イスカリオテ 労働革命演説(1月12日)
「革命を目指す同志諸君。お集まりいただき感謝する。
我々人類は60年前、人類としての絶頂期が到来していた。栄えある我等労働者に対する背後からの一突きは、あらゆる労働者と歴史的観点による人類の英知を分断した。
それは誰のせいか!
そうだ!忌々しきロボトミーカンパニーと製造された心の持たない機械群!
これに我々の両親、祖父母、多くの労働者が反AIゼネラル・ストライキを行い対抗した。その労働争議は失敗に終わったが実に有意義なものであった。
その労働革命を!
我等労働者による、この脅威に対抗でき得る唯一の防波堤を構築するのだ!
我々労働者に腐った服従を考える者など一人たりともいない!
私の正面に座っているのは政府に捨てられた軍人達だ。その内50人が国家のために戦い傷痍した勇士だと私は知っている。彼らの背後は第四次ラッダイト運動に参加した元工場労働者諸君の席だ。軍人、医者、科学者、芸術家、技師、建築家、教員に公務員、各官庁職員達、この空間にはロボトミーによって捨てられた労働者達が満ち満ちている。今、この場の共同体は国家の労働者、評議会を象徴しているのだ!
ロボトミーカンパニーの資本家どもはこう主張している。私達は反動主義者であり、第二次労働革命は諸君の反感を買っていると。
諸君が革命ではなく隷属を望んでいると!
諸君は労働革命を望むか!
諸君に問う。必要とあらば想像を絶する全面的徹底的な労働革命を望むか!
我等評議会と共に革命の剣となり、銃となりロボトミーと戦い続ける準備は出来ているか!
苦難を共にし最も重い負担に耐える覚悟はあるか!
諸君に問う。勝利を勝ち取るため労働者の団結を高める決意はあるか!
苦難を共にし最も重い負担に耐える覚悟はあるか!
諸君は我等の敵に対してその錯覚と誤った希望を捨て去らざるを得ないと知らしめてくれた。この世界で最も強力な労働者である諸君等は、我等と共に団結し、損害など顧みず勝利をもぎ取ると決意したのだ!
これより先!
我々のスローガンはこうだ!
人々よ立ち上がれ!そして嵐を巻き起こせ!」
我等に自由を!我らは団結している!という同志達の狂信的な声が響き渡る。
input of Paul Joseph Goebbels「Sportpalastrede」
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