第35話
僕たちは食事を終えて
店を後にした。
「美味しかったねっ!」
はい、美味しかったです。
「ねぇね?、、、手とか繋がないのぉ?」
僕は周りのカップルを見てみた
全く気にして無かったけど周りはカップルだらけで手を繋いで歩いている姿が一気に目に入ってきた。
繋ぎますか?
「えっ!申告制なのぉ?」
ご、、、御免なさい、、、どうしたら良いですか?
「君が手を繋ぎたくなったら君が私の手を握れば良いだけだよぉ、、、好きなタイミングで良いんだよ、、、それで私はキュンってするんだから」
分かりました、、、やってみます。
再び僕らは歩き出した。
目的も無く
でも、それが楽しくて幸せな時間だった。
これから、どうしますか?
「どうしようかねぇ?、、、何かしたい事ある?」
うーん
わからないです。
初めてのデートなんで
世間の人達はどんな事してるんですか?
「そうだなぁ?時間も中途半端だしなぁ、、、ご飯も食べたばかりだし、、、お買い物とかして時間潰して、、、夜ご飯食べに行って、、、やっぱりエッチじゃない?」
えっ!
最後がハードル高いです。
「そうかなぁ?意外と自然だと思うんだけどなぁ」
付き合い初めてまだ数日ですよ?
皆んなそんなに早いんですか?
「早いカップルならするんじゃないかなぁ?」
した、、、い、、、ですか?
「また、申告制なのぉ?」
はい
そうです。
「したいよぉ、、、君とねっ!」
彼女は恥ずかしそうに言った
その顔はセクシービデオでも見た事がない顔で本当に恥ずかしそうだった。
そして、僕は彼女の手を握り
僕もしたいです。
彼女が力強く手を握ってきた
それはきっとオッケーのサイン
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