第46話

僕たちは朝食を終えて帰り支度をしている


風夏、、、楽しかった?


「楽しかったよぉ、、、つまらなそうに見えたぁ?」


僕の方がきっと楽しんでたから

どうだったかなって?


「君が楽しいんだからぁ、私も楽しいに決まってるでしょっ!」


「さてっ!終わったよん!行こっかっ!」


相変わらず可愛いと心の中で囁いた。 

何でこんなにも可愛い人がセクシー女優をしているのだろう?

どうして、僕と付き合ってくれているのだろう?


「また、変な事、考えてるでしょっ!?、、、うーん、、、ここに来て座りなさいっ!」


彼女が座っているソファーの下に手招きされ脚の間に座った。

すると、彼女が優しく後ろから抱きしめてくれた。


「私がこのお仕事に興味を持ったのは、学生時代にたまたま観たTVで素敵だなって思った人が居てね、、、君と同じで、、、たまたま、その人がセクシー女優だったの、芯がちゃんとあってカッコよくて、堂々としてて、話す内容も馬鹿っぽく、無くて、それに憧れちゃってこの世界に入ったって感じかな、最初は恥ずかしかったけど作品を作るにつれてもっと良い作品を作りたいって思って、今はどうすれば綺麗にエッチに見えるのかって制作チームと会議して、仕事してるって感じだよねっ!」


彼女は、なんで僕の考えている事がわかるのか不思議で致し方ない、


「君は不細工じゃ無いし、かっこいいわけでも無い、、、悪口じゃないよっ!あの時、君と出会って、助けて、心配になってあの場所に行ったり、救急車のサイレンでドキッてしたりしてさぁ、私もこんな事、初めてでどんな感情か理解するのに時間がかかって、君と再会してやっと分かったんだよねぇ、、、好きって事に、、、私からしたらメチャクチャ運命を感じたの、会話もした事ないのに、、、だから君と付き合えて幸せだよ!」


彼女は僕を力強く抱きしめてくれた。

不安な思いをさせない為に

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