不審に赤、友達A。色黒く光は反る、

A、b

ただの心を。

透過する歌に

鼻歌を並べてみれば

パレットに色彩が並ぶ


歌に色がついたと思えば。

黒い花が咲いた。

怒ってみれば、

そのあとパレットは跡だけ残った。


友達はA 息を切らした。

首に色の赤を彩った。

足は白く赤を混ぜて

鮮やかに彩った。

歩で先に触れただけの

小さな谷は

魔法のように黒い赤の川が流れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『月に道化師』 夏屋うみ @natumika

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ