第36話
目的は決まったが何処でするのかが分からない
江ノ島の立地が分からないのである
僕たちは、方向がわからないまま海を見ながら歩いた。
「ねぇね?何処に向かってるのぉ?」
分からないです。
御免なさい
「そうだよねぇ、、、私もわからない、、、」
どうすれば良いのだろう?
これからするんだと思うと緊張して普段の視野より半分くらいしか目に景色が入ってこない
暫く歩き彼女の手が僕の手を強く握り立ち止まった。
「うんっ!」
彼女が指を指している方をみた。
それは紛れも無くホテルだった。
「ココなんてどぉ?」
高そうですね
普通のホテルみたいだね
「そうだねぇ、、、休憩とかじゃダメ見たいだねぇ、、、どうする?」
彼女が求めている
今日、1日甘えたいって言ってたし
悩む必要は無いと思い僕は
考える事なくホテルに入ろうとした。
「いいのぉ?」
良いですよ、もちろん
僕はフロントに行き部屋が空いているかを聞きに行き、一つ部屋だけ部屋が空いていたので悩む事なくチェックインの手続きをした。
鍵を渡され、彼女のところへ向かい彼女の手を握った。
行こうか、、、
「空いてたんだぁ?」
一つだけ空いてました。
「良かったぁ!リゾート地だから無いと思ってたぁ」
確かにリゾート地だから空いていた事が奇跡で運命となぜか思ってしまった。
「どんなお部屋だろうねぇ?」
僕たちは話しながらエレベーターに乗り
目的地の階数のボタンを押した。
「えっ!待って!最上階?」
はい、、、
「高いでしょっ!相談してよぉ!」
えっ?
ここしか空いてなくて
「そうなんだけどぉ!流石にやりすぎでしょ!」
辞めますか?
「むー!心配してんのぉ!」
えっ!
割り勘ですよ
「わかってるわぁ!」
「そうじゃなくて、、、」
大丈夫です。
僕が決めました。
伊藤さんといたくて
「うん、、、ありがと!でもねぇ、、、これからはちゃんと言ってほしいなぁ」
わかりました。
そんなに怒らないで下さい
1日、楽しみましょっ!
そうして、僕たちは部屋に入った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます