのかしら?
レオンの母は震えながらルミエラを見る
まったくもう!どいつもこいつも…と少しイラッとした後やわらかい表情でルミエラは告げる
あなた2人に隷属の刻印を施すわ
私があなたの息子を助けたならあなたにもその”責任”は伴うわよね?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます