第10話
突然の告白に驚きを隠せない、、、
僕は心臓が破裂するのではないかと心配になるくらいドキドキしていると
またしても、彼女からの驚きの言葉を聞く事になる。
「君の事、、、ちゃんと好きだと思うんだ、、、ほんの少ししかお喋りした事ないけど
雰囲気だったり、、、君から出る素直な言葉はものすごく勇気を貰えてるの本当だよぉ」
なんか、、ありがとう御座います。
褒めてくれて、、、
「私も君を見ていたい、、、どう言う大人になるのかなぁっとか、、、恥ずかしいけど君との時間を過ごす妄想も、、、しちゃったりしてさぁ!」
伊藤さん!
結局のところ、何ですか?
僕は彼女が一生懸命に伝えようとしているのに話を急かしてしまった。
「そうだよねぇ!うん!!君とはお付き合い出来ないって事!ちゃんと伝えないと君の貴重な時間を私如きが使っちゃいけないと思うからぁ」
はい、、、ありがとう御座います。
地球がひっくり返っても僕と伊藤さんが交わる世界線は無かったはずでたまたまのたまたま
この場所が引き合わせてくれただけで、、、
僕は当然、こうなる事は分かっていたけど
目の当たりすると
やっぱり涙が自然と流れ気が付けば声まで出ちゃっていた。
彼女は優しい目をし僕が泣き止むのを待ってくれて
頭を優しくポンポンと撫でてくれていた
この可愛らしさでこの優しさは反則過ぎますよ神様!
「君は本当に素直だねぇ、、、ごめんねぇ、、、期待に応えられなくてぇ」
いやいや
そんな事ないです。
今、ここに伊藤さんが居ると言うだけで奇跡ですから
「ねぇね?私のこと嫌いになりそう?」
嫌いになって欲しいですか?
迷惑なら忘れる努力はします、、、
忘れるなんて出来ないけど、、、
努力します、、、
「嫌いにならないで欲しい!これからもこのよく分からない関係を続けたいぃぃ!」
えっ!?
ファンに刺されないですかね?
「うーん、、、刺されるかもねぇ!」
彼氏彼女の関係にはなれないけど
なんか秘密の友人関係みたいな感じは適度な距離もあるし緊張と緩和がきっと心地よくなる様な気がした。
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