第48話

えっ?

一緒に暮らす?


突然、彼女からの提案で驚いてしまった。


「うんっ!同棲生活しない?」


でも、何処で?


「流石に私の部屋だと狭い様な気がするから、新しく部屋借りるか、、、君のお家とか、、、?」


急にどうしたんだろう?

僕の事が心配で言っているのだろうか

それとも、一緒に暮らしたいと思っているのか一時的な感情なのか

僕は言葉を詰まらせる


「君は、したくない?」


したく無い事は無いです。

ずっと一緒に居たいし、でも、簡単に決めて良いものなのかと


「うん、、、私も行き当たりばったりで言ってないよ、、、君と一緒に居たいし、、、この数日間で凄く君を更に好きになったよぉ、、、私は、君なら許せる範囲が広くなると感じたのぉ、、、普通の人なら嫌な事も君の事なら私は許せちゃうと思う、、、それって、、、君を無償の愛で受け止めるって事だと、、、」


彼女は覚悟を持って言っていると確信した。

そして、僕は


一緒に暮らしたいです。

ただ、母の事が心配で、、、


「わかってるよぉ、、、君がお母さんの事が好きな事も、、、お母さんの体調が優れないことも、、、全部は知らないけど君のお家のことも私なりに考えて出した事だから」


風夏はすごいね

ちゃんと考えて行動ができて

僕には、出来ないよ


「君だって出来てるよ、ちゃんと!そんな卑屈にならないのぉ!君は君にしか出来ない事をしっかりやってる!そうじゃなかったら私は君と付き合ってないっ!」


今から家に来ませんか?

母も居ると思うので


「うん!行こっ!」


僕は母にメールをした。


今から、彼女と大事な話しがあるから

出かけないで待ってて下さい


(はいよっ!何時頃になりそう?)


12時過ぎには着くと思う


(お昼ご飯、用意して待ってるねっ!気をつけて帰っておいでよ)


母に連絡しました。

そろそろ出ましょう


こうして、僕たちはホテルを後にし僕の実家に向かった。
















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