症状

 あー、だるい。

 これは私のリアルタイムの気持ちです。結構ガチめに、何してもどうしても、だるいんです。課題は明日に後回し、今はこれを書き書き中。


 はぁ……。


 今朝の一件もあってか、倦怠感に加え頭痛まで、きました。でも、食欲はなかなか戻りませんね。


 固形物を食べると、吐き戻してしまうんです。それが、大好きなスルメイカでも、梅干しでも、貝ひもでも、アタリメでも、カルパスでも、豚塩タンでも。


 本当に先日までは笑顔で食べられたものが途端に食べられなくなったんです。店頭で並べられているそれらを見ると「美味そうだな」と思う反面「無理だな」とも思ってしまう。


 それってスゴく苦しいんです。だって食べたいのに、食べられないような状態なんですから。私だって、美味しいものを、笑顔で食べていたいです。それさえ叶わないのは、私の心を蝕んだ、心のせいです。


 明日、明後日と休みなので、その間はゆっくり過ごしたい……って、課題があったことを完全に忘れていました。期末試験の問題の自己採点だそうです。やる意味ある?


 むしろ今の私、二日間ベッドに潜って寝ていた方が得策なんじゃないかなぁ。まあ、そんなこと、学年担任の先生に言ったところで無意味だろうけど。


 「一人だけサボるのはおかしいですよね? そんなこともわからないんですか? 本当に中学生ですか?」


 そう言われるだろうけど、こっちもこっちでサボっているわけじゃないんですって、ね。


 そうです。サボっているわけじゃないんです。私たちはサボっているんじゃなくて、心を休めているんです。風邪を引いたらベッドに潜って風邪薬を飲むのと同じです。


 ここに綴られているのは、私の魂の叫びです。


 健常者には理解できない域に踏み込みかけている、言わば「狭間」を生きる私が現実リアルに感じた思いを、言葉にして伝えているんです。


 狭間って、一番苦しくて辛いです。


 どっちでもないし、どっちでもあるんです。そして、どちらの意見に回っても、私は「聞く側」の人間です。


 毎日毎日、健常者が当たり前だと思うことができずに絶望して、障礙しょうげ者が出来ずに踠く様を見て、私はこれでもマシなのかと愕然とする。


 そんな日々を今まで約十年、送って来ました。


 それが深刻化したのが、今の私です。


 ここからは「過去の自分」について語ろうと思います。

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