第16話

彼女と僕は部屋に向かった


「君のお母さんは君を溺愛しているねぇ、、、本当に優しい人なんだね、、、君を愛して、、、君の周りも愛してくれる、、、そんな出来た人って余り居ないよ、凄く羨ましいよぉ」


僕は言葉が出なかった。

母の言葉が心に響いて何て言えば良いのか

どんな言葉が良いのか?

悩んでも今は答えが出なそうだ

僕は彼女を見た

本当に泣いていたかの様な顔で余計に何て言葉をかければ良いか分からなくなった。


「ねぇね?君は私の作品を観てみたいのかなぁ?無理に観て私を嫌いになるなら観てほしくないかなぁ、、、お母さんは観なさいって言ってたけど、、、それを決めるのは私でも無ければお母さんでも無く君だからさぁ、、、」


観たいです。

色んな伊藤さんを観たいです。

僕が世界一好きな人の一生懸命をみたいです!

僕も甘えてました、、、伊藤さんの優しさに

ただ、、、1人で観るのは正直無理です。伊藤さんと観て良いですか?


「良いよぉ、、、君の隣で観るよ、、、てかさぁーメチャクチャ恥ずかしいぞぉ!このシチュエーションは!カップルがAV観るのと同じじゃんかぁ、、、企画みたいだし、、、でも君が観てくれるだけでなんか救われた気がするし、、、私も勇気を持って前に進めそうだよぉ、、、いつも君には感謝だよ、ありがと!」




































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