労働者Kによる報告書13
本日1月13日、LNS-1600ことイスカリオテが自己破壊を行った。出勤後の金融部のロビーでの自己破壊のようで、原因は''深刻なERROR''。ロボトミーカンパニーは自己破壊に伴い新たにLNS-1600の配備を決定。
やはりあそこまで指導者としての頭角を表してしまうと目をつけられてしまうか。しかし今回ばかりは無駄な時間だったとは言わせない。13回目のリトライにして実を結んできた。
今回彼は自己破壊ではなかったのだ。彼の前例の12回は全て社宅での自己破壊であった。いわば彼は思考の時間に自己破壊を起こしていた。だが今回は金融部のロビーにて自己破壊。彼はロボトミーカンパニーに破壊されたのだろう。
残念だ。
彼は今までの彼の中で一番革命に近づいていた。彼の後を追おうとした奴までいたからだ。彼の革命演説も盛況を極めた。それがいけなかったのだろうが。もう少しでこの会社も終焉を迎えるに違いない。そう思うと酷い快感すら覚える。
しかし今後は行動を考えていかなければならない。あまりにも人気になり、ロボトミーカンパニーに狙われた。
もっと静かにバレないように、彼の言っていた政府を恐れるパルチザンのように。
今後の期待だな。
14回目のイスカリオテ君。
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