第50話
僕たちは同棲をする事を決めた。
(いつから、始める?母さんの事は気にしなくて良いからあんたらが決めなっ!)
母は本当に良いのだろうか?
無理してないのか?
不安はやはりあり、日付を決める事が出来ない
すると彼女から
「お母さんの体調とか考えたらきっと決めれずに話しが流れてしまうと思うんです、、、だから、、、今日からスタートさせて下さい」
(うん、、、もちろん良いに決まってるよ、、、私の身体は別に悪いわけではないよ、、、歳だし、、、同年代に比べて疲れやすいってだけで死ぬ病気に患ってるとかでもないんだからね、、、あんたらが幸せで居ることが大事なんだから)
「はい、ありがとうございます。」
(遅くなる前に、持って行く物を纏めなさい)
母に言われ、2人で僕の部屋に向かった。
「急すぎたかなぁ?」
少しびっくりしました。
でも、結果的にコレがベストだと思います。
風夏は大丈夫なの?
「勢いに任せた所は正直あるんだけどさぁ、、、準備とかしてないから、、、でも、2人で足りないものとか買って揃えるのも楽しいかなってぇ!、、、付き合って数日だけどこんなにも安らげるってさぁ、、、運命なんじゃないかなって!」
運命です、、、か?、、、
「あっ!バカにしてるでしょっ!」
いや、、、そうじゃなくて、、、あの日も必然的に風夏に出会ったのかなって思ったら
やっぱり、これも運命なんだなって
「そうだねっ!偶然では無かったねぇ、、、あの時、私は何も無いと言っていた君に何かを与えて、君は私の無くしていたモノを見つけてくれて拾ってそれを届けて、気付かせてくれた、、、君にしか出来ない事で私は救われた、、、やっぱり、、、運命だねっ!」
何か落としたの?
「うんっ!落としたよっ!内緒だけどねっ!」
意味ありげな事を言う彼女を見て
触れられたくない事もあるだろうとそれ以上の事は言わなかった。
「私の作品は持って行くのぉ?」
流石に量が多いですよ
「そかっ!丸い頃の私はもう要らないの?」
あっ!
確かに!
持って行きます!
「えっ!、、、実物が目の前に居るけど、、、」
はいっ!知ってますよ!
だって、この時代の、ののが可愛すぎて、好き過ぎてどうしようもないんです!
「えっ!別れたいのぉ?」
だって過去には戻れないし
未来の風夏はこの先、沢山みれるけど
過去のはコレでしか観れないんだよ
「そうなんだけどぉ、、、分かったぁ!写真集とイメージビデオは持って来て良いけどそれ以外は持ち込み禁止、、、過去のわたしでオナニーも禁止!」
オナニーはしないですよ!
慌てて言ってしまった。
する訳が無い、だって目の前に必ず居るんだからそう言う感情になったら彼女にお願いする。
「したくなったら、、、ちゃんと言う事、、、私が仕事で居ない場合は3ヶ月以内の私でする事!」
どんな、約束事ですか?
「過去の私を好きって言ってくれるのは嬉しいんだよぉ、、、でも、、、今の私が1番可愛いって、、、言ってくれないと、、、やだ、、、」
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