第17話

僕たちは作品を選んだ

彼女のデビュー作品を観ることにした。

胸が締め付けられる様な感じがして逃げ出したくなった

実は僕はそう言った動画を見た事が無い

全てが初めての経験で少し怖くて、、、


伊藤さん、、、お願い事があります、、、


「どしたぁ?怖くなったかなぁ?」


怖いですよ、、、でも、、、自分で決めたので、、、手、、握って良いですか?


「良いよぉ、、、嫌いにならないでねぇ」


はい、、、ならないです約束します。


彼女から手を握ってくれた

とても柔らかく気持ちが良い

インタビューが終わり男優さんが出てきた

僕は、、、嫌いになんかならない

服を脱ぎ始め胸を揉まれている

そして、、、キス、、、行為が進んでいく

僕は涙を流した。

とても綺麗な身体、、、一生懸命さが伝わってきた

いつの間にか声も出てしまっていた

理由は分からない

彼女は強く僕の手を握ってくれて

彼女の肩に僕の頭を乗せてくれた


「大丈夫?止める?」


いや、、、止めないです、、、大丈夫です。


彼女の優しさが全身に染み渡った。

僕は終始、涙が止まらなかった。

涙で余り鮮明には見れなかったが

初めて彼女の作品を観た

彼女が頭を撫でてくれている

僕は涙を拭き払い


伊藤さん、、、僕は、、、あなたが好きです。

やっぱり嫌だけどエッチな部分をみるのは、、、でも、、、嫌いにならないし、、、尊敬します。

伊藤さんがこの仕事を続けている間は彼氏は要らないって言ってたけど、、、僕じゃダメですか?


「またぁ?告白されちゃったぁ!?私で良いのぉ?こんな仕事だよぉ平気?」


はい、、、


「私は、、、君以外、、、考えられないよぉ、、、君じゃなきゃダメなんだぁ、、、一緒に居たい、、、君の彼女になりたい、、、」


僕も伊藤さんじゃないとダメみたいです。

宜しくお願いします。

何も分からないから僕、嫌な思いさせちゃうかもしれないけど、、、


「それは、お互い様だよぉ、一緒に考えて一緒に幸せになろうねっ!」














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