第33話
ただいま
(おかえり)
僕たちは家に入り
彼女をリビングに案内した
「お邪魔します。」
(あらっ!風夏ちゃん!いらっしゃい!)
(あんたは!連れてくるなら連絡してよ!)
着替えだけして出る予定だったから
(それでも、普通はするもんなの)
ごめん、、、
伊藤さん、直ぐに着替えてきますからちょっと待ってて下さい
「うん、、、ゆっくりでも良いよぉ」
僕は自分の部屋に向かい支度する事にした。
(この間は、気を使わせちゃってごめんね、仕事で忙しいのにバカ息子の為に)
「大丈夫ですよぉ、私が普通のOLなら辛い思いさせないで過ごせてるはずなので、出来るケアはしないと私が嫌になりそうな所もあるので」
(そんなに自分を追い詰めない!あの子が役立たずだったら捨てて良いんだからね!)
「私からは絶対にお別れしません、、、あんなに素直で私を第一に考えてくれる人に出会った事なくて、、、学生時代は可愛いってだけでチヤホヤされましたけど好きと言う感情が無くなれば、それでお終いだしこの業界に入っても一緒です。ファンの方は沢山、褒めてくれるけどそこには愛は無いんです。たぶん、、、
だから、、、こんな私をちゃんと好きになってくれて女性として接してくれるだけで幸せなんです。」
(こんな素敵な子が、あの子の彼女なんだよね、、、信じられないよ!、、、あの子は本当に無知だから嫌な思いさせちゃうと思うけど宜しくね)
「こちらこそ、こんな私を受け入れて頂いて、、、私の方こそ宜しくお願いします!」
お待たせしました。
「もっとゆっくりで良かったのに!」
(ほんとだよ!この子は空気を読まないね!)
なんか、、、ごめん
「じゃぁ、、、お母さんまた来ます!」
(いつでもおいで!この子が居ない時でも良いからねぇ!)
僕たちは、家を出て目的地を決めて居ない
1日がスタートした。
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