第22話

「ねぇね?何か緊張してる?」


はい、緊張してます。

女性の部屋はいるの初めてでどうすれば良いのか分からなくて、、、


「そうだよねぇ、、、何かごめんねぇ、、、緊張で疲れちゃうよねぇ、、、」


いえ、、、疲れはしないと思います。


僕は、どうすれば良いのか分からず早く時間が過ぎて欲しいと思っていた。

でも、何で彼女がごめんと言うのか疑問だった。


何で、謝るんですか?

何も悪い事してないのに

と、伊藤さんに聞いてみた


「私の我儘で帰れなくなって、、、」


我儘?


「うん、、、実はねぇ、、、君とまだ一緒に居たくて、、、終電の時間知ってたのに、、、引き止めちゃったからぁ、、、」


えっ!

知ってたんですか?


「うん、、、知ってたぁ、、、ちょっと恥ずかしくて、、、帰らないでって言うのが、、、」


本当に可愛い人だと思った。

普段は大人ぽっく感じるけど、たまに見せる子供ぽっさは本当に可愛らしく好きが加速していくのが分かる


伊藤さん、、、

メチャクチャ可愛いです。


「えっ!こんな事、する子が可愛いのぉ?」


はい!可愛いしもっと好きになります。

1日って短いですね28時間くらい有れば良いのに


「ほんとにそうだよねぇ!でもさぁ、28時間あったら会えてない時間が苦しくなっちゃうよぉ?」


確かに空白の時間も長くなる

それは、今の僕には無理な問題だ


それは困ります!


「ねぇね?、、、私の作品でどれが1番好き?」


えっ!

答えなきゃダメですか?


「いつの私が好きなのか知りたいなぁって」


怒らないですか?


「何で怒るのぉ?絡み観てないから分からないって逃げようとしてる?」


いや、そうじゃ無くて

もちろん、、、今の伊藤さんも好きです、、、


「ひょっとして、、、デビュー時が好き?」


はい!

身体は痩せていて顔は幼くて丸くて

堪らなく好き!です!


「がーん!沢山努力したのにぃぃ!丸顔が嫌で頑張ったのに君から丸顔が好きと言われたらショックだよぉ」


だって、、、胸も少し痩せましたよね?


「むー!言われたくない、、、聞かなきゃ良かったぁ!」


御免なさい、、、

伊藤さん、、、

ギュッてしたいです。


「丸く無くて良いのぉ?」


可愛すぎる!

ドキドキする!

さっきのキスってどうやるんだろう?


しても、良いですか?


「いいよ」


彼女が僕の胸に入ってきた

そして、

彼女を抱きしめた

なんて、気持ちが良いだろう

どんな顔しているんだろう?

気になって彼女の顔をみた


「可愛い?丸くないけどぉ」


僕の心臓がドキドキしている

その事もあって、彼女の細い声が聞こえなく

黙ったまま顔を見ていた。

すると彼女の方からキスをしてくれた。


「ずっとドキドキいってるねぇ、、、まだ緊張しちゃうのかなぁ?」


緊張と言うか

伊藤さんが可愛い過ぎて

未だにこの現実が信じられないっていうか、、、でも、、、現実で、、、


「ずっと君をドキドキはさせられないと思うけど君が私の事をずっと好きで居てもらえる様にするから、、、」


大丈夫です。

僕は好きです。























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