新生活、始めよう!
第1話 これは…?ここは…?!
「お疲れ様でしたー」「はいお疲れー」
ふぅ。バイト終わったー。疲れたなぁ……。
僕の名前は
って、これは特徴とは言えるのかな……
他に何か……
動物が好き。とか?いや、別に詳しいわけでもないし。はぁ、平凡だぁ……。「……なんか、なんか面白いこと起こらないかな~」
※フラグ
コツン。ん?なんだ?足に当たったそれは、コロコロと歩道を転がって、小石に 当たって止まった。野球ボール?白くて丸いので、そう見えたのだ。しかし違った。手に持ってみたら、野球ボールにしては重く硬いことが分かったのだ。
何かの機械…?………ハッ!もしかして、モンスターボール…?いや、そんな訳
がない。僕は頭がおかしいのか?
とりあえず、ここは街の中だ。家に帰ったら観察してみよう。
家に帰って————
ドサッ。ベットに倒れこむように寝転がる。ふと横を向くと、バイト帰りに拾った機械(?)が入ったカバンが目に入った。しばらく考えてからむくりと起き上がり、カバンから機械を取り出した。もう一度観察してみると気づいたことがあった。
「あ、ボタンがある」
球体に沿ったフラットな四角いボタンがあったのだ。
……押してみたい。ものすごく気になる!このボタンは何だ?!ぐぬぬぬぬ
「えぇい!おしてしまえ!」 カチリ
「さあ!何が起こ———」
————————————————————————————————
本当に一瞬だった。ボタンを押してから、僕が叫ぶまで
「―—え?!ここどこおぉぉぉぉ!」
目の前には、深い緑の葉が茂る木々が広がっていた。 のだが……
「怖すぎる!どこここ、マジで怖い、やばい、なんで!」
ハッ!そういえば手に持っていたアレは…!急いで確認してみる。確かに手には
あの機械があった。しかし、んんんんんんんん?なぜか透明になってる~!!
しかも球体の中心には赤い光!何なんだホントにぃ!しかし、しかしだ、これで原因はこのオーブだということが分かった!そうであればもう一度ボタンを押し現実世界へ戻るのみ!というか戻れることを祈るのみ!さあ! カチリ
————————————————————————————————
あれから二週間たった(今は大学にいる)。あのオーブは怖いのでもう触れてもいない(現実世界へ戻ったらオーブの色も戻ったのが余計怖かったので部屋のすみに札を貼って置いてある)。あれは夢だったのか?いや、そんなはずはない。だけど、あんなこと、現実で起こるはずが…そんな考えを巡らしていたあたまのなかに、突然大きな声が響き渡る。
「おいおいおいおい!シャケた面してんじゃねえよ!」
今後ろから肩を組んできたこいつは
「何だよ鮭た面って、しけた面だろ!腹減ってんのか?」
思わず笑いがこぼれる。
「はぁ?!しゃしゃ、鮭なんて言ってないですー。」
翔はそう言ってから、またごにょごにょとこうつぶやいた。
「腹は減ってるけど…
はっ!そうだ!飯食いに食堂いこーぜ!」
「はいよ」
半分呆れながらも、翔に従うことにした。
食券番号を呼ばれるのを待つ間、少し、沈黙が流れた。僕は迷った。翔にあのオーブのことを話そうか。.......よしっ!話そう
「なあ翔、何かなぁ、この間なぁ」
「うぉっ!なになに 怖い話ぃ?」
うわぁ、こいつめっちゃ食いつくじゃん。
「いやぁ、まぁな、怖い話っつうかな」 僕がためらっていると…
「いいんだよぉ こうくん話してゴラァん」
うわっ、なんかウザっ。
「話すのやめようかな…」ボソッ
「ちょぉーい!ごめんなさい!!話してください!!」
「じゃ、じゃあ」そう言って僕は翔に話し始めた。
——————
一部始終、話し終えて、静かに聞いていた翔は言った。
「うをぉ!なんかいいじゃん!」
「えぇ?そうか?」
まったく共感できない。怖いだろこんなの…
「すげぇなぁ!もう一回行ってみろよ異世界!!」
「てか異世界なのかもわか」
「あ!食券番号156!俺だ!取り行ってくる!」
翔はそう言って食券片手に行ってしまった。
…はぁ。行くか~。「異世界」
ためらいながらも、決意したのであった。
のんびり異世界暮らし、1話どうでしたでしょうか。かなり長くなってしまい
ました。アドバイスなどあればお願いします!
それでは次回予告!
次回!第二話 小心者 川瀬 コウ 異世界へ行くのだ! お楽しみにー!
なんてね えへへ(〃´∪`〃)ゞ
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