第14話
僕はマックに着きメールの確認をした。
、、、
えっ!
連絡なし、、、
伊藤さんにメールを送りながら注文する列に並びメールが来るのを待つ事にした。
母とどんな会話してるんだろう?
ちょっと気になるが他愛も無い会話だろう
僕に面白いエピソードが有れば少しは盛り上がるだろうけどなんせ何にもない
つまんない人生だったと振り返っていた。
列はドンドン進み僕の順番になったがメールは来なく3人一緒のセットを注文して持ち帰った
ただいま、と言いながら玄関をあがり2人が待つリビングに入った
すると2人は笑いながら僕を迎え入れ伊藤さんにメールして下さいよと言った。
「あっ!ごめんねぇ、お喋りに夢中で忘れてたぁ!」
分からないから同じのにしましたよ
「やっぱりぃ!お母さんの言った通りだぁ!」
母と伊藤さんが顔を見合わせながら笑い出した
(ほんと、あんたは何も分かってないねぇ!全部一緒にしたら苦手な物だったら食べれないじゃない、違うの買ってくれば選択肢が増えるでしょ?あんたは喧嘩しない様にとか考えて買ってきてくれているのは分かるけど乙女心をちょっとは勉強しないとぉ、、、彼女に嫌われちゃうよ!)
なるほど!勉強になりました!
なんか、、、ありがと
でもさぁ、メールするって、、、
「ごめんね、、、冷めちゃうから食べよ!」
僕たち3人は食べ始めた
(お母さん買い物に言ってくるね、伊藤さんはゆっくりするんだよ、せっかく休みなんだからね)
「はい!お言葉に甘えてゆっくりします」
(夕飯はどうする?一緒に食べるかい?)
「迷惑じゃないですかぁ?」
(迷惑な事があるかい?いつも、この子と2人だからつまらないし、たまには賑やかにご飯食べたい時もあるのよ、女子同士の会話って楽しいし)
「ありがとう御座います。お言葉に甘えさせていただきます。」
(はいよー、口に合うか分からないけど一緒に食べようね!)
母は買い物に出かけた。
伊藤さん?
母と何を話してたんですか?
「世間話だよ普通に君の話はしてないよぉ」
そうなんですね、、、
今までつまらない人生を送ってたから
でも、、、
僕は決めていた
これからの人生を楽しく生きたい
出来れば伊藤さんと
「でも?」
いや、何でもないです。
忘れて下さい
「そかそか、ねぇね?君の部屋に行こうよぉ!興味あるんだよねぇ、この年齢の男性の部屋に
男性?違うなぁ、、、君の部屋だから気になるのかもぉ!」
面白いものなんて無いですよ
今まで行った事ありますよね?男性の家なんて
「だぁーかぁーらぁー!君の部屋に行きたい!君に興味があるのぉ!他なんてどうでも良いのぉ!」
何でか分からない
きっと伊藤さんは男性の家に幾度と行った事があるはずなのに、、、
そんな大差あるとも思えない
「君はさぁ、、、私の事、、、尻軽だと思ってるのぉ?職業があれだからって」
そんな事は無いですよ
ただ、僕よりも人生経験豊富だろうし
過去に彼氏だっていましたよね?
その方と、、、
「ひょっとして、、、過去の私を知らないからぁ?モヤモヤしちゃってるのかなぁ?」
そうかも知れないです。
「過去の私を知ればモヤモヤは無くなるのぉ?余計にモヤモヤしない?」
わかりません、、、経験ないから、、、
「私はねぇ、君が好きだよ、出会ってから、そして、これからもだよ、、、約束するよぉ!ファンとかの好きでは無く君が好きだぁ!」
何で?
彼氏でも無いのに?
「そうだよねぇ、、、君は彼氏では無いねぇ、、、彼氏になる自信あるのぉ?」
彼女からの突然の言葉に
何て答えれば良いのか分からなかった。
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