第51話

、、、もちろん、、、可愛いよ


「うん!なんだなんだ?その間はっ!」


最近、その顔よくするよね?


目に力を入れて、頑張ってムッとしている様な表情がとにかく可愛いのだ


「一応、怒ってるんだけどぉ」


そうなんだ?


彼女は表情を変えずに顔で訴えてきている

僕はその顔を見つめて


可愛いよ

風夏


「どっちが?」


小さい声で聞いてくる

目をうるうるさせながら


今日が1番可愛いよ


「ほんとかなぁ?」


うん、可愛い

支度、早くおらわせよっ!


僕は、数日分の着替だけを鞄にいれて

それ以外は置いとく事にした。

もちろん、写真集もイメージビデオも

僕の中の一つの決心だ


母さん、行ってくるね


(はいよっ!あんたの人生が動き出したね、遅いくらいだけど、でも、それで良い目の前の事を丁寧に頑張りなっ!必ずあんたを支えてくれる人、輝かせてくれる人が集まるから大丈夫!)


(風夏ちゃんも、嫌な思いを溜めないで吐き出しなよっ!この子で無理なら家にきなっ!誰よりも理解者になるから!迷惑をかけるのはこの子なんだから遠慮なんかしないでよっ!)


「はいっ!遠慮は無しって事で、お願いします。」


こうして、僕たちの同棲生活が始まろうとしている










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