第52話

「なんかさぁ、ワクワクするねっ!」


彼女が微笑みながら腕を組んできた


「何が足りないのか分からないねぇ、、、足りなかったら都度買いに行こうねっ!、、、昨日、贅沢したから今日からは節約だよ!、、、聞いても良いものなのか悩んだんだけど君の収入源って何処なの?」


あっ!

ニートだと思ってましたか?


「うん、、、思ってた、、、だってフッカルだし大抵の人はニートって思っちゃうよこの生活だと」


そうですよね?

ニートだし実際に、、、嘘の様でほんと

説明が難しい

高校の時に少し不登校になり

時間が有り余っていたのでお年玉貯金を使い果たして投資をしてみたんです。

それが、奇跡的にハマってお金が増えて

今は、アパートと小さいマンションを購入してそれを貸したりして収入を得ている感じです。


「えっ!ほんとの話し?」


はい、、、風夏に強がり言ってもしょうがないでしょ


「確かに、、、空いてる部屋は無いの?」


お陰様で満室です。

空く予定も無いみたいです。

母が管理しているので分からないのですが

幾ら有るかも正直分かって無いです。


「なんか、、、すごいね、、、言葉が出てこない、、、」


自分でも信じられないです。

お金は人生を狂わせると思っているので

だから、母に聞いて最低限の生活が出来る金額を聞いて毎月、その金額を母から貰う様にしてます。


「君らしいねぇ、、、そう言う所が、、、」


贅沢な生活がしたいですか?


「憧れはあるよ、、、でも、、、好きになったのはお金がある君では無く、、、自殺しようとして私を見つけてくれた君を好きになったからお金なんてどうでも良いよっ!私だって同年代に比べれば稼いでる筈だし」


たしかに、そうですよね

専属してましたもんね


「私だってぇ、、、売れてるんだから、、、」


知ってます。

ののは可愛いから


「あっ!ホテル代は幾らだったのぉ?」


それは、良いですよ

僕が勝手に決めちゃった事なんで


「だめっ!!ぜっっったいにダメっ!!私が嫌だっ!これに慣れたくないし、慣れてしまって君に嫌われるのも嫌だっ!」


嫌わないよ

大丈夫だけど


「怒るよっ!」


分かりました。


僕は彼女にカードの控えを見せた


「意外と安いんだねっ!もっと高いと思ってた」


僕もそう思いました。

もう、この話し辞めましょ

僕は毎月のお金しか持たないので風夏に

なにかと負担かけると思うので


「うんっ!まかせろっ!人気が有るうちは食わせてやるっ!なんてねっ!君は本当にすごいね」


凄いですか?


「うんっ!すごいよっ!」










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