第2話 戻ってきました。時間進んで知らない日本なのですが

僕。

赤星コウは、光に包まれ目を開けた瞬間、それはとても懐かしい街並みがあった。


「この暑さ流石日本!」


どうやら僕が帰ってきたのは真夏らしい

普通の人は嫌がるだろうけど僕はこの暑さが懐かしいので本当に感謝だ。

僕が夏の暑さに懐かしんでいると


「え」


と声が聞こえたのでそちらを見ると、僕の腰あたりに何かが当たった。


不思議に思い下を見ると、女の子が僕の腰当たりで泣いていた。


「どこ行ってたのよ! 私を置いて!いつの間にかそんなに背が大きくなって

3年もどこに行ってたのよ。みんな心配したんだから!」


顔いっぱいに涙を浮かべ、その女の子は言ってきた。


この女の子は僕があっちの世界に行く前に、ずっと一緒で幼馴染で家も隣の女の子

【工藤ミズキ】であった。


「ミズキ、痛いよそんなに泣かなくても

ほら昨日も会ったんだし…」


うん?待てよ。

僕は確かあっちの世界に行く前の日にミズキとは会ったはずでも、ミズキは今3年って言ったような。


「ミズキ待って。3年って言った?」


その女の子はまだ腰に抱きつきながら涙を拭きながら


「なに言ってるのよ、コウがいなくなって3年だよ?なに寝ぼけたこと言ってるのよ!

私が周りがどれだけ心配したか!」


あの女神め!普通戻るんだったら前と同じ時間でしょ。それが異世界じゃん!

なんでそのまま時間が進んでるんだよ!


そんな事を考えてるとミズキは顔や体を舐め回すように見つめ始めた。


「コウあなた、背とか高くなったわね?

今高校に入ってるの?私の学校来る?

あ、でも私の学校は危険かもだし。コウが学校来たら他のメスどもが群がるかもしれない

こんなにイケメンに…」


最後の方はごにょごにょと聞こえなかったが

僕は素直に答えた


「今は180cmくらいかな?高校は行ってないんだよね。あ、もしよかったらミズキの学校に行こうかな?」


と笑顔で答えた。その返答を聞きコウの笑顔を見てミズキは顔を真っ赤にしてしまった。


そんな話をしながら、僕たちは僕の家に向かって行った。


「さっき言ってた。高校がなんで危険なのさ?」


さっきミズキと話してた中で疑問に思ってたことを聞いた。


「え?なんでって私冒険者学校だよ?

普通に危険じゃん命落とすかもしれないし」


それを聞いた僕は目を見開く。


「ん!?今冒険者って言った?まさかこの世界ってダンジョンあるの?モンスターいるの?」


「えぇ、もちろんいるわよ?コウがいなくなった3年前からダンジョンとかモンスターとか出てきてね。

それでコウがその時にいなくなったからモンスターにって考えちゃって…」


「ごめん僕全然知らなかったよ。

本当に心配かけてごめんね。でも僕は帰ってきたから!ほら着いた早く入ろ!」


「ただいま!」


コウはミズキの手を取り自分の家に入って行った。



いやいや、日本変わりすぎじゃないですか?

こんなに変わっていいんですか?女神さーん

絶対ダメですよね?この世界でも僕戦うんですか?時間戻してくれよぉ〜!





とある女神

「ウフフ、貴方が置いて行ったのよ?

でもこれのおかげでまた貴方に会えるわ。

それまで楽しみにしていてね?

貴方は私のなんだから。ウフフ」




次の投稿は25日の12時からです!

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