第25話

ただいま


僕は家に着いた。


(おかえり、、、彼女と共に一夜を過ごして幸せオーラを出しながら帰ってくると思ったら、、、どした?その顔は?)


僕は、母に今日、彼女が撮影と言う話をした


(そかそか、、、撮影か、、、大変な仕事だよね、、、あんたが決めた事なんだから下を向かないの!あんたがそんな顔したらあの子だって嫌だと思うよ、、、罪悪感を感じさせながら働くのって可哀想じゃないかい、、、今頃あんたが嫌な思いしてるんだろうなっとか、、、それを考えてあげなきゃ彼氏なんだからあんたは、、、大丈夫、、、あの子はあんたの事を誰よりも大事に思ってるから)


僕だって分かっている

頭と心が追いつかない今すぐに解決できるならしたいけど


「お家ついたかなぁ?」


(彼女から?ちゃんと困らせない様に返信してあげるんだよ)


分かってる

でも、どうしたら良いのか分からない

心配すると思って返信だけはした


着きました。と


「良かったぁ!」

「休憩中、君は何してるのかな?」


部屋で写真集みてます



「さっきまで一緒に居たのに、もう寂しくなっちゃったぁ?」


丸顔の伊藤さんを観てます


「もぉぉぉ!怒るよぉ!」


だって、、、好きだから


「ありがと!」

「戻るねぇ、また後で連絡するね!」


あぁ、又、始まるのか

これは慣れるのだろうかと思いながら写真集を読み進めていた。

今日はやけに時間が過ぎるのが遅いドキドキも止まらない生きた心地がしない

気分を変える為に散歩をしようと思い家から出た。

目的もない状態で家を出てしまったので

とりあえず、駅に向かった。


「20時くらいに撮影、終わりそうだよぉ、一緒にご飯たべる?」


彼女からのメールだ

撮影って凄い時間かかるんだと思った。


無理してないですか?

疲れてますよね?

遅い時間まで撮影して


「うん、、、疲れてると思う」


無理しないで下さい

僕は大丈夫ですから


「疲れてるから会いたい、、、癒して欲しい」

「ダメかなぁ?」


僕も会いたいです。


「終わったら連絡するねぇ!」


気を使わせていると思うと胸が痛くなる

























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